貴方と過ごす初めての冬
「もう冬だな。」
すっかり葉の落ちた並木道で
隣を歩く貴方が言いました。
吐く息が白く霞みます。
「そうですね。」
嗚呼、顔が熱く火照るのは
厚着をしすぎた所為でしょうか。
「秋は紅葉、綺麗だったな。
…ここももう、通い慣れた。」
胸がドキドキと音を立てるのは
しばらく歩いた所為でしょうか。
--今日も送ってくださって有難う御座います--
そう言おうと口を開きかけたのですが、
さっきまで感じていた寒さは無く、
貴方の匂いがいつもより強く香ります。
「…ごめん、つい。
可愛くて、」
耳元で照れながら言う貴方の声に
私も恥ずかしくなりました。
寒い冬のはずなのに
こんなにも心があたたかいのは
貴方に恋をしている所為。
やっと可愛いのが書けた!
……気がします。
冬は寒いですね。
私も炬燵でダラダラしてる人です。