魔女はち
喜劇の話と悲劇の話はどうであったか。
我は願いを叶えたのじゃ。
人の願いを……。
その願いを活かしていけるかは自分次第じゃて……。
だが、やはり、人間の“捨てる”こと、“生かす”ことについては良く分からんが、少しだけわかった気もするのぅ。
人間が死んだ人間を自身の命を支払いながらも他人を救おうとする意味も……。
人間は1人じゃ生きていけないのであろう。
己が1人、生きることができても傍に支えてくれる人も誰もいなければ、道行く半ばで立ち止まってしまうのであろう。
道標は人それぞれで、それらが消えてしまえば生きる意味もなくなるのじゃ。
生なんてどうでも良くなってしまい、生きる意味を見つけるのに時間はかかるのじゃよ。
それで、人間は魔女に縋り付くじゃ。
生きる意味をすぐに取り戻セル方法を……のぅ。
試すのだ。
本当に、人とは面白きものよのぅ。
まぁ、我が本当に人間のことを理解できる日は我が人間になる日だろうて……。
我が人間か……。
もし、我が人間になったなら、新しい魔女がウマレルであろう。
元々、魔女は人間じゃが、人間が魔女になったとも言えるのぅ。
人間だったのに何故、魔女には人間のことが分からないのかじゃて?
残念だのぅ。
人間にも魔女のことは分からないのじゃよ。
2つは合間見えることはないじゃ。
もし、2つを両方わかるとしたらそれは神様や世界と言った、壮大な存在じゃ。
我らはそれらからしてみれば、ちっぽけなのだからのぅ。
話は変わるが、最近はのぅ。
お気に入りの人間ができたのじゃ。
しかし、あの少年は人間ではないナニカな気がしてならないのじゃよ。
我にもわかり得ぬ存在じゃて。
世界はまだまだ広いのか。
それとも、世界は狭くて、存在を知ることができていないのか。
それは分からないのぅ。
だが我の観察対象は今や、少年だ。
少年がナニカ、我は魔女の間に知ることはできるのであろうか?
それさえもわからないのだが、仕方がないわぁ。
長期戦と行こうかのぅ。
まだ、少年との勝負は2回目が始まったばかりじゃての……。
さて、今日もお客様を相手にしながら、楽しむとしようかぁ。




