#6
文章構成とか下手ですけど温かい目で読んでください(笑)
アカネとの初めての買い物です。
ショッピングモールに到着した俺達はとりあえず最初にお昼ご飯を食べることにした。
適当に店に入り、適当に飯を食う訳にはいかなかった。
なぜならアカネと初めての外でのご飯!!
店選びから自分が食べるものまでちゃんと考えないと!!
なんて色々考えている俺に
「テキトーにここでご飯にしましょう!」
そうアカネが言った先は、某有名なファストフード店だった。
「え?ここでいいの?」
拍子抜けした俺はあることを忘れていた。
アカネはまだ中学を卒業したての子供だ。
オシャレなレストランなど考えていないのだろう。
内心《助かった》と思っていた俺はお金を気にせずお店に入ることができた。
ご飯を食べながらスマホでショッピングモールの地図を2人で見ていた。
アカネは子供だが、やはり女の子である。
行きたいブランドのお店が沢山あるみたいだ。
ササッと食べ終えて、お店巡りをすることにした。
男は女の長い買い物は付き合っていられない生き物だ。
だが俺は黙って買い物に付き合える生き物だ。
アカネは1つの店舗に時間をかけずに次から次えと色んな店舗を見ていく。
ここで気づいたのがアカネの興味があるもの。
女の子だから洋服などはもちろん見て回るが、洋服以上に時間をかけて見ているお店があった。
お土産屋さんのお菓子コーナーだ。
どうやらアカネは甘いものが好きらしい。
お菓子コーナーの時だけアカネの目が《これ食べたい!》と、おねだりの目になる。
これはこれでとてつもなく可愛い。抱きしめたくなったが、相手は子供だ。
「とりあえずお土産は最後にしよっか!」
なんとか理性を保てた俺はそう言って次の店に行くことにした。
最終的にアカネが欲しかったものは高校生になった時に使う、通学用のリュックと携帯ケースだった。
しかも色んな女の子らしいお店がある中、リュックはアディダスだ。(買ってあげた)
携帯ケースはよく分からないフワフワの毛のやつ(買ってあげた)
最近の子はこんなのが好きなのか…俺にはよくわからなかったが
アカネの笑顔だけで満足である。
そしてお土産にショコラを買って帰ることに。
あっという間に終わってしまったが
この日のアカネの表情は今でも覚えている。
まだ幼さがあり、化粧で大人びていても仕草や表情が子供。
買い物をしてる時の横顔。振り向いて話しかける時の顔。
今ではこの時をふりかえると、全てが愛おしい。