人間
貪欲に快を求め
堕落の底を踏む
炎園に生まれ堕ち
現れれば殺め
そして食らい
流れた血液が唇を伝う
鉄の味のそれにより
自分が生き物であると
初めて分かる
見上げた頭上
曇天はどこまでも続き
そしてそれは厚く
黒灰の色には一切の温もりは無く
そこに希望は微塵もない
繰り返した日常は万年となり
その生き物は
疼く身体に任せて
初めて叫んだ
分からない叫び
得ても分からず
失うも分からず
涙の意味さえ分からないまま
経年を至る頃
天が割れ突き刺す光を見た時
その時だけが
その生き物に
標が授けられる
唯一の救いとなる
生命に優劣を与え競わせ
そこで得る人の情念を喰らうこと
それが小世界(外道)の謀者の目的である。
大世界(正道)の主の意により、霊性を磨く為に産まれた我々は否応なしに続くこの人生レースに参加し研鑽するが、小世界の謀者の策謀により、人間の心のスキを狙いそして利用され疲弊され、場合によっては命を落とす。
目的を持ち生まれた我々を、小世界へと導く謀者の悪巧みから逃れなければならない。
本当の意味での大世界の設計者の目的
そして本当の意味の霊性を高めるには
人々が争い奪い合う事が最適手段ではなく
人々の慈しみと互助敬愛が真の手段となる。
それぞれに与えられる標に気付き、大世界に生きよ。