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結星門の巫女  作者: 安田座


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16/26

16:海の化け物

 

 炎の聖殿での儀式はなんとか成功しましたが、襲撃は予想外だったみたいで、その件も含めて神殿長達が今後について検討をしています。

 そこにはわたしの出る幕は無いので、神聖騎士のイベントを進める事になりました。

 今日は、雷の聖騎士ダリアン様と土の聖騎士アーク様と雷の聖殿に向かいます。

 雷の聖殿は、離れ小島にあるらしく港から船で向かうそうです。

 今、アーク様の馬で港に向かって移動中、そうです抱っこ紐です。もうこれでいいです。イケメンとの密着でとても幸せですから、ふぅ。

 ちなみに、今日は、聖殿に向かうためお二人とも祈心装備、とても凛々しいです。

「アーク、俺は先に行って船を手配しておく、お前はゆっくり来い」

 先頭を走るダリアン様が、アーク様に声をかけた。

「了解っす」

 アーク様の返事、妙に子供っぽいけど癖なのかな。

「ダリアン様、お気をつけて」

「おう」

 ダリアン様は、返事をするとものすごい速さで馬を走らせて行った。

 あ、アーク様と二人っきりじゃ無いですよ。

 今回は護衛の方々が一緒です。左右と後方にそれぞれ二名づつ付いてきてくれています。

 さらに、颯矢さんも別行動で港に向かってるらしいです。

「巫女さん、せっかく海に行くのに魚獲ったりする時間は無さそうだ。

 ごめんな」

 アーク様は、先日の約束の件を覚えていてくれたようです。それだけで十分嬉しいかも。

「いえいえ、いろいろ落ち着いてからで構いませんから、お気になさらないでください」

「そうだな、そのうちいつでも行ける様になるか」

「はい、楽しみにしてます」

 海が見えて来た。  いい天気なので、青い、とても青い海です。 やっぱりちょっと遊びたかったなぁ。

 少し遅れて港町が見えて来た。

 白ベースの建物が海の青にマッチするこの景色は何度見ても感動します。


 港町に着くと、なにやら騒ぎが起こっていました。

 漁に出た船が帰って来ないというのです。

 急いで港に行くとダリアン様が漁師達関係者に話を聞いているところでした。

 行方不明者は十名を超え、化け物に襲われて沈んだという噂も出ているみたいです。

「巫女様、だいたい聞こえたと思いますが海は危険な状態だ。

 だが、化け物とやらの出現条件がわからない。

 海軍を連れて出直すのが懸命かもしれないが、やはり時間が惜しい。

 それに、わし達も調査に加わりたい案件だが、今は儀式が優先……」

 ダリアン様が、厳しい表情で思案している。

「儀式、急いで終わらせましょう」

 提案してみた。 ダリアン様は、わたしに気を使って判断できないのだ。どの道選択肢は無いと思った。そしてわたしもここまでの経験でたぶん度胸がついてきてる。慣れとは言いたくないけど。

 それに、このお二人とは最初から行けそうな気がするのだ。 気がするだけだったらどうしよ。 いや、事件の解決の為にも信じよう。

「御意。

 それでも、危険そうならすぐに戻りましょう」

「判断はお任せします」

「俺も全力で守りますよ」

 アーク様もいつもと雰囲気が少し違った。緊張感があるみたいな、ああ、普段がどうのって事では無く。

「船は借りてあるが念のため操船も俺達でやろう。

 な~に、アークは得意だから任せておけばいい」

「任せとけ、今日は天気もよくて凪いだ海だしな、まぁ風もその分穏やかだけど、師匠が漕ぐから大丈夫」

 アーク様がわたしに向き直って元気よく答える。さっきの緊張感は消えていた。

 あ、漕ぐって、そうよね、モータボートとかじゃないもんね。



 港から聖殿のある島までの距離は一キロメートルほど、だから目視可能です。 大きさはそれなりかな、けっこう木が多いけど聖殿らしき建物の屋根っぽい部分は港からも見えます。

 今、船に乗って向かってます。 半分くらいは来たかなぁ。

 船は漁船らしくそんなに大きくは無いけどまぁゆったりとしてます。 帆もついてますが風がほとんど無いので主な推力はお二人の聖騎士様の腕力頼りです。ダリアン様だけでなくアーク様も漕いでくれています。特にあのフリには意味が無かった様です。

 大きく無いって言ったけど公園のボートに比べるとそうとう大きいので人の力で進んで行くのが本当にすごいです。

 わたしは座ってるだけで申し訳ないけど、素人は邪魔しないのがきっと一番と心に言い訳しています。 船酔いもちょっと不安だったけど、今のところ全く問題無いです。たぶん祈心装備のおかげなのでしょう。

