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Stage1-4 爆弾/胡桃

《浩一郎ビジョン》


 我々パーティーは生物兵器の危険地帯を抜け、ジャングルの出口へと向かった。

 道中、突然上から何かが落ちてきた。何だ? と思って見ると、それはなんと胡桃型爆弾だった!


「伏せろっ!!」


 俺は飛び退いた。と同時に爆弾が爆発する。


「賢者!!!」


 俺は無事だったが、賢者が爆発に巻き込まれてしまった! 無事か!?

 賢者は一応無事なようだった。恐らく爆発と同時に防御魔法を発動したのだろう。傷一つ付いていない。

 これは間違いなく、魔王の手下の攻撃だ。俺は叫んだ。


「おい! 魔王に伝えろ! 勇者浩一郎は、この程度の事では死なんとな!!」




《祖母ビジョン》


 蛾がだいぶ減ってきました。浩一郎はそれで安心したようです。ずんずん進んでいます。

 上から胡桃が落ちてきました。林の中では意外とよくあることです。すると浩一郎は、突然「伏せろ!!」と叫んで後ろに飛びずさりました。

 わたしは訳が分からなかったので何もしませんでした。そうしたら、暫くして浩一郎が立ち上がって「ぶ、無事だったのか……」とか呟きました。それから、ボーギョケーマホー? とかを使ったのか、みたいなことを言っていましたが、わたしはまったく理解できません。最近の中学生はこんなものでしょうか。

 今度は突然、「おい!」とかって叫びました。誰に向かって言っているのでしょう。わたしではないようです。


「マオーに伝えろ! ユーシャ浩一郎はこの程度の事では死なんとな!」


 全く訳が分かりません。でもきっと、最近の中学生はこんなものなのでしょう。

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