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prologue

※この作品には多数のパロネタや主人公のメタ発言が含まれます


私は、悲しいウタとは水面に波紋が広がるような……そんな静かさをまとわせながらウタうモノだと思っていた。


だから、彼女のウタを聴いたその時は驚いた。


悲しみを隠そうともせずに大粒の雫を溢れ出させながら、まるで獣のように感情をむき出しにして叫びウタう姿を見た。


髪を振り乱し腹の底から吐き出す歌声。


それはまるで、気高い獅子のような咆哮ほうこうで。


そして彼女の姿を私は──美しい、と。

ありきたりな言葉しか出てこなかった。


きっと私は忘れないだろう。


月に照らされたダークブラウンの、触れたらきっと柔らかいのであろうその長い髪も。


長い睫毛まつげが影を作る、血に濡れたかのようなその紅いまなこも。


その美しい叫びも。


私の脳裏にしっかりと焼き付いて、永遠に離れないだろう……。




──それは、遺物として。


挿絵(By みてみん)











http://10095.mitemin.net/i90750/

友人のSchnee120が表紙絵の当摩君を描いてくれました。

ありがとうございます!


他のキャラの表紙も描いてくれるそうなので楽しみに待ってます(ゲス顔)

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