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最終話 蛹の化身
月詠(幽霊)
「全く死んでくれなかった親が
その後、自殺したのはうざく感じたよ
いや、てめぇら俺の前に死ねよってな」
成仏出来ないで
月詠は処女のまま生きている綾乃に今でもとりついて面倒を見ている
月詠(幽霊)
「綾乃…お前処女だったんだな
俺、お前が卒業するまで面倒見てやるよ
俺はさ…人生間違ったんだ
選択肢を切り取られたような生き方だった
だから俺は毒親だと感じた そう感じた時には俺はもう12年の時が流れていた
12年で俺は変わった 全てが闇色に
俺が自殺したのが効いて、親は自殺した ま、どうでもいいけどな
俺は綾乃がずっと引きづって処女だった事、俺は好きだよ
俺は、色々生きたかったよ…
成仏はする気はねぇかな
技術的特異点が来れば、精神アップロードが出来て
量子コードで復活出来るだろうし、俺は綾乃のそばにいるぜ
今度からは永遠に一緒でいてやるよ
復活するその時までな」
蛹とは化身の事である
化身とは無表情である
無表情とは感情的である
感情的とは人である
真田 月詠は最も人間的な人間だったのだ




