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1955年 4月 アメリカ合衆国・日本国

 創暦 ???年


 さぁてさてさて・・・今日もやって来ましたあたしによる裏の昔話!と、その前に今日話すディエゴの好物、ホットドッグを用意してみました~。


 なんだろね、なんかこう寒い日とかに路地でホットドッグ売ってる店見るとついつい買っちゃうよねぇ。


 って事でホットドッグとセットのコーラでも飲みながら聞いてって頂戴な。今日のお話はまずまだまだ寒い4月のボストンからだよ。


 ・


 ・


 ・


 1955年 4月 アメリカ合衆国 ボストン ディエゴ


 あれから10年近くか、俺がニューヨークからリリアと共に逃げ出してから・・・


 俺とリリアはそれなりの年齢になったが、相変わらず路地裏生活をしている。しかし今は、それほどヤバい仕事をやる訳ではなく、一応新聞配達と言う仕事はやっている。ここは流れ者も多い街だから、俺みたいな奴でも雇ってくれたんだ。


 その為路地裏と言えども、街の倉庫の一角を貸してもらってそこで生活している。


 「ディエゴさん、ちょっと良いですか?」


 リリアが俺を呼んだ。何か悩み事だろうか・・・


 「なんだ?」


 「今朝の新聞を読んだのですが・・・こんな記事を見つけたんです」


 リリアは俺に隅っこに書かれた小さな記事を読ませた。


 「うん?『僕はある人を探している、君はこの世界で勝者になったはずだ。でも、そこに本当に勝利はあったのかな?もう知ってるか、この世界のどこを探しても、勝者なんていない。あるのは罪だけだ。そんな世界を変えたいと、この世界の平和を愛し、憎むものを、僕は探している。僕はニューヨーク、タイムズスクエアで待ってるよ』」


 俺は口に出してここまで読み進めた。しかし、そこでその先の文章で俺は固まった。


 「10年前、ニューヨークを飛び出した世界を憎む二人へ・・・平和を願いこの世界で闘う者より」


 「これって、まさかわたくしたちの事を・・・言ってるのでしょうか?」


 「いや、流石に有り得ない。変な記事だが気にするな。今更あそこに戻る気はない、10年もあればギャングたちの勢力図も大分変わってるだろうが、俺はここで平和に暮らしたい。今のままでいい・・・」


 「でも、ディエゴさん。いつも新聞を読んでるとき、凄い眉間にしわを寄せてますよ。その時は怖いからあまり話しかけません。ディエゴさんは本当は、ここで大人しくしていたくないと思ってるんじゃないですか?」


 「馬鹿を言うな、あの時はただ生きる事が目的だった。けど今は違う、どう幸福に生きるか。それが重要だ。お前こそどうなんだ?この記事に踊らされる気か?」


 「勿論」


 予想外の返答だった。リリアは前から変な所があった、それは生きたいと思う事への異常な執着心だ。眠りや、意識を失うと言う事をとことん恐れているんだ。だからリリアは全く眠ろうとしない。それ程までに生きている事に異常な執着を見せていたのに、この記事に突然好奇心をむき出しにしている。


 「罠かもしれないんだぞ?あの時、俺はボスを多分殺した。メディアに根回しして俺を探そうとしている可能性だってある。それなのに行きたいのか?殺されるかもしれないんだぞ?」


 「そうかもしれません、でも、そうじゃないかもしれません。わたくしだって変わったんですよ。わたくしはただ単に生きたいんじゃない。ディエゴさんと一緒に過ごして感じ始めた感情は、少しだけ、自分勝手に生きてみたいって事なんです」


 「自分勝手・・・」


 「はい、ディエゴさん前に言ってましたよね生き抜く術その1、思い立ったらすぐ行動って。この記事、直球ですけど思ったんです。わたくしたちの探し求めているものがここにあるかもしれないって・・・」


 正直な感想、俺もこの記事を読んで感じた。この記者?は、何かを知っている。そして俺を知っている。リリアを知っている。けどどこにいるかまでは把握できていない。だからこの記事を書いたんだ。


 その知った先で待ってるのは何かはまだ分からないが、大きな何かがこの文章から感じるんだ。


 平和を願い闘う、簡単な言葉に聞こえるが、この記者?は、それに対する本当の意味を知っているような気がする・・・


 「おいディエゴ!お前明日から来なくていいわ」

 

 「は?」


 その時突然、新聞屋の店長が俺たちの家にやって来て解雇通告された。


 「ごめんよ、俺だって何とかしてあげてぇけどよ。やっぱ肌の色で近所からごちゃごちゃ言われんのよ。しかも家無しで、この倉庫暮らしだろ?そんな奴に家のポストを触らないでほしんだとさ。あ、でもリリアちゃんなら養子にしてやらんことも無いって言ってたぞ」