 ちなみに護衛の方々は別な船に乗ったまま港に残って待機されています。 万が一の際に漁師の方々を連れて救助に動いてくれるそうです。



「巫女様もう少し我慢してくれな」

 アーク様が声をかけてくれた。 あと百メートルくらいかな。 島側の船着き場が見えます。

「わたしは大丈夫ですよ。 お二人は休憩されなくて平気なんですか?」

 わたしは、実際、綺麗な景色眺め放題だし、水も澄んでて海の中を覗いてると時間も全く気にならないのです。海は深いからたまにしかお魚見えないけど。

「わしは疲れたから後はアーク一人で頼むな」

 ダリアン様は腰のあたりを押さえている。

「嘘つけっ、手を抜かないでちゃんと漕いでくださいよ。俺に合わせなくていいから」

 アーク様がすかさずツッコミを入れる。

「バレたか、じゃ、巫女様にいいとこ見せるとするか」

 ダリアン様がそういってガハハと笑った時、船が大きく揺れました。

 わたしは船の手すりにしがみついた。キャッっと声が出た気がする。

「来たか」

 ダリアン様は既にわたしの横に居て肩を抑えてくれています。

「でかいぞ」

 海を覗いていたアーク様が驚いて居るのがわかる。 そう、透明度が高い海なのだ。

「巫女様はこのまま掴まっててください」

 ダリアン様はそう告げるとわたしから離れて船の中心に立つ。

「でかいが一匹だ、来るぞ」

 アーク様がもう一度報告する。 それが浮上して来たのだ。

 船の右側面に水しぶきと波を伴って大きな物が浮き上がった。

 大きな頭?体?にそこから直接生えてる様な手?足?には吸盤があってシルエットはものすごくタコっぽい。

 顔は大きな口と牙があってトドかそんな感じで頭から浮き出てる感じ、グロイ、怖い、気持ち悪い、もう気を失いそう。

 そしてとにかく大きい。と言っても、見えてる部分だけでそれで、まだ下は大きいかもしれないです。

「タコ?」

 わたしは思わず見た目の感想を口に出していた。

 同時に、

「イカタ?」

 アーク様が言う。

 この世界に居るこの生き物に似た生物の名前なのだろう。 う~ん、これ食べるのだろうか。

 そして、こういう状況じゃ無ければ吹き出して笑ってたかもしれないとか思っていた。

 ふいに、反対側にも水しぶきが上がった。

 意識が向いて無かったのもあってお二人の反応も遅れたのだと思う。

 そう、見た目から推測もするべきだった。

 水しぶきと同時に現れたのは化け物の足の一本で見事にわたしの胴をくるめて持ち上げた。吸盤の幾つかが肌に張り付くのが分かる。

 勢いで頭のアクセサリーが外れて船の上を滑る。

「しまった。

 戦神っ…」

 ダリアン様が素早く戦神装備へ変身し武器で足を切り払ってくれた。 大きな槍というか薙刀だろうか。

 わたしが勢いで落ちるところをアーク様に受け止めてもらい、くっついてた足もささっと取ってくれた。 結果としては問題無……あっ!

 さっきアクセサリーが落ちたのを思い出し、そして、祈心装備の機能を思い出す……近くの聖騎士の変身に連動するってやつ。

 あの当初気になって試した姿、ビキニアーマー状態だぁ。 今はそれどころじゃ無いのですが。

 ちなみに、化け物は、足を斬られて痛かったのか海へ引っ込みました。

「大丈夫か?

 跡は付いてるが傷は無さそうだね。

 俺の傍を離れないでね。

 最初からそうすべきだったけど、すまない」

 アーク様は申し訳なさそうだ、そしてこの格好には何も言及しない、ありがとうございます。

「こちらこそ、気を付けますね」

 海に引きずり込まれたらどうなるのか、怖すぎる。

「アーク、おまえは巫女様の護衛に専念しろ、こいつはわしが倒す」

「了解っす。 今度手足が来たら砕きます」

 アーク様も既に戦神装備です。 ただ、武器は拳でしょうか、両手を鎧で覆った様な感じです。

 ということで状況は決まった様です。

 そして、水しぶきが左右に上がり足が三本出ました。 一本はダリアン様が切り、わたしに向かってきた二本はアークさんが言っていた通り殴って砕きました。いろいろ飛び散ったけど、わたしには掛からない様にしてくれたのかな。

