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四人と一匹の犬1

 と、言っても。流石に本編から入るのは、素人貴方では難しいでしょうから、前置きから説明をしておきましょう。

 金持ちであるカロ西(以後、西)の元、彼らは電場の届かない無人島に向かって行きます。

船の上で西を含む五人と一匹の犬はそれはそれは楽しそうに笑います。

 無人島に着いては、別荘で毎日のように贅沢な遊びをしていました。

 薄汚い犬(以後、犬)は、毎日小説を書き。

 カロ西(以後、西)は、毎日バイクを乗り回し。

 売春(以後、春)は、毎日犬が書いたエロ本を読みまくり。

 カキカロ(以後、カロ)は、毎日華の手入れをしており。

 にゃい冬(以後、にゃい)は、携帯小説の「愛の春夏秋冬」を読んでおりました。

ですが、ある時。四人と一匹のうち、一匹が殺されてしまったのです。

凶器は、ペン。もっと分かりやすく言うと、刺殺です。すっぱと殺されていました。

 御愁傷さまです。

 そういうわでありまして、薄汚い犬(以後、犬)様は殺害されました。


薄汚い犬×

カロ西

売春

カキカロ

にゃい冬


 残るは四人。さてはて、この先の物語はどうなるのでしょうか。

 貴方は分かりますか?犯人が。

 勿論、頭のキレる貴方のことです。既に分かっていると思いますが、彼らは分かっていません。ですから、もうしばらくお付き合いください。

 彼らは思います。


「犯人はこの中に居る」


 これからは彼らの物語になります。部外者の立ち入りは禁止ですよ。犯人はこの中にいるのですから。

これにて


本当に、   始まり、    始まり。

 西「さて、犯人捜しをしましょう」

 春「俺じゃないぞ?」

 カロ「拙者でもござらん」

 にゃい「僕ではありません」


 西「嘘を言わないで」

 春「嘘を言うな」

 カロ「嘘を言う出ない」

 にゃい「嘘を言わないで下さい」


 西「冷戦ね」

 春「というか、カロ。お前、そんな喋り方じゃないだろ」

 カロ「いや、キャラ作っておきたくて」

 にゃい「キャラを作る意味。とは」


 西「犬がやられたわ」

 春「犬がやられたな」

 カロ「犬がやられちゃった」

 にゃい「犬がやられ……カロさん。キモいです」


 西「とにかく、状況が分かりにくいわ‼」

 春「というか、もっと分かるようにしろよ」

 カロ「今回は『青春の罪と罰』みたく分かりづらくならないように言葉だけにした模様」

 にゃい「僕らの話す順番は適当らしいです」


 西「何よ‼適当って」

 春「敵に当たると書いて敵当だろ?」

 カロ「的に当たると書いて的当でござる」

 にゃい「そろそろ物語に戻りましょう」


 西「というより、なんで犬は殺されたのかしら」

 春「俺ら仲いいのにな」

 カロ「運命かも知れぬ」

 にゃい「案外、摘当に決めたのかも。くじとか」


 西「さて、犬の殺されたときのことを整理するわ」

 春「真実はいつも」

 カロ「拙者たちに出来るであろうか」

 にゃい「ネタを潰しにかかりますね」


 西「犯行現場はここ。つまり別荘ね」

 春「辺りに人は居ない。建物もない」

 カロ「つまり拙者たちだけ」

 にゃい「外部からきたということはありませんか?」


 西「ないわね。ここを知ってるのは、私だけだもの。例え、ネット検索しても出ないわ」

 春「でも、海をぶらついていた船がたまたま上陸したと考えればいいんじゃ‼」

 カロ「どうしたでござる」

 にゃい「来た船で帰ろうと考えましたね。この顔は」


 西「なかったわねどこにも」

 春「どこにも」

 カロ「どこにも」

 にゃい「どこにも」


 西「まぁ、見つけたとしても免許ないから動かせないけれどね」

 春「バイク馬鹿め」

 カロ「成金め」

 にゃい「金持ちは物語でも基本役立たずが定石です」


 西「これで外部の可能性はなかったわね」

 春「存在すらしなかった」

 カロ「犯人はこの中に」

 にゃい「いますね」


 西「名乗りでなさいよ」

 春「出てこいよ」

 カロ「出てきたら、殺すでござる」

 にゃい「だいたい馬鹿ですよね。僕たちって」


 西「それを言ったら」

 春「それを言っちゃ」

 カロ「それを言ってしまうと」

 にゃい「それを言います」


 終わりでしょう?


 西「どうするの」

 春「考えてもわかんねー」

 カロ「このままだと」

 にゃい「殺し合いになりますね」


 西「……」

 春「……」

 カロ「……」

 にゃい「……」


 西「そういえば、現場検証をしてなかったわね」

 春「西、ナイスだ。お前のおかげで殺し合いムードがなくなった」

 カロ「後、第一発見者」

 にゃい「いろいろと忘れてますね」


 西「犬は寝室で殺さていて」

 春「目撃者は俺たち全員で」

 カロ「犬が最後に血で書いた」

 にゃい「へっぽこ魔法少女」


 西「意味が分からないわ」

 春「次の作品のタイトルらしい。俺こいつのエロ本何冊も持ってるから知ってる」

カロ「にゃい殿、ふと拙者殺意が湧いたでござる」

にゃい「どうどう」


 西「とにかく分からず仕舞いね」

 春「ようこそ最高に狂った世界へ」

カロ「にゃい殿」

にゃい「うん、流石にかばえない」


 そうして、彼らの一日は過ぎ、次の日には春が死にました。

 御愁傷様です。

 薄汚い犬×

 カロ西

 売春×

 カキカロ

 にゃい冬

 春が死んだことで、西、カロ、にゃいは足りない頭を必死に働かせます。

 流石に、これ以上殺されてはたまらないと。変態と一緒に死ぬのは嫌だという気持ちが彼らにはありました。


 さてはて、彼らは身を案じてか、危機を感じてか、武装をし、顔を突きつけ思います。変態と一緒に死ぬのは嫌だ。


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