右足の甲
体調管理も兼ねましてジム通いをしています。それが高じて年に1回。地元の10キロのマラソン大会に出場し始めて3年目。そろそろほかの大会にもエントリーしようかな?となりまして今年は、いつも出ている大会の前に隣の湖西市の3キロの大会にエントリーし、いつもの大会。そして地元のハーフマラソンにエントリーをしていました。湖西の大会といつもの大会は11月開催で無事完走。次はハーフマラソンとなるのでありますが、レースは3月と日がありますので、その間。何か無いかな?と……。
2週間前11月18日の月曜日でしたか。豊川市の東三河ふるさと公園に行きまして、そこはひとつの山全体が公園になっていまして、メインの道路は舗装され。車がすれ違うことが出来るだけの幅(整備のかたが使う道。一般のかたは入れません)が確保されていることもありますので、走っても歩いているかたの迷惑にはならない。舗装されていますので道を傷めることも無い。標高差も200m近くあり、頂上までの道のりは2キロ弱と手ごろな時間で上り下りすることが出来ることもありまして、時々立ち寄ってはジョギングをしている場所であります。
その東三河ふるさと公園では年に1回。マラソン大会が催されています。その内容は?と言いますと山の北側の管理棟からスタートしまして、2キロ強掛け200m近く上ったあと、反対側。南側の管理棟に向け同じく2キロ近く掛け山を駆け下ります。駆け下ったところが折り返し地点。で。同じ道を戻ってゴール。と言う8キロの大会であります。以前から興味はありまして、時々
「どんな感じかな?」
とやってみるのではありましたが、大抵。折り返し地点の南側の管理棟で
(……途方に暮れる……。)
上るだけなら良いんです。勿論下るのも問題ありません。ただ
(……下った道をもう一回上るのは勘弁……。)
と管理棟に設置されています輪投げを投げては
(……でも戻らないと帰りの足は無いし……。)
と後悔しながら戻ることを繰り返していたのでありましたが、11月の10キロ直後と言うこともありましてか。今回。その山のコース8キロを走り切ることが出来ました。
その大会は1月末。10キロから2ヶ月。ハーフまで2ヶ月と言う時期でもありますので
(……1回やってみようか。)
となりました。ここで問題となるのがエントリーでありまして、通常。各地のマラソン大会に参加を申し込むとなりますとサイトからエントリーする形になるのでありますが、その大会は各部門の定員が50名と限られていることもありましてか、ネットでの参加申し込みは受け付けてはいません。ではどのような方法が採られているのか?と言いますと
「必要事項を記入した申込用紙と参加料を所定の封筒に入れ、豊川市の体育館で直接エントリーをする。」
と言うモノでありました。公園から体育館までちょっと距離が離れていることに加えまして、この日は月曜日で体育館は休み。でありましたので、エントリーは後日改めて。とその日は家路へと向かうのでありました。
その週の土曜日。11月23日。ネットでの受付が無いとは言え。部門の定員が50名と限られていますので
(そろそろエントリーしないとな……。)
でもただ体育館に車で行くのもなんだな……。で。3月のハーフマラソンの練習も兼ねて少し長い距離を走ってみよう。と思いまして、豊橋の大池に車を停めまして豊川の体育館まで走って、そこでエントリーをすることにしました。距離にして9キロ半。その2週間前に10キロの大会に出たこともありましてか。その日も順調に走ることが出来まして無事豊川の体育館に到着。すぐに受付もわかり。
(久しぶりにわら半紙に文字を書いたな……。)
(わら半紙ってよく汗を吸うし、油断するとすぐ破れるんだよね……。)
と懐かしく思いながら必要事項を記入。参加料を封筒に入れ、エントリー終了。じゃぁ戻ろうか。と体育館を出たところで。
(ここからのルートはどうしようか……。)
普段私は帰り道に電車を使い豊橋駅に戻ることが多く、その豊橋駅から手ごろな距離にあります豊橋公園に車を停めるのでありますが、11月23日は豊橋公園で手筒花火の大きなイベントが開催されているため、駐車することは出来ません。その次善の策として大池を選択したのでありましたが、豊橋駅から大池までは
(……そこそこの距離があります。)
加えて豊川の体育館の最寄り駅は名鉄豊川線の諏訪町駅。時間4本確保され、利便性は高いのでありますが、国府駅ないし豊川駅での乗り換えをしなければ豊橋駅に戻ることは出来ません。そうなりますと乗り換えなしで豊橋駅まで戻ることの出来るバスや国府駅ないし豊川駅まで走ると言う選択肢も出て来るのでありますが、豊橋駅から大池まで改めての乗り換えないし、ジョギングが必要となって来ます。ならば……
(来た道を走って帰ろう。)
そうすれば
(19キロ。ハーフには届かないまでも結構な距離を走ったことになりますし、もし何かあってもバスが走っていますから。)
と大池に向け走り出した私。結果。
(……ガス欠……。)
2回。自販機の。それも即エネルギーになるドリンクを補給しながら
(……健康のために走っているハズなんだけど……。)
生きて大池に戻るためだけを目標に何とか、走った時間だけを合わせて1時間半掛け辿り着くことが出来ました。で。その時、
(右足の甲に違和感が覚えるな……。)
が少し気になったのでありました。
で。大抵違和感は、いつもの筋トレと有酸素にストレッチをすれば次の日になれば何事もなく。なのでありましたが、その右足の甲の違和感は抜けず。日が経つに連れ悪化して行きまして。木曜日辺りからは仕事中に靴を脱がないと作業が出来ない状況になってしまいました。
(痛風?)
