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第2話 シュウの習い事


 それは休日のある日。


 また嵐を運ぶべく、由利香が『はるぶすと』の2階へやって来た。

「ねえ、見て見てこれ。すごいのよ」

「あー、すごいっすねー。はいはい」

「なによ夏樹、人をバカにして! ホントにすごいんだから」

 冬里ではなく、最近は由利香の扱いに慣れてきた夏樹が、半分遊んでいるような対応をしている。見ると、由利香はなにやらチラシを持っているようだ。

 ヒョイと横からチラシを奪った冬里が、中身を確かめながら由利香に言う。

「なにこれ。フェアリーワールド?」

 そう、それはフェアリーワールドが最近発行した一枚物のパンフレット。

 内容はと言うと。


「期間限定、フェアリーワールドがゲームの舞台になる! あなたもここへ来ればリアルプレイヤー! だって」

 冬里がテレビCMのように大げさに言うと、夏樹が横からチラシを見て、さっきとは打って変わって楽しそうに言った。

「うわ、面白そう!」

 そのあと確認したところによると、この企画は1週間の期間限定で、フェアリーワールドのお子ちゃまエリアを除くほとんどをゲームエリアとして使い、入場者が5人ほどのパーティを組んで、敵の攻撃をかわしつつゲームをクリアすると言うものだ。

「でもね、当日の入場者は厳選なる抽選になります、だって」

「ええー、誰でも入れるって訳じゃないんすかー? ショックー」

 冬里と夏樹がそんな風に話していると、由利香がふんぞり返って言う。

「大丈夫よ。私が5人の名前で応募しておいたから。きっと誰か当たるわよ!」

 と言って、どこかの悪役のように、ホーッホホホと声高らかに笑う。

「そんなの、当たるわけないじゃないですか。きっと倍率すごいっすよ」

 夏樹は、ちょっとガックリして言っていたのだが。



 それから数日して、由利香がまた勢い込んで彼らのリビングに勝手に入ってきた。

「ジャーン! 当たったわよ! オーッホッホ。私の運の強さも相当ね、って、実は当たったのは夏樹名義のやつ」

「え? 俺?」

「そう。すごいわねー夏樹。さすがこの世のツキをすべて持っている男! いよ、イイ男!」

 実際にイケメンなのはこの際置いておいて。

「当たったからには、皆さま参加して頂くわよ」

 とのたまう由利香さま。

「ええ?! そんな横暴な。だいいち店は休めませんよ」

「そんなの、日曜日ピンポイントで応募してたのよ、あたりまえでしょ」

「まじっすか!」

「へえ、そのあたりは抜かりないね」


 すると、今まで部外者を決め込んでいたシュウも、当たったからには由利香の事だ。何が何でもシュウも参加させるに決まっているので、仕方なく紅茶を配りながら話しに加わる。

「どうぞ。それで、そのゲームはどのようにして敵と対峙するのですか?」

「わあ、鞍馬くんがやる気に。そうなの、このゲームはね、どうしても鞍馬くんが参加しなきゃならないのよ」

「?」

「敵を倒すのは、各々に与えられし勇者の剣よ。まさにうってつけよね。鞍馬くんって以前、剣道習ってたんでしょ?」

 嬉しそうに言う由利香に、少し躊躇しながらシュウが答える。

「剣道ではなく、剣術ですが。それに150年も前のことですし」

「150年だろうが何だろうが、習ってたのに間違いはないでしょ? へえー、でもさすがね。あの時代は剣術って言うんだ」

「今でも言うよ?」

「あ、そうなの? まあそんなことはどっちでもいいじゃない。とにかく鞍馬くんがいれば、百人力よ! 敵をバンバン倒してよね、期待してます!」

 そのあと

「由利香さん、俺は? 俺は?」

 と嬉しそうに聞いた夏樹が、

「あんたは盾の代わりにでもなっときなさい」

 と、バッサリ斬られて、思いっきりすねまくるのだった。


「それにしても」

 由利香が帰ったあと、フッとため息をついたシュウに、

「また由利香のワガママで、えらい目にあうねーシュウも。ご愁傷様」

 と肩をポンと叩きつつ、ニコリと微笑む冬里だった。




 そんな経緯があって、当日。

 フェアリーワールドの入場ゲート前には、選ばれし精鋭たちが、老若男女を問わず集まっている。皆、ワクワクドキドキで、本当に嬉しそうで楽しそうだ。中にはコスプレをしているグループもチラホラ。

