小さなガチャガチャと異常な朝
ジリリジリリジリリ(アラームの音)
主人公「ん…もう朝か…眠いな…」
マサフミは目覚まし時計を止めて、まだ眠たそうにゆっくりと起きた。
マサフミ「昨日は飲みすぎたな…。あれ?なんだこの小さいガチャガチャはこんな買ったっけ?」
マサフミの枕元に小さなガチャガチャが置いたあり、それをマサフミは不思議そうに手に取った。
手のひらサイズのガチャガチャをマサフミはじっくり見た後、机の上に置いた。
マサフミ「たぶん昨日ノリで飲みすぎて買ったんだな。よしそろそろ起きるか。」
マサフミは起きてトイレに向かった。
マサフミ「今日大学の小テストだっけ…なんもやってねーや…。」
マサフミは洗面所で手を洗いリビングに行き、リモコンでテレビを点けた。
マサフミ「あれ?なんでどのチャンネルも映らないんだ…故障か?あっついた。…なんだこの文字は…?」
どのチャンネルも映らなかったテレビ画面にいきなり文字だけが映し出された。
これからの世界、あなたが生き抜くためには小さなガチャガチャが必要です。生きるも死ぬもそのガチャガチャが唯一の頼りになります。どうかご無事で。そして生き抜いてください。
マサフミ「どう意味だこれ…?なんかのCMか。でも無音だし…わけわかんないな消そう。」
マサフミはテレビを消した。
バンッバンッバンッバンッ(ドアが叩かれる音)
マサフミ「おい誰だいったい…大学のやつか?それにしてもうるさいな。」
マサフミは少しイラついた様子で玄関に向かった。ドアののぞきあなから誰が玄関にいるのかをマサフミは見ようとした時、異変に気付いた。
唸り声のようなものが玄関から聞こえ、ドアにぶつかり続けている。
マサフミ「うわっ…!!なんだあれ…嘘だろ…」 ドアの向こうにはゾンビの様なものがこちらを向いた状態でドアにぶつかり続けていた。