異世界から助けを求められる!!
こんにちは。初めての連載ものを練習も兼ねて思い付きのネタで書いてみました。
完結を目指して頑張ります!!
これは幻葉高校の一年C組のクラスで起こった話である。
「みんな久しぶりだな、冬休みに何の問題もなく新学期を迎えられて嬉しく思う。色々あった一年だがこのクラスもこの学期で終わりだ。最後まで油断せず頑張って行こう」
「はい!」
冬休みが終わり高校一年生の最期の学期が始まら──
「それでは出席を取r───」
──なかった
「きゃっ!!」
「なんだこれ?!!」
突如教室の床が輝きだしみんながパニックを起こす
「何だこれは!?みんな!落ち着いて避難を──」
教師が生徒に避難を呼び掛けようとするがそれは間に合わなかった
─────────────────
「う、ここはいったい…?」
気がつくとそこは誰も知らない場所だった
「お願いします勇者様この世界を救ってください!!」
お姫様のような美少女が事態をあまり飲み込めていない面々に対しそう言った
「勇者?いったい何を言っているんだ!??」
「勇者ってあの勇者か!?」
「え?もしかして異世界召喚!??」
「マジかよ、ヤバイじゃん」
一部の生徒が興奮気味に騒ぎだす
「ちょっと!この人が何か話そうとしてるんだから静かにしてよ!」
「悪かった…ごめん」
「すみません続けてください」
「と、とりあえず場所を変えましょうか」
お姫様のような人に案内された場所は学校の教室の倍以上広く机や椅子が全員に用意されていた
「まずは自己紹介から始めましょう、私はスフィアーラ王国第一王女アリス スフィアーラです」
ような人ではなく本当にお姫様であったアリスに続き次々と名前を名乗りあげる
「あ、ああ 私は勇馬高校の一年C組の担任の黒河 竜武という」
「俺は天威 勇牙だ」「私は医南 療」
「わ、私は射野 弾子と言います」「私は売買 商斗です」
「私は音見 楽奈」「俺は影宮 博人です…」
「俺は金田 錬」「神坂 盾だ」「俺は科山 研太」
「僕は我由 翼だよ 」「私は狩森 猟子」「…俺は暗井 隠次」「私は早乙女 聖子よ」「私は思実 考」「修宮 極という」「私は進道 拳瑠だ」「俺は武木 刀夜だ」「建岩 城樹だ」「私は玉愛 姫子」「俺は騙木 手流だ」「俺は鍛鉄 刃」 「知田 賢次だ」「調木 料子よ」「おれは友背 心治だ」「あ…懐九 獣太です…」「農葉 育人です」「運坂 翔だ」
「華魔 咲です」「針山 縫花よ」「私は付従 冥と申します」
「蟲原… 蜜樹です…」「私は四条 麗子よ!」
「ハーハッハ!!我は夢潜 闇という!」
全員の自己紹介が終わるとアリスはこの世界の状況について説明を始めた
「貴方達を召喚したのは先ほど言った通り魔王からこの世界を救ってほしいからです」
魔王を倒してほしいというまるでゲームのような頼みごと、そして自分達で倒さず異世界から倒してくれる人を呼んだ理由について話し出す。
「そして魔王は聖剣でしか倒すことしかできないのですが聖剣を扱うことができるのは勇者の職を持つ者だけなのですが、現在その勇者の職を持つ者がいないため私達は貴方達を召喚しました」
自分達だけでは魔王を倒すことができないと言う
「この世界にはステータスというものがあります。これは個人の能力を女神様の力で可視化したもので、それに表されている数値はこの世界に存在する魔素によって強化された個人の身体能力です。ステータスに乗っている職業というものは女神様によって作られたもので、魔素によって強化される個人の能力の方向をある程度定めたものです。そしてスキルというものがあり、これは女神様によって作られたもので職業と共に得られる職業スキルと個人の才能や努力によって得られる個人スキルがあります。他にも魔術や魔法の違いなど話さなければならないことがあるのですが、長くなるのでこの話しは後程するとしましょう」
話を一区切りしたアリスは全員のステータスを確認することにした
「それでは[ステータスオープン]と言ってみてください」
ステータスと唱えると突如と唱えた本人の目の前に半透明に光る板が出現した
「うわっ!」
「え!」
「これがステータス……」
「ははっ…まるでゲームや漫画の世界に紛れ込んだみたいだな…」
「それではそのステータスに書かれたことを確認してください」
各々がステータスの感想を述べ自信のステータスを確認する
「これが…」
黒河 竜武
職業 #-^。%
level1
筋力 21
防御 18
魔素 15
スキル [§♡▼ん] [▼▼¶♯‡┘♭※] [言語翻訳]
「なんだこれ?読めない…」
ステータスには幾つかの文字に読めないものがあった竜武はアリスにこの事を聞きに行った
「あの、ステータスに幾つか読めないものがあったあるのですが…」
「はい?……これは、ふむ…」
「何か分かりますか?」
「…ステータスに表記される文字がおかしくなることに前例が無いわけではありません。女神様の由来ではない力がそうだったと言われています。」
珍しいことだとアリスは言う
「女神様由来ではない力…か」
「何か心当たりでも?」
「………ある」
「そういった力を持つ者は数奇な人生を歩む者が多いと聞きます。貴方の人生もまたそうなのでしょう」
「…確かにそうだな……」
どこか遠い目をしながら竜武は言った
その時だった
「先生…」
「ん?天威どうした」
「俺の職業、勇者だった」
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