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第五週:無口と兵士(土曜日)

 “西銀河帝国の先代”って、バルビニアスでしたっけ?


「おい!あんなマツクイマダラダヌキと先代を一緒にするな!!」


 あ、す、すみません。プピニアヌス帝の方でした――


「おい!!アンタ俺たちをバカにするつもりか?!誰があんなミノウスアカギツネに仕えるもんか!!」


 え、で、でも、今の皇帝の前の代って言ったらバルビニアスとプピニアヌスのが共同皇帝として――、


「時期を考えろよ。 《サカタッティ狩り》は’37年とか’36年だろ?」


 あ、そうか……でも「先代」って言ったのはデュさんの方で――、


「うん?……あ、そうか、あんた西銀河の人じゃないから分らねえのか」


 どう云うことですか?


「俺たち 《ジバレー》が仕えてたのは二世陛下だよ、短かったけどな。で、帝国に仕えてたヤツらの多くが、あのバルとプピを皇帝だなんて想ってなかったのさ」


 あー、人気なかったとは訊きましたけどね、暗殺もされちゃったし。


「二人同時に、近衛兵の連中にな――ま、元老院の人選がそもそもおかしかったんだよ」


 で、そのまま当代皇帝が即位して現在に至るワケか。


「やっぱ血だろうな、優しそうな顔してるわりに一世大帝にも二世陛下にもよく似てるよ、中身が」


 一世の孫で二世の甥っ子ですもんね。顔はお母さん似だって話ですけど。


「一度、遠くから剣舞を観させて頂いたけど、やっぱ騎士の血があると違うな」


 大帝がそもそも騎士階級の出身でしたしね……って、そこの話もMrに聞く予定だったんだけど、どうしようかなあ?



(続く)

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