 「はぁ・・・分かったよ。10年間、ありがとうございました。不幸中の幸いってこういう事を言うのかもな。リリア、俺はもう一度ニューヨークに行く。そしてこの記事を書いた奴に会う。お前はどうする?」


 「もちろん、ついて行きます。それが一番生きられる道だと思ってますから」


 リリアは自分で自分の生き方を決められない。そうやって育てられてきた。だから俺が教えた生き抜く術その2、生き残れる可能性の高い方を考えて選べ。

 

 自分自身で行動できないのなら、誰かについて行くしかないんだ。それが誰なのかはリリアが決める。


 「仲いいなお前ら、んじゃ、まぁ俺からも10年世話になった礼だ。ニューヨークに行く駄賃くらいしか出せねぇが、ま、元気でやれや」

 

 店長はくしゃくしゃの1ドル札を何枚か適当に俺に渡して帰っていった。


 そして、俺は再びニューヨークに戻った。ここは何も変わらないな、10年前と同じだ。壁のようなビルが立ち並び、夜も眠ることのない街。


 うるさくて汚い街だ・・・


 そして場所はタイムズスクエア。この人混みの中で、目的の存在を探し出すか・・・


 だが、そんな心配は必要なかった。この人混みに一際俺に目には異質である奴が目の前にいる。髪の毛が白く、目も赤い俺よりも幼い少年だ。その特徴から周囲の目から少し変わった目で見られているが、俺とリリアが見たのはそいつの目つきの鋭さだ。


 貫禄・・・とでも言うべきだろうか、見た目は子供なのに、何百年と生きてきたようなそんな雰囲気を感じる。そしてその生き様はある一つの事のみを貫いてきた顔だ。ギャングのボスでもあそこまでになっている奴は見たことが無い・・・


 「お前は・・・」


 「初めまして、僕の名前は指宿 永零」


 エイレイ?日本人の名前か?


 「俺はディエゴ、こいつはリリア アンダーソン。エイレイ、一つ聞かせろ。何故俺たちを探していた?」


 「決まっていたからだよ・・・いや、決めたからと言った方がいいかな。この世界は広くていろんな思いを持った人はいっぱいいる。でも、その中で真の平和を思う人はそんなに多くない。だから見つける事が出来たんだ、僕と同じ思いを持つ人たちをね」


 「答えになっていない」


 「答えは君自身がもう出してるんじゃないかな。この世界を変えてやりたい、そう思ってるんでしょ?この理不尽な世界を、現実の敗者と幻想の勝利しか存在しないこの世界を。僕ならばそれが出来る、これは己惚れでもなんでもない、僕だから出来る事なんだ。でも、僕一人でも出来ないことがある。だから僕は集めている、この世界を変える程の強い覚悟を持った人たちを探しているんだ。そして見つけた、君たちを・・・」


 正直、こいつの言ってる事は嘘を言ってるようには聞こえない。こいつは普通の奴と何かが違う。それは分かる、だが・・・


 「俺はお前の思うほど、強い覚悟は持って無いだろな。俺はここに来る事を最初は拒んでいたんだぜ」


 「でも、来たじゃないか。逆に言うよ、君は自分で思っているよりもずっと情け深い人間だよ、ディエゴ アンダーソン」


 「なに?」


 「君の苗字だよディエゴ。僕の目には見えている、君たち二人は血は繋がっていなくとも、それ以上の絆を持っている。だから僕は君をその名前で呼ぶんだ。ディエゴ アンダーソン、リリア アンダーソン。真の平和の世界を一緒に創らないか?」


 エイレイは優しく俺たちに手を差し出した。初めての気分だった、命令されるんじゃなくて、頼まれると言う事が。こいつには、ただ生きるじゃない。どう幸福に生きるかでもない。本当の平和の形が見えている。


 「・・・エイレイさん。一つだけお聞かせください」


 俺がエイレイの手を取る前に、リリアが一歩前に出た。


 「この世界は広いです、でもその中でどうしてわたくしたちを選んだのか。正直に申し上げますと、わたくしはわたくしの思う以上に良い人間ではありません。生きる事に異常な執着心があり、その為にならきっと周りを自分の意志も超えて周りを傷つける事もある。それだけではありません、他にもわたくしは・・・」


