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冬の月

作者: 秋葉竹
掲載日:2026/03/18


 


あなたは知らないだろう

雪山の木霊は雪崩れを引き起こす


だから冬の月をみながら

泣いてはいけない


黄砂の舞い降りるこの街の道路は

黄色く染まって

空の上の光の束はぼんやりと明るい

残された足跡は薄く

まるで悩みなど無いかのように揺れる

そしてすぐに消える


そこに悲しみなどみえず

そこに喜びなどみえず

そこに暴力などみえず

そこに平和などみえない

ただ雪を知らないひとが

木霊が引き起こす雪崩れをしらないように

森に冷たい湖があり

集う動物たちがいて

その古代よりの平和な風景を

ひとが想いえがくことはない


だから冬の月をみながら

知っていることなどないのだと

胸に刻み込んで春を待つといいだろう



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