第4話 残りの1本
お茶の味をキスで堪能した高徳。
お茶もカルピスと同様に、高徳がキャップを渡す形で仕舞った。
遅い朝食の後に、高徳は眠気に襲われ仮眠を取った。
「う〜ん。今何時かな? 」
ベッドから起き上がり、高徳は勉強机に置いたスマホで時刻を確認する。
「14時か。3時間ぐらい寝てたのか」
眠い目を擦りながら、高徳は目やにを落とす。
「あと残りは何があったっけ」
高徳は本日届いた段ボールの中身を確認する。段ボールの中にはカルピスとお茶以外にコーラがあった。
「コーラか。寝て起きて喉に刺激が欲しかったところだ。堪能するか」
起きたばかりで高徳はムラムラしていた。
カルピスやお茶の時と同様に、高徳はコーラのペットボトルのキャップを捻る。
ボ〜〜ン。
今回は褐色の煙が部屋内に発生する。
カルピスの時とは大きく異なり、高徳に驚きの顔は無い。
「よっす! うちの味をお求めなのはあんた? 」
明るくテンション高い褐色肌の金髪ギャルが煙から姿を露わにする。
服装は谷間を露わにする白のカッターシャツに赤色のスカート。
豊満な胸を持ち、健康的な褐色の肌が印象的だ。
「うん。丁度コーラの味を楽しみたくてね」
「それなら話は早いっしょ!! 」
軽いノリで受け答えし、コーラは急に高徳に抱きつく。
「よい、しょっと」
コーラはベッドに高徳を押し倒す。
「ちょっ!? いきなり何するの!? 」
コーラの突然の積極的な行動に、高徳は動揺を隠せない。無意識に大きな声を出してしまう。一瞬何が起こったか理解できなかった。
「なにって? 今からうちの味を堪能するんでしょ? だからベッドに押し倒しただけ」
何がおかしいのか分からないのか。コーラは不思議そうな顔で答える。
「いやいや。納得いかないよ。キスするのに必要? 」
「まぁいいっしょ。うちに任せとけって! 」
行くよ? 準備大丈夫? と高徳の耳で囁いた後、コーラは強引に高徳の唇を奪った。
(うぅ〜〜ん。う、うめぇ〜。コーラの味だ。。シュワシュワの炭酸と甘味がたまらねぇ〜〜」
コーラによって強引に唇を奪われたのにも関わらず、高徳は喜び、興奮、幸福感を味わう。コーラの味で満たされる口内、唇や身体の密着を通じてコーラの対応を感じることでの幸福感と興奮。もう最高であった。
コーラは1度のキスだけで留まらず、何度も唇を押し当てる形で高徳にキスを連発した。
その度に炭酸の味が高徳の唇や口内を襲った。プラス柔らかく厚いコーラの唇の感触が高徳の口に伝わる。
「うぅ〜ん。うぅ〜ん」
コーラは荒い吐息と共に、甘い声を漏らす。
高徳が両目を開け、河原の表情を確認する。
コーラは両目を瞑りながら、唇の先端を突き出していた。そして、何度もキスを繰り返した。
(やべぇ。これはもうやめられないわ)
「やば。やめられないわ。もっと行くわ」
1度両目を開けて谷間がさらに見えるようにカッターシャツのボタンを1つ外すと、コーラは再び高徳の唇を奪う。コーラの頬から垂れる汗が唾液と共に混ざり、良い風味を生み出した。