 「その自覚だよ、大切なのは」


 リリアの言葉をエイレイは遮った。


 「僕が集めているのはただ単に平和を愛してる人じゃない。その内側に激しい怒りを持った人たちだ。ただ平和を願ってるだけじゃ何も始まらない。戦う覚悟を持った人じゃないといけないんだ。平和を願い闘う。リリアさん、君にもその覚悟があると僕は思っているんだ。君の中の溢れるばかりの優しさ以上にある、勇猛果敢な覚悟をね。でも、そうだね・・・最後に僕から一つだけ質問してもいいかな?君たちはまだ見えもしない真の平和の為に、戦う覚悟はあるかな?」


 まだ見えもしない真の平和?確かにな、確かにその平和は見えない。今の世界のどこを見てもそんなのは欠片も見えない。でも、道はある。この道は確かに険しいだろうな。でも、確かにそこに道はあるんだ。行け、進め・・・この敗者のみの世界を、見えざる楽園を・・・


 『一緒に行かせてくれ』


 「・・・じゃぁ行こう。誰も知らない天国に向けて」


 俺たちはこの日、世界から消えた。


 ・


 ・


 ・


 1955年 4月 日本 関東の何処か 神和住 森羅


 息子は今東京の大学院を出てその後、製薬会社を創ったらしい。


 ガイアは単身でイタリアへと向かい、そこで子を産んだ。名はマリアと言うらしい。


 邸の者も高齢故、実家に隠居を勧めた。


 わたくしは一人、無駄に大きな屋敷に残された。


 外を眺めると穏やかな春の日差しと、徐々に復興を遂げる街並みが見える。ガイアの言っていた事は間違ってなかったな。思いの外復興が早い。


 だからこそ、わたくしのやるべきことが見つからない。掟を破る覚悟は出来たとしても、この拳を使う機会が今の世にはない。要るのは暴力ではなく復興力、作りだす力が要るんだ。


 生憎わたくしは世当たりが良いとは思えない。どうしたものか・・・


 「ごめんください」


 玄関を誰かがノックした。


 「はい、今出ます」

 

 わたくしは玄関へと出て行った、外にいたのはスーツを着た男。


 「どちら様でしょうか?」


 「あ、わたくし神和住製薬の者でして、社長からあなたへと」


 スーツを着た男はわたくしに手紙を渡した。


 「神和住製薬と言ったか?手紙を渡すのなら郵便局員ではないのか?」


 「それが、超機密事項故にどこの業者も介入させてたくないとの事で」


 成程、奴らしい。まぁ読むとしよう・・・


 「何々・・・『父へ、桜も満開を迎える今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。ご存知でしょうが、わたくしは製薬会社を立ち上げました。あなたとは違い、医療でわたくしは人を救う道を探しています。しかし神破聖拳も、医療の道の為に己で更に磨き上げました。今のわたくしは今のあなたに引けは取りません。話が逸れましたね、では本題に参りましょう。あなたに一つだけ、実験のお願いをしたいのです。勝手な申し出ですみませんが、この実験には世界最強の肉体が必要なのです。もちろん、念には念と言う理由ですから、実験に失敗しなければどうと言う事はありません。もし、実験が成功すれば神破聖拳の呪いも、ガイアの運命すらも変えられるかもしれません。わたくしは、運命だとか、宿命に囚われたくはない、あなたもそう思っているはず。運命は自身の手で開かなければいけない。わたくしは鎖で縛られた運命に終止符を打つ。その為にはあなたの協力が必要だ。まぁ、あなたが自分の運命の呪いを受け入れると言うのであれば無理は言いません。わたくしの身体で実験をするだけです。しかし、少しでもあなたがまだ成長を望むのなら、東京へとお越しください。詳しい話はそこで致します』」


 実験か・・・あいつは相変わらず人をモルモットか何かに見えているのか。


 「あの~、内容は一体何だったんでしょうか。私返事次第ではすぐに帰るか、連れてくるかどちらかと言われてまして・・・」


 「わたくしに実験に参加してほしいとの事だ。拒むのなら衛府郎、自信の身体でやると言う事らしい」


 「あ、社長また何かやらかす気なんですね・・・」


 「あぁそうだな。昔から気になったらとことん突き詰めなければ気が済まない性格だった。昔持っていたキャメラをネジ一本まで分解されたよ。それがあいつの凄みであり、弱点だ」


 どんな不思議な現象も、科学的に理解しなければ奴は納得しない。神破聖拳の呪いやガイアの宿命も、何か科学的な根拠を持ってそれを変えられると言っているのだろう。


 わたくしはガイアの言葉を思い出した。『ガイアも神和住も古い考えを捨てなければいけない』


 今がその時か・・・


 「あの、どうされます?」


 「かつて勘当した息子だが、それでもわたくしの息子に違いは無い。その息子が訳の分からない実験をしようとしているのを、放っておく親はいるまい。それに、わたくしは既に決めていた覚悟がある。わたくしは神破聖拳の伝承者として、最後は掟を破ってでも自身の務めを果たす。それが今のわたくしに出来る最低限の成長だ。案内、頼んだぞ。東京は疎いんだ」


