第3話
なんか無理やりぽいかもしれませんが、そこらへんはすみません
囚人たちの乗ったヘリが着陸するころ…
祐希たちは学校の門の前に来ていた
祐希
「ヘリ着陸したみたいだな」
ヘリが着陸した方をみる
奈緒
「とにかく学校にはいりましょ!!クラスのみんないるかもしれないし」
祐希
「よし、いくぞ」
祐希を先頭に校舎に走って行く
そして玄関からみんな入っていく
朱里
「静かだね」
寿人
「そうだな、お〜い誰かぁ〜いないのかぁ??」
大きな声で叫ぶ
その時生徒会室のドアが開いた
???
「静かにしてくれないか??」
眼鏡をかけて、いかにも優等生な生徒が現れる
寿人
「花城!?」
花城一也祐希たちの通う高校の生徒会長
一也
「大きな声ださないでくれ!!囚人たちが近くにいたらどうするだ!?」
悟
「ごめん、ごめん、ここにいるのは会長一人だけなのか??」
一也
「いや中に生徒が7名いる。とにかく中に入ってくれ」
そういって祐希を中にいれドアのかぎを閉めた
一也がいった通り生徒会室の中にはここの高校の生徒がいた
祐希
「たったこれだけしかいないのか??」
一也
「僕が学校にきたときにはもっといたけど、みんな川滝山に逃げたみたいだよ。それよりこれをみてくれ」
そういって机の上にあるパソコンを祐希たちのほうへ向けた
―囚人リスト―
パソコンにはそう書かれていた
朱里
「なんですかこれ??」
一也
「この島に離される囚リストだよ。いままで犯してきた罪と囚人のランクが載っている」
祐希
「そんなのがあるのかよ!!」
祐希たちはパソコンに映る囚人リストをみていく
奈緒
「あっ」
悟
「どうした!?」
奈緒
「このひと知ってる、二年前くらいによくテレビで報道されてた」
奈緒が知ってるといった囚人の名前は…沼木流砂27歳。18歳から22歳まで、陸軍に所属し、暴力事件を起こし解雇。その後、女・子供を狙った殺人を繰り返し被害者の数は200名以上。超SS級の死刑囚である。
寿人
「俺もみたことある…こいつはやばいって……」
一也
「ほかの囚人もS級だけど、沼木流砂だけは別格だよ。とにかく死にたくなければ逃げることだね」
その場の空気が重くなる。中には泣き出す生徒もいる
―つぎの瞬間―
ドーンッ
遠くでなにかが爆発した音が響く
祐希
「ついにはじまったか…」
―その時―
「もういや!!!」
一人の女生徒が立ち上がって部屋から出ていく
「おいっ!!待てよ」
その後を追うようにさっきの女生徒の彼氏があとを追う
奈緒
「ちょっと!!外は危険なのに」
一也
「追いかけよう」
祐希たちもあとを追いかけていく
祐希たちが玄関についたころ、さっきのカップルは校門のとこで言い争っていた
「どこにいくんだよ!!」
「もうウンザリよ、なんで私たちがこんな目にあわなきゃいけないのよ」
「でも外にでたらもっと危険なんだぞ!!」
その時―
朱里
「あぶなーい!!!!!」
カップルの方に叫ぶ
「私かえるぅ…あっ!!」
ばきょ
あたりに変な音が響く
なんと女の頭に斧が刺さり大量の血が吹き出す
男生徒は大量の血を浴びる
「うわー!!!!!」
男生徒は叫び逃げようとするが、門から一人の男が現れ首を女生徒の頭から抜きとった斧ではね飛ばした
男の首の部分からは血が吹き出だしてビクビクと痙攣しながらその場に崩れ落ちた
「アッハッハッハッハ!!!」
二人を殺した男が急に笑い出す
悟
「なんだよ、あいつは!?」
奈緒
「沼木流砂よ…」
奈緒の顔は真っ青である
ザクッザクッザクッザクッザクッザクッ
流砂は二人の死体を切り刻みバラバラにしていく
朱里
「怖い…」
朱里の声が震えている
祐希
「あんな楽しそうに人を殺すなんて…あいつ狂ってるぜ!!」
一也
「とにかく逃げよう」
祐希たちは再び校舎の中に入っていった
流砂
「あ"ー、気持ちいー!!そうだ、指一本もらっとくか」
そういって二人から小指を切り取る
ルールでは、腕をもちかえるだったがおおきすぎるため体の一部でもいいことになった
流砂
「まだ、殺したりねぇな」
そういって血の付いた手を舐め回す
斧を取って腰に差して学校の玄関に向かって歩いて行く
その頃祐希たちは…
ガチャッ
一也が勢いよく生徒会室のドアをあける
一也
「きみたち!!逃げるよ」
中にいた生徒に呼び掛ける
「会長!!沼木流砂が学校の中に入ってきましたよ」
高校二年生の女生徒が話しかける
一也
「そうか、とにかくここは危険だから裏門から逃げるよ」
寿人
「いくぞ!!」
祐希たちと一也と残りの生徒たちは裏門に向かい走り出した