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第四週:チャームとナイフ(土曜日)

「まあ、でも、いずれにしろ、その“テストラ”とかってのに繋げれば見れるんだろ?その……プフッ……あ、ごめん…………ブフッ……ダメだ、どうしても『線虫』が頭に浮かんじゃう」


 ヒドイなあ……確かに私も『せんちゅう』は認めましたけど…………あ、


「どした?」


 この間Mrに連れて行かれた惑星で襲われたバケモノ想い出しちゃった……。


「どこの惑星?」


 《ネマート》って知ってます?スタラボチャイロ松で有名な――、


「ああ、知ってる知ってる。大分前に仲間と飛んで行ったことあるよ」


 そのチャイロ松の森が新種の線虫のせいで枯れまくってるってMrが呼ばれたんですね。


「Mrってこの家の持ち主だっけ?会ったことないけど」


 そうそう。ずっと引き籠ってたんですけど、今じゃほとんど戻ってないらしいですよ。


「まあ、おかげでゲームとか勝手にやらせて貰ってるけどね――なんでその人が呼ばれたのさ?」


 なんか昔っからその手の面倒事を引き寄せる体質らしくて、色々と勝手に解決してる間に西銀河帝国とかタイムパトロールとかと繋がりが出来ちゃったらしいですよ。


「あー、時々いるよな。そう云う人――え?じゃあ、セイの兄さんもそう云うのに巻き込まれたりしてるワケ?」


 だと想いますよ、僕なんかよりずっと長い――二十年以上の付き合いでしょうから。


「ああ、《サカタッティ狩り》の時に会ったとか言ってたな」


 そう