にしては痛みを覚える箇所が動いている。
(骨が折れているのかも?)
ならもう動くことが出来ないだろう……。
そうなって来ますと使えない右足を無意識にかばってしまいまして左足の太もも裏や臀部に負荷が掛かり、バランスが崩れて来ましたので、金曜日は全ての運動を辞め
(専門家の診断を受けるのが一番。その意見に従おう。)
と腹を括り土曜日11月30日に整形外科に行くことにしました。新しい病院で入り易く、既に結構な数の患者さんが来院されていました。
(待合室に居る時に、問診とリハビリのかたが来院された時に問診まで10名近く居るので先にリハビリをしますか?とスタッフのかたが患者さんに問い掛けをされる様をから「ここは信用しても良いかな。」と言う印象を覚えました。)
私のほうは?と言いますと
「初診」
と言うこともありましてか。予約無しで行ったにも関わらず、すぐにレントゲン撮影をしていただき。程なく問診の運びとなりました。そこで先生から下された診断結果はこちら。
「典型的な『偏平足』。」
と言うモノでありました。
小さい頃、学校で足形をとったことがありまして、通常。土踏まずの部分は紙に写ることは無いのでありますが、私には土踏まずと言うモノが存在していないらしく、ヒトよりも紙に触れる部分が多かった。と言うことを覚えていました。そしてそれは親からの遺伝。と言うことも知っていました。その偏平足が足の疲れに繋がり、今回の足の甲の痛みとなって表れた。と……。本当に受診して良かったです。ネットを見ますと様々な症例が記されていますので、もう二度と走ることは出来ないはおろか。仕事も出来なくなってしまうのか。と心配していたのでありましたが、何のことは無い。全ての原因は
『偏平足』。
看護師さんと私のやり取りの中で、普段の仕事の話をしているところも先生は聞いていたのでしょう。
「安全靴を使っていませんか?」
と言う私がこの1週間最も苦しめられて来たモノを問いかけて頂きまして、思わず
「そうなんですよ。」
と答える私。
「ならソールを使ってください。土踏まずを作る体操をスタッフから教えます。それを2週間やってもダメだったらもう一度来てください。」
「本当は必要無いけれども一応、湿布薬と痛み止めも用意しましょうか?」
の問い掛けがありましたのでお願いしまして待合室に戻り、そこでスタッフのかたに土踏まずを作る運動を教えていただきました。
まず指全体を反らしたあと。指のジャンケンを行い、最後。足の指でタオルを手繰り寄せる
と言うモノでありました。結果。夕方ジムに行きましていつもの運動を行ったのでありましたが
(……全く痛みが無い……。)
(困ったら専門家だな……。)
と改めて思った次第であります。改めてネットで調べてみましたところ、個人的に痛みの原因となったモノはこれかな?と思い当たる部分がありましたので追記しますと
「靴ひもの締め過ぎはよくありません。」
と……。そこで圧迫され。痛みへと繋がることがあるそうでありまして、実際私は、11月のレース前辺りから相当きつく紐を結んでいました。今回、痛みとなって表れた部分と紐によって締め付けられている部分が一致していました。で。まずジムで使っているシューズを一から極力緩く締めなおしましたところ
(最後に縛るだけの紐が残らない……。)
(これは緩すぎるな……。)
と本当に必要最低限まで緩めたことにより、圧迫されなくなったことがこれまでの悩みの解消に繋がるのかも?そうなりますとあとは
(……安全靴……。)
(……あと何年余命が残っているのだろう……。)