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魔女ろく

4人の家族は魔女に代償を支払い、村ではない所での住む場所を手に入れる。

そこに住む人々はいい人たちで、馴染むのも早かった。

夫は新しい仕事をしている。

人に恵まれているため、仕事面で支えてくれる人もたくさんいるだろう。

息子と娘は友達をさっそく作って遊びに行ったり、たまに家のお手伝いをしてくれる。

私はというと、家族分のご飯の用意をしたり、近所づきあいでお野菜などの安い場所を教えて貰ったりと順調な生活を送っている。

それもこれもあの魔女のおかげだ。

もう、魔女の記憶は薄れつつあった。

子どもたちは忘れているみたいだが、私と夫はまだ、覚えていた。

じきに忘れるだろうが……。

それを忘れる前に夫と私で共作して、本を書くことにした。

できた本がよく売れて、新しい生命の誕生を迎えることができる未来があるとはこの時はまだ知らなかった。

いつからか、書いた本人たちでさえ、良くこんな作品がかけたなぁ〜っと笑ってしまう未来があるなんてことはわからない。

しかし、現在は夫との失くした思い出を新しく作っていた。

確かに、4人に絆はあるのだから。


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