「わあ、私たちもコスプレしてくれば良かったわね」

「ホントだ! 忘れてた!」

「誰がどのキャラ?」

 嬉しがって言う夏樹と椿に「却下」とつぶやく約1名。

「そんなの決まってるじゃない、シュウがお姫様で~、」

 と、まぜ返すのは冬里の役目だ。


 と。

 いきなりゲームのファンファーレが鳴り出す。どうやら時間が来たようだ。

「ウォーーー」

「キター!」

 などあちこちから叫ぶ声が聞こえ、続いてカシャン、とあいたゲートから、次々人が中へと飲み込まれて行った。

 まずはお子ちゃまエリアに誘導され、そこでファーストネーム(本名に限る)や、チーム名のエントリーをして、どんなキャラになるかを選ぶ。

 夏樹と椿は戦士系、冬里は魔法使い系、由利香はもちろん勇敢なお姫様に決まっている。シュウはどうするのかと思っていると、薬師くすしを選んでいた。

 お次は武器。当然、夏樹、椿、由利香の3人は剣と盾。冬里も魔術系なのに剣を選んでいる。

 どうしようかと迷っているシュウに、由利香は強制的に「はい!」とその中の1つを渡す。

「……由利香さん」

 ため息をつくシュウが持っているのは、盾みたいに大ぶりで派手な装飾が施された剣。

「鞍馬くんの実力なら、これくらいたやすく使えるでしょ。頑張ってね」

「うわ、それいいっすね」

 やりとりを見ていた夏樹が、興味津々で持たせてもらっている。

「よければ変えてあげるよ」

 と言う鞍馬くんに、

「うーんでもこれじゃあ動きにくいから、やっぱりいいっす」

 と、何度か振り抜いたあと、返していた。


 そこからは、全員がごちゃ混ぜになると大混乱になるので、4つのエリアごとに10組ずつが入り、ゴールを目指すのだ。

 由利香たちが入ったのはマウンテンエリア。街を抜けて魔の山に棲む大魔王をやっつけ、王冠についている宝石をてっぺんの火山に投げ入れてゲームクリア。平和な世界がやって来る、という筋書きだ。


 一緒にゲームする10チーム、他はどんなメンバーかと見渡すと。

 イェーイと威勢のいい、ど派手チーム。中の1人が夏樹に目をとめて、負けないぜオーラをビシビシぶつけてくる。そのお兄さん、結構イケメンなのだ。イケメン云々は置いといて、負けず嫌いの夏樹も対抗意識丸出し? だ。

 他に目立つのは、かなりレベルの高いコスプレチーム。けど、静かな中に闘志を燃やしてるという感じだ。これは相当なやり手かも?

 あとはまあ可もなく不可もなく。けれどひと組だけ、小さなお子ちゃま2人とお母さんとおぼしき女の人だけと言うチームがある。由利香は頑張れと思わずエールを送った。




 さあーて、では、大魔王退治に出発しますか!

 で、ここからは由利香さまの1人語りになるので、皆よろしくね!


 このゲーム、フェアリーワールドが自信を持ってお勧めする、って言うだけあって、すごくよくできてるのよね。

 ただ歩いてるだけで、敵がおそってくる!

 でもそれは3Dでできたホログラムの敵なんだけどね。それを剣でやっつける。とは言え1体倒すのもけっこう大変なのよ。でね! それだけじゃなくて、上の方からのビーム攻撃まである。これは盾で防いで、剣を教えてもらったとおりにシュッと払うと、こっちからビームが飛んで行くんだけど、これも結構難しいー。

 若者男子や女子は、すぐに覚えてバンバン敵を倒していく。

 私みたいにどんくさいのや、お年を召した方やお子ちゃまはすぐにやられてライフポイントなくなっちゃうのよ。でも、そこはそれ、ゲームなんだから救済処置もある。

 あちこちに配置されたフードワゴンのまわりが安全地帯になってて、そこに逃げ込むとライフポイントが回復できる仕組みになってる。


 初めは皆、自分の事で精一杯で余裕もなく、その泣き声に舌打ちする者やイラッとした視線を向ける者もいた。

「うわぁん、ままー、怖いよぉ」

「大丈夫よ、ママが護ってるわ」

「う、うん、ボクも護ってあげる、………わあ!」

「やっぱりこわいぃぃ」

 あの、お子ちゃまとお母さんだけのチーム。

(気になったので、お節介だと思ったけど出発前に聞いてみたの。するとね、本当はパパと家族4人で来るはずだったんだって。だけど、急に出張の仕事が入って、どうしても休めなくなったとのこと。落ち込む兄妹を見かねて、ママが頑張って連れてきたらしいの)

 怖がって動かない妹をかばってるんだけど、やっぱり少しびびってるおにいちゃん。ふたりを抱えてママは途方に暮れていた。

 そのとき、容赦なく親子にビームが放たれるのが見えた。ライフポイントはとうに切れてると思うんだけど、ひどいわね!