 それにしても足何本あるんだろう、八本とか勝手に決めれないし、イカなら十本?、イカタだもん、もっと多そう。

「アーク、次に顔を出した時にあれを使う、念のため防御してくれ」

 ダリアン様が海面を見つめながらアーク様に指示を出す。

「了解っす」

 アーク様は即答すると、右拳を甲板に付けた。

 その拳を中心に微かだけど金粉を巻くように波が見えた。

 それから数秒した時。

「雷槍突きっ」

 ダリアン様が気合を込めた様に叫びつつ槍を大きく突き出した。

 合わせる様に大きな波しぶきとともに化け物が飛び出す。

 ダリアン様の槍はその口に突き刺さっていた。タイミングを合わせたのだ。

 化け物は苦鳴の様に唸ると稲光のような光と共に痙攣し始めて数秒後おとなしくなった。

「さすが師匠だ」

 アーク様は、甲板から拳を離しながらダリアン様を称賛する。 どうやら、電気の影響を受けない様にしてくれて居た様です。

 倒せたのね。よかった。

「お見事です」

 わたしも月並みで申し訳無いけど称賛の言葉を口にしていた。

 あっと言う間のことだったけど、ものすごくスペクタクルな展開でもう思考停止状態だったのよ。 それでも、人間相手じゃ無いだけで勝った感をとても感じていました。

「まぁ、そうだな。 雷槍を実際使うなんて初めてだぞ。

 だが、こいつはなんだ、この世界の奴じゃない。

 ……やつらが放った海の獣ということなのだろう」

 ダリアン様は槍を挿したまま船の横に漂わせている。握る手が震えてるのは怒りかもしれない。

 その時、気付くと護衛の方たちの船が近くまで来ていた。

「ご無事で何よりです」

 の後、船に乗ってる人全員が化け物を倒した称賛と喜びを言い続けている。

「こいつを持ってってくれ」

 ダリアン様は照れ隠しの様に向こうの船に近づくように化け物を移動させる。

「お任せください。 港の者達に確認してもらいます」

 向こうの船の方はそう言って化け物の亡骸を引き取るとすぐに港に向かって行った。

「そうしてくれ、もっと早くこうなっていれば……」

 ダリアン様が船を見送りながら呟いた。

「師匠、ここで倒せたのが最善だ。 もう犠牲者は出ない。 それにかたき討ちをしてくれた事はきっと身内の心を少し軽くしてくれるよ」

 アーク様にも聞こえたのだろう。

「生意気言って無いで漕ぐぞ」

「へいへい」

「こいつだけなら、いちおう化け物騒ぎも解決だ」

 ダリアン様が惚けてたわたしに声をかけてくれた。

「そうですね」

 そして定型文でしか返せない。 早く気持ちを切り替えないと。

「それにしてもその姿、お美しいですな」

 ダリアン様、やっぱりそれ言うのね。 恥ずかしいから見ないで欲しいです。

 無意識にどこを隠すべきか両手を上下左右に動かしていた。そして動揺は隠せない。

 さっきアクセサリーを拾って付けたけど特に変化しなくて、たぶん再起動みたいなのが必要なんだろうなと理解しました。

「師匠、とりあえず急ぐんだろ」

 アーク様は漕いでいた。 もしかして話題を逸らしてくれたのかな。

「そうだな」

 ダリアン様も漕ぐのに加わる。

 わたしは、元の位置に戻ってから、装備をどうしようか悩んだ。 祈心装備に戻すか、さらにそこから戦神装備に変わるか。

 う~ん、まだ危険な状態は変わらないから、もうこのままでいいか。

 でも、体は洗いたい、毒では無いみたいだけどなんかヌルヌルが残ってるのが気持ち悪くて。


 一方そのころ、颯矢さんは戦っていた様です。

 港から少し離れた山に怪しい人影を見つけて調べに行くと、先日来現れている者達と同じ黒い鎧でした。

 そこでしばらく様子を見て、試しに遠距離から投擲したところ、あっさりかわすと反撃するでも無く姿を消した。

 しばらく待機し追跡はせず港の様子を見に戻ったら護衛の方々が化け物を持って帰って来て事態を把握したそうです。

 颯矢さんどうしたんだろうと思ってましたけど、そんな事になってたとは。



 それから、雷の聖殿では……

 ダリアン様の神聖騎士の儀式は問題無く完了。でも……。

「断られた……女性以外認めないと言われちまった」

 ダリアン様が、天を仰いでからうつむいた。

「は?」

 アーク様が素っ頓狂な顔と声で疑問符を返す。

「アーク、やっぱりお前も試せ」

 もともとダリアン様だけのはずだったのだ。 二人とも動けなくなると困るのです。

「おうよ。

 巫女様お願いします」

 アーク様は、自信があるのか元気に答えて儀式に望む。

「頑張りましょう」

 わたしも元気に合わせて答える。

 ………………。

「全く何も起こらなかった」

 アーク様は肩を落とす。

「ええと、ダリアン様、女性ならいいんです?」

 話を動かせるかと思って聞いてみる。気になる部分もあるし。

