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ファッションと身体感覚から演算する、緊縛と調教の可能性

作者: 藤代京


 和服と言うのは普通に歩くと着崩れしやすい。


 ナンバで歩く身体感覚から派生しているからだ。


 ナンバ歩き、歩く時に右手と右足が一緒に出る歩き方だ。

 昔の日本人はみんなこのナンバ歩きだった。その方が農作業がやり易いからな。例えば鍬をふるうことを想像してもらえば手と足が一緒のが楽ってのを納得してもらえると思う。


 そういう身体感覚の上に和服は発生している。

 それを西洋式の歩く時に手と足が逆、つまり今の身体感覚で着こなすと右手が出て左足が出て、結果して体がねじれる。

 歩く度に右に左に体をねじっているのも同じだから、当然和服は着崩れる。


 なので体がねじれることを前提としている洋服の合わせは大抵センターだ。センター合わせにしないと崩れるからだ。


 ねじれないことを前提にしている和服は合わせを右にも左にもオフセットできる。


 身体感覚、身体操作の違いでこれだけの差が出る。


 

 逆にいうと日本人はセンター合わせの洋服を着ることで今の歩き方が可能になったとも言える。



 今までさんざ女を縛ったり鞭したけど、なぜそれが調教になるのはよく分かっていなかった。

 ようわからんけど、調教できてるし。


 ファッションによって身体感覚は変化する。

 

 であるならば、縄もしくは革の拘束具によって施術者は被術者に自分が望む身体感覚を強要することができる。


 今さらわかったけど、これが調教の原理。


 苦痛や快楽はあまり重要ではなく、緊縛による身体感覚の強制によって精神も変成させる。


 更にファッションとは外装式の魂なのだから、外見を奴隷にふさわしいものにすることによって、魂をも奴隷にできる。


 

 なので性奴隷の調教の際はただ緊縛することだけはなく、なにで縛るか、縄で縛るなら綿、ジュート、マニラ、材質はなにか、縄の太さは、縛り方は? それをファッションをコーディネイトするように十分に吟味して、どんな身体感覚を奴隷に強要するか考えて縛ることが肝要となる。


 なるほど、縄師の境地とはこれか。


 なにが縄師だって縄師って言葉は嫌いだったけど、ここまでできるなら縄師って名乗っても文句ないわ。


 

 ということで皆も縄を覚えて、性奴隷多頭飼いを目指すのだ。


 大丈夫、簡単だから。



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