「あぶない!」

 思わず叫んでしまったあとに見たものは。

「大丈夫ですか?」

 なんと、親子3人をかばうように、ビームをあの派手な剣ではじき返した鞍馬くんだった。

「あ、ありがとうございます」

「いいえ」

 話をしながら鞍馬くんはビームをことごとくはじき返している。そして辺りを見回して、彼らのいるところから大人の足で5歩ほどでたどり着けそうなフードワゴンに目をとめた。

「あのワゴンに入りましょう。彼女は私に任せて下さい」

 と、妹をヒョイと抱き上げる。

「あ」「わあ」

 そして驚いているおにいちゃんに静かに言う。

「貴方はあそこまで走れますね?」

 おにいちゃんはポカンとしていたが、そのあと元気を取り戻して言う。

「うん!」

「では、行きますよ。いち、にの、さん!」

 鞍馬くんに護られながら、3人は無事にフードワゴンにたどり着いた。ハラハラしながら見守っていたワゴンの妖精(お兄さんなんですが)は、手を叩いて大喜びだ。

「ママ、お腹すいた」

 泣いていた妹ちゃんは、フードワゴンに着くとそんなことを言い出す。

「まあ、この子ったら」

 すると鞍馬くんが「何がいい?」と聞いて、2人にクッキーとジュースをオーダーした。

 ここでの支払いは、入るときにつけた腕時計形のアイテムだ。とはいえ、フードワゴンのちょっとしたおやつ代は、当然ゲーム料金に含まれている。

「あ、あの。それは私のほうで」

「いえ、けっこうですよ」

「でも、あ、では貴方もなにか頼んで下さい。そちらを私が」

 恐縮するママに、鞍馬くんが微笑んで言う。

「いいえ、私はかすみを食べて生きていけますので」

 などと、どこかで聞いたようなセリフを残して、鞍馬くんはフードコートを出て行った。

 ほけっとするママの前で、おにいちゃんが嬉しそうに手を振る。

「ありがとう、おじさん!」

「いいえ」

 ニッコリ笑う鞍馬くんの横にいつの間にか冬里が並んでいる。

「出たね、天然最強人タラシ、鞍馬 秋」

「……」

 困ったように微笑む鞍馬くんに、敵が襲いかかるんだけど、そいつらはなんと冬里がやっつけている。鞍馬くんは相変わらずビームをはじき返す役目だ。



 で、その出来事をきっかけに、てんでバラバラだったチーム同士の雰囲気が変わってきたのだ。もう、妹ちゃんが泣いても誰も舌打ちしないし睨みもしない。それどころか、

「姫、こちらが安全ですよ」

「王子も、こっち」

 2人を王子、姫、と呼んで、助けたり護ったり。

 お年を召した方にも、「少し休まれたら?」と、声をかけたり。

 10チームが、その中のチームメンバーひとりひとりが、自分の出来ることを出し合って協力して、どんどん魔の山へと進んでいく。


 けど悲壮な感じはなくてね。

「イエーイ! 俺、3体倒したぜぇ」

「ふーん! 俺なんか3体と、……すれ! ビーム一基撲滅!」

「くそっ、見ろ! ビーム二基だ!」

「うわっ」

 夏樹と派手イケメンは、敵の数を張り合っている。

 そんな2人の間をすっと通り抜けながら、

「敵5体と、ビーム砲五基、です」

 コスプレ戦士がぼそっとつぶやいた。

「「はあー?」」

 スタスタと前へ行くコスプレ戦士を追いかけながら、

「だったら俺は!」

「俺だって!」

 と、とっても楽しそうな3人だった。


 制限時間の3時間が近づいてきた頃。

 とうとう私たちは魔の山にたどり着いた。

「ウオオー」

「俺は右から行く!」

「じゃあ、僕は左ね」

「危ない!」

 各チームの精鋭が力を合わせて、最強ラスボス、大魔王に立ち向かっていった。

 そして死闘? の末。

 ドドオーン、っていう大音響とともに大魔王は崩れ落ちたのだった。


「いやったあー!」

 肩を組んで、手を取って大喜びの一行。

 けれどそれが収まると、やおら大魔王の王冠へと歩み寄ったコスプレチームの魔法使いが宝石を取りはずし、あの兄妹の前へと進み出る。

「王子、姫、どうかこれを火山に投げ入れて下さい」

 すると、派手イケメンと夏樹が嬉しそうに飛び出して、兄と妹を肩に担ぎ、火山の前へと向かう。他の皆も楽しそうに後に続く。

「さあ、どうぞ」

 促された2人は、顔を見合わせて、その宝石を火山に投げ入れた。