 でも、言ってから少し間抜けな問いをしてしまった気がします。

「いや、女性の雷の聖騎士ってことだと思いますが、何か気になりますか?」

「そうですよね。

 ただ、二人の古の聖騎士様を見たのもあって、もう少し何かありそうな気がするなって」

「ふむ、女性のみしか言われなかったが……確かに何かあるかもしれぬ。

 とりあえずは、仕方無い、聖騎士の選抜からやり直し候補数名で試しますか……女性限定でとか前代未聞、そして性別限定なんて怒るやつ居そうでいやだなぁ」

 ダリアン様は、珍しく本当に嫌そうだった。

「でもよ、あの人ならいけるんじゃね? この際時間ないし」

 アーク様には心当たりがあるのね。

「そうだな、この際選抜の前にあいつで試すか、確かに時間が惜しい……でもなぁ」

「候補がいらっしゃるんです?」

「ああ、一人。

 少し時間をくだされ」

「わかりました、再チャレンジしましょう。

 それに、その方にお会いするの楽しみです」

「ああ、ええと……」

 アーク様が、何か言おうとしてフェードアウトした。あれ?実は言い難そうな人なの? まさか古の人達みたいな?

「大丈夫だ。

 あいつも元聖騎士候補……だ」

 ダリアン様もちょっとだけ自信が無いのだろうか?

「じゃあ、水浴びでもしていきますか?」

 アークさんが明るく提案する。いつも気を使ってくれてるけど、今は話題を逸らした様に思えなくもない。

「できるんですか?」

 願ったり叶ったりですよほんと、島に着いた時、海でもいいから体洗おうと思ったら、砂浜どころか船着き場以外海に触れる場所が無かったのです。

 そして、船着き場の辺りの水深もかなり深いのと、さっきの化け物ほどでは無いけどやばいのが居るとかなんとか、たぶん人食い鮫みたいのだと思います。

 ということで、ヌルヌル付けて儀式してました。 失敗理由はこれかもとほんのちょっと思ったかも。

「ああ、聖殿は通常なら人住んでるからね」

「そうでした」

 そうでした。なんか聖殿に入ると生活感を感じないというか荘厳で緊張するのです。

「こっち」

 アーク様に案内されてついて行くと上から水が滝の様に落ちてくる部屋でした。明かりは天窓から入ってくる自然光です。

「冷たい」

 でも気持ちがいい。

「だが気持ちがいいのぉ」

 ダリアン様も居た。

「ここ、久々だな」

 アーク様も嬉しそうに体を手でごしごししてます。

 そうか男女区別なしなのね、どうせわたしは脱げないし二人とも脱いでないからいいけど。 

「普段は時間で男女を分けております」

 ダリアン様が説明してくれた。

「なるほど」

 ですよね~。

「ですが、今は護衛も兼ねておりますのでご勘弁くだされ」

 そうだった、侵入者が潜伏してるかもしれないのだ。

「俺達の事は気にせず脱いでもいいぜ、見ないから」

 アーク様は無邪気に言ってくださった。

「あ、ええと、お腹のヌルヌル取りたいだけですから」

 なんか答え難いのは、わたしの方が邪なのだろうか。

「アーク、お前の気の使い方は間違ってるぞ」

「えっ?」

「あの、もうその話はいいですから……」

 そう言いながら、二人を押し出しながら部屋を出る。

 全員ずぶぬれですけどね。

 すぐにお二人は祈心装備に戻した。

 すると、一瞬水しぶきというか水蒸気が上がったけど、二人とも乾いた祈心装備になっていた。

 ああ、それで鎧のままだったのか。

「巫女様も、祈心にもどしてみてくだされ」

「きし……ん、はぶっ」

 装備の形状は祈心に戻り、もちろん乾いた。 だけど顔に水蒸気をまともに受けた。 そうです、気になって顔を下に向けて見てたのです。

「慣れるよ」

 アーク様のたぶんアドバイス。

「はい、そうですね」

 慣れるほどやらない気がします。

「それじゃ、帰りましょう」

 一息ついてダリアン様が声をかけてから歩き出す。



 翌日、古の雷の聖騎士様が誕生しました。

 ダリアン様が連れて来られたのです。

 顛末はこうです。

 女性候補者はダリアン様の奥様で、まずは聖騎士にする為あらためて雷の聖殿に行きました。娘さんを伴って。

 奥様が聖騎士の儀式を始めようとした時、突然娘さんが豹変したそうです。

 そうです、娘さんに乗り移ったのです。

 まぁ、聖騎士になるのも実際どういう仕組かもはっきり言ってよくわからないので、素質を持った者が聖殿内に居たら対象になっちゃったみたいな感じだろうかと勝手に納得してます。

 単に好みの娘だったからとかじゃないよね……女性限定要求してくる様な輩だしなぁ、まだ話した事も無いのでなんとも言えないけど。



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