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第15話

お待たせしました、今回はホームの中の紹介になります

所々おかしいかも知れませんが…ご都合主義でお願いします(目そらし


構想を固める為にマイクラで作ってみたら建築センスが無いのが露見しただけでした。

扉を通った先には


アンティーク調で揃えられた、品の良い装飾品に調度品が飾られ

適度に配置された植物が堅苦しさを緩和している、とても広い玄関があった。


「…入る所間違えた?」


アリアのこぼした一言に思わず同意しそうになった

どこの豪邸だここは…


装飾品の近くを浮遊してるフラニスたちを呼び寄せる

壊されることはないだろうけど、何か触るの怖いしな。


「えと…とりあえず、間取りを見て回る?」

「そうですね。ここで固まってても話が進みませんし」

「広そうね~」

「探検だー!」

「おっしゃー!」

「模様替えは出来るから、気に入らない部分があったら教えてくれ」


それぞれから返事をもらって、そのまま全員で奥にある扉に進む

靴は脱がなくていい…よな?


扉を開けると、天井が高く吹き抜けの広い部屋になっていた。

天井には空気を循環させる為のシーリングファンとライトが取り付けられており

優しい明かりで部屋を照らしていた。


正面には青空と芝生の見える大きな窓がありその横に扉がある

庭…だろうか、時間帯がおかしいが…


左寄りにはラグが敷かれ、柔らかそうな革張りソファとローテーブル

その正面にはテレビ?が置かれている

落ち着ける雰囲気だ。


左奥の方には階段と扉も見えるが…

2階は下から見た感じバルコニー風のようだな。


階段と扉はあとで行くとして…


右寄りには大きめのテーブルと揃いの椅子が置かれていて

その奥には白色と焦げ茶色で揃えられたカウンターキッチンが

壁に石窯らしきものも付いているが…

ダイニングキッチン…だろうか?


キッチンに入る所の反対にはすりガラス扉が…扉多いな。


家具類もアンティーク調で統一感があり、落ち着いた色合いで圧迫感はない

飾られた植物などで緊張感は自然と消えていた。


「すごいな…」

「まさに家ですね…」

「2階もあるのね~」

「思った以上に落ち着くねー」

「この雰囲気好きだなぁ」


みんなの反応も良い感じだ

ソファで寛ぎたい所だが、先に確認しておかないと。


キッチンの方を見に行ってみると

オーブンにコンロ、冷蔵庫に…レンジもあるが配線がない…魔法的なものか?

使い勝手の良さそうな配置だ。


「この冷蔵庫、共有倉庫仕様だ!」

「食材限定だけどな!」

「共有なのは~便利ね~」

「先ほどの狩りで出たお肉入れておきますか」


どうやら倉庫は無制限でアイテムが入るらしい。


「こちらは…石窯ですか」


やっぱり石窯だよな…これ…


「ピザ!」

「焼き立てパン!」


俺と兄さんが石窯をしげしげと見ている横で

騒ぐヴォルフとアリア。

キラキラした顔で食べたい物を言っているが…


「今回は材料がないからな、また今度だ」


苦笑しながら告げると、しょんぼりしつつも返事は返ってきた。

あとで使い方をネットで調べておこう

さすがに扱った事はないしな…


「こっちの扉は外なのかな?」


セレーネが見ているのは、窓の横にある扉だ


「開けてみるわね~」


姉さんが扉を開くと、青空の広がる一面芝生のとても広い庭があった

やっぱりさっきの窓から見えてた所か。


「おおー!」

「ひっろいねー!」


途端に走り回る犬猫コンビ。

ニクスもそわそわと耳をぴょこぴょこ動かして落ち着かないみたいだ

地面に降ろしてあげると、期待した目でこちらを見上げてくる。


「あまり遠くに行かないようにな」

「きゅうっ」


返事と共に駆け出し…いや、跳び出したニクス。

そして一緒に飛び回るフラニスたち

コンビと合流して、鬼ごっこを始めたようだ

楽しそうで何より。


子供組?が楽しそうにはしゃいでるのを4人で眺める


「楽しそうね~」

「今までどこ行っても人が居ましたからね」

「元気だねー、それにしても他の植物とかはないのかな?」


そういえば、確かに芝生だけだな

と思っていたらまたウィンドウが

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

時間帯はお好きにカスタマイズ出来ます。

精霊の依代として設定することで地形を弄ることも可能です。

(例:水の精霊で池や湖等)

なお素材があればさらに詳細に出来ます。

(例:苗木や枝で森、種で畑等)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

うん…庭の定義ってなんだろうな…


兄さんたちにも伝えてから

元気コンビとニクスたちが満足するまで待つことにした。

待ってる間にその場に座って、4人でどう配置するかの相談をしていると

遊び疲れたのか歩きながら帰ってきた。


「楽しかったー!」

「つっかれたー!」


満足そうな顔のアリアとヴォルフだ

そのまま俺たちの横で芝生に寝っ転がった。


ニクスが俺に突撃してきたのでしっかりと受け止めて

そのまま胡座をかいた足の上に置いてやる。

満足そうな顔をしている…気がする


フラニスとウェネルはまだ遊び足りないらしく

飛ばずに芝生の上を走り回っている。


アクシアとエルテラは疲れたようで

ニクスとは反対の足の上で寝っ転がっている

というかエルテラ寝てないか?