 「その言葉、待っておりました。お車がお待ちです、さぁ。神和住 森羅様」


 ・


 ・ 


 東京


 そして私は東京へ着いた。神和住製薬、第零研究棟。息子はここにいるらしい。


 「十年振りか?息子」


 「正確には九年と二百四十五日振りですかね。父よ」


 「相変わらず細かい性格は変わらないな・・・お前は」


 息子は白衣に身を包み、わたくしを真似たのか長い髪を三つ編みにして横から垂らしている。神破聖拳伝承者は代々髪を切らないと言うしきたりがあるのだ。だからわたくしも髪を後ろで三つ編みにしている。


 「で、実験と言うのは?」


 わたくしは早速本題に入った。親子水入らずで話し込みたいが、生憎わたくしは不器用だ。息子に賭けてやる言葉が思いつかない。


 「十年前、ある男がある物質を発見した。そいつは汗、血液と言った身体から外に出る体液と反応し、この世のあらゆる物質、更には現象を引き起こす。零祖細胞と呼ばれる物質が発見された。例えばその細胞から土や鉄を取り出したり、炎や電気と言ったモノも取り出せる。そしてわたくしが見つけた零祖細胞の際たる効能は、身体に与える毒素を全て排除できるという点だ」


 「そんなものが実際にあるのか?まるで魔法だな」


 「そう、魔法だ。この細胞の真の正体は魔法なんだ。しかし、問題はここから、父よ。ファンタジー小説は読みます?」


 「あまり読まない、伝記などは読むがな、何か重要な事でもあったか?」


 「いや、別にいい。問題はこの細胞が存在している場所」


 「まさかとは思うが、ここではないどこかの世界と言うのではあるまいな」


 「・・・察しがいい。大正解です父よ、ここではない異世界が十年前に発見された。そしてそこにその細胞は存在している。発見したその男は原爆投下の日、広島にいた。そこで原爆の直撃を喰らったにも関わらず彼は傷一つなく生きている。それはその世界に触れたからだ。そして今、その零祖細胞をこの世界に持ち込むことは可能かの実験をしている。だからあなたを呼んだ。向こうの世界の環境にも耐えうる忍耐力と体力を持ち合わせた存在が」


 「実験はそこまで危険ではないと言っていなかったか?」


 「えぇ言いました。向こうの世界の環境と言うのもここと変わりはしません。むしろ空気が綺麗ですね、しかし、零祖細胞を操れるかはあなた次第だ。零祖細胞は体液の他に精神状態にも大きく左右される。現在、その零祖細胞を自在に操れるのはその彼しかいない。彼もあなたに引けを取らない精神の持ち主だ。だから自在に操れる、何をどのようにすれば零祖細胞を完全に支配できるのか、わたくしはそれを知りたい。この細胞を完全に我が物にした時、世界にはもう医療という言葉は必要なくなる。そして、呪いも。打ち破れると信じている」


 いきなり過ぎて突拍子の無い話だ、しかし、親が息子の言う事を信じないでどうするのだと言う話だ。ひとまずは信じよう。


 そして、息子の夢を支えるのは親の務め。何も出来ない父ではあるが、息子の夢の実現を手助けする事が出来るのなら、それは正直に喜ばしい。わたくしに出来る事はそれぐらいだろう。


 「息子よ。わたくしは正直、父親としては失格の存在だ。お前の言葉を否定し続けたわたくしは間違っていたのかもしれない。お前はこうして全ての壁に立ち向かおうとしている。その勇気は誰にも負けない。だからわたくしも人肌脱がねば、父として示しが付かない。協力させてくれ、息子」


 「その言葉、感謝する。父よ」


 息子の放った言葉に、感謝と言う感情は籠ってはいなかった。だが、これでいい。あいつはあいつなりの道を進めばいいんだ。まだ結末は見えないが、あいつを信じてやりたい。

 

 わたくしはこの日、異世界へと飛びだった。


 ・


 ・


 ・


 創暦 ???年


 こうしてディエゴ、リリア、森羅の三名はここ、異世界へと旅立っていきました。


 そしていよいよ最初の到達点。集いの時がやって来る、異世界の地へと集まる平和を願い闘う者達。永零を筆頭としたディエゴ、リリア、森羅、ニヒル、ウーネア。そしてキツネの飯綱。それぞれがそれぞれの思いを抱いて異世界に集う。そこが最初の到達点。


 でも、そこにはある存在がいたの。レイノルドと呼ばれる事になる、特異な存在がね・・・


 

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