 すると。

「わあー」

 火山から金色の噴煙が上がったと思うと、美しい大きな虹がその上にかかったのだった。


 でね。

 それで終わりではないの。

「まず、平和を取り戻してくれた兄妹には、平和賞として次回ご招待券を」

「チームワークが優れていた、第五チームには」

とかなんとか、何かと名目をつけては、10チーム全部に表彰が行われる。

「そして! 攻撃力第1位!」

 おおっ、とどよめきが起こり、戦士たちは、皆、自分だ自分だとワクワクしている。

「コスプレチームのアイさんです!」

 なんと、あの高レベルコスプレの戦士だった。

 え? でもアイさんって?

「「ええーーー?!」」

 そう、かの戦士はなんとなんと、女の子だったのよ、これには皆、アンビリーバブル!


「本来ならこれで表彰は終わりなのですが、今回、奇跡的な数字をはじき出した方がおられまして、これはぜひとも表彰しなくては、との意見の一致から、発表させて頂きます」

 なんだろう。ほかの皆も、顔を見合わせてざわざわしている。

「なんとそれは、防御力100%! 地上の敵はおろか、あのビーム攻撃すらすべてかわしてはね返すと言う、驚きの防御力をはじき出した、チーム『はるぶすと』のシュウです!」

「え?」

 驚く鞍馬くんに、冬里がコソッとつぶやく。

「あれ、せっかく攻撃は控えてたのに、思わぬ所で実力が出ちゃったね」

 実力ですって? ……やっぱり鞍馬くんってすごかったんだわ!


「すごいな」

「え? え? うおー! シュウさん、すげえー!」

 叫ぶ夏樹に背中を押されて表彰台に上げられてしまう鞍馬くん。困ったような鞍馬くんを救ったのはあの2人。

「おめでとう、おじさん!」

「おじちゃんえらいの? おめでとー」

 ガバッと足に抱きついてくる兄妹を優しい目で見つめると、「ありがとう」と跪いて2人にハグをしたのだった。


 でね、この賞品がね。フェアリーワールドホテルのスイートルーム、ペアご招待! ですって。頑張ったわね、審査員の皆さん。

 でも、鞍馬くんはなんとそれを椿と私にプレゼントしてくれたの。

 辞退しまくる私たちに、

「私は一緒に行く人もいませんし(うしろでシッポを振っていた夏樹が、ガックリ落ち込む)、それに、由利香さんが誘って下さらなければ、これは頂けませんでしたし」

 と、ニッコリ微笑んだのだった。






 そんなこんなのイベントからしばらく過ぎたある日のこと。


「ひっさしぶりに、椿と×市で御飯食べてきましたー」

 と外から帰ってきた夏樹がテーブルにヒョイと置いた鞄から、1枚のチラシが舞い落ちた。

「なにこれ?」

 通りすがりにそれを拾った冬里が聞く。

「え? あ、それ、×市の通りを歩いてたら、配ってて」

「ふうん」

 しばらく眺めたあと、なぜか冬里はそれを持ってキッチンへ行く。

「まだあったんだね」

 と、謎の言葉を残してシュウの胸のあたりにそれを押しつけた。

「え? なんだい、冬里」

 少し驚きながら、チラシに目をやったシュウは、目を見張って動きを止めた。

《剣術道場始めました。見学・体験、随時募集しております。――太陽月光流》

 太陽月光流。

 それは、150年前の幕末に、シュウが剣術を体得した流派だ。


 またそれからしばらくして。

 シュウは×市にあるビルの中にいた。エレベーターで40階まで上がる。

「見学をお願いした、鞍馬と申します」

「お待ちしておりました。チラシを見てお越し頂いたんですね」

 まるでしゃれたオフィスのような受付から、道場のある奥へと続く道で受付嬢が聞く。

 シュウは微笑むと、珍しく少し楽しそうに答えるのだった。


「はい。久しぶりに習い事を初めてみようかと」



またまた、どこが習い事よー、と、言う内容ですね。でも、最後に出てきましたよ、習い事。

なんと鞍馬くんの習い事とは、剣術だったのですね! ここでの太陽月光流との再会が、今後に役立ってくるといいですね。

さて、お次の習い事は初めからそれとわかるかな、お楽しみに。


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