何はともあれ揃ったのだから話を進めよう

カスタマイズが出来ることを伝えて、どういった風にするか決める。


結果


左側の奥に大きな火山と、麓にそれなりの広さの森を

右側に広めの湖を作った。

湖の周り…というか横の当たりに果樹園の予定だ

取ってきた果物の種は取っておかないとな。


入り口の近くには小さめの畑を作り

そこに採取してあった薬草等を植えておいた。


一面芝生から、それぞれに合った地面に変わっている

さすがに森に芝生はおかしいからな…


アクシアの依代は湖だ。

お気に入りのようで、水に浮かんで漂っている

ご満悦な顔だ。


エルテラの依代は畑になった。

気になるらしく、植えた薬草類をじっと見ている

口元が緩んでるから…気に入った…と思う。


ウェネルの依代は森…になるらしい

持ってた枝などを設定したら一気に成長して森が出来た。

すると自然と風が流れ始め、ウェネルが飛び回り始めた

笑顔だから楽しんでるようだ。


フラニスの依代は火…溶岩だな。

頂上が溶岩湖になっている火山の近くを飛び回ってる

元気いっぱいだから嬉しいんだろう。


ちなみに麓の森は問題ない、噴火は出来ないように設定出来たからな。

地熱の問題もなさそうだ、ゲーム仕様本当にありがたい

一応それぞれに設定したが、庭が丸ごと依代になるようで

お互いに干渉も出来るそうだ。


畑の管理も手伝うと言ってくれて嬉しい限りだ

ただ動物がニクス以外居ないのが若干寂しいが…


「そこは兄ちゃんが誑し込む(テイム)で!」

「お兄ちゃん昔から動物が寄ってきてたもんねー」


んん?何かヴォルフの言葉に違和感が…?

確かに昔から動物は寄ってきてくれるが、ゲームでもなのかは分からんな


あと庭の時間帯は街の時間帯と合わせておいた

おかげで今は夕暮れくらいだ。


再び室内に戻り、キッチンの反対側にあったすりガラス扉を開けてみる。

そこには洗面台に、奥にスライド式の扉が

扉に触れるとウィンドウが開いた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風呂場設定

風呂場/大浴場/温泉

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風呂場まであるのか!

伝えると満場一致で温泉に決定した。

ただし、あとで各自で見ることになった

今見たら確実に入りたくなりそうだしな…


さて、今度は先程見えた階段と扉だ

まずは扉の方に入ってみると、そこも広い部屋になっていた。


「うーん、作業部屋かなー?」

「作業用の机や椅子があるからそうみたいだね」


中央に大きな作業…台?があり

それぞれの壁に面して小さめの作業机と椅子が置かれ

それぞれすり鉢、試験管やビーカー、魔女が使いそうな大釜もある

彫刻刀などが入った入れ物や機織り機みたいなのもあるな。


一角には鉄扉

開けてみると大きな炉があり

金床や大量の石炭が入った箱、ハンマーなどが置いてある

恐らく鍛冶場だろう。

あと入り口の宝箱っぽいのが気になるんだが…


「生産関係が集まってるのね~」

「この宝箱も共有倉庫だ!」

「素材を入れておく場所ですかね」

「便利だね!」


あの宝箱も倉庫だったのか…


「さっきの狩りの素材入れとくよー!」

「兄ちゃん自由に使ってくれ!」

「わかった」


俺も森で戦闘した時の素材を突っ込んでおこう


「あれだな、扉に工房って看板付けておこうか」


全員から肯定をもらったので設定しておく

ん、防音仕様に出来るのか…変えておこう。


「あとは…2階ですか」

「本当に広いよねー」


階段を登っていくと1階がよく見える

改めて見ても本当に広いな。


2階は扉が6つ横一列に並んでいる

所々に調度品はあるが、それだけのシンプルな作りだ。


中を見てみるとアンティーク調のベッドやクローゼット

さっきも見た宝箱があるだけだった。


扉の配置的に部屋の大きさが合わないけど…

これもゲーム仕様か?


「これは個人部屋ですかね?」

「そうみたいね~」

「じゃあ誰がどこ使うか決めよう!」


話し合った結果

一番手前が俺、2つ目がセレーネ、3つ目はアリアで、4つ目がヴォルフ

5つ目はツインの大部屋にして兄さんたちが使うことになった。


さらに部屋の持ち主を設定した事で、それぞれが好きにカスタマイズ出来るようになった。

もちろん入室は持ち主が許可した場合のみにしてある

空き部屋になったところは消しておいた、使うなら増やせばいいしな。


間取り確認も終わった時には結構な時間が経っていたことも有り

全員が昼食にログアウトすることになった。


ホーム内であればどこでも良いんだが…部屋行くか。

部屋に入ってベッドに寝転がると、ふかふかでとても柔らかく身体が沈む

リアルに欲しいなこれ…


ニクスやフラニスたちが俺の横で寝る体勢に入った

それを見つつログアウト。


次回はリアル編+ゲーム編予定です

リアル編で若干のラブコメ要素…?が入るのかな

そもそもラブコメって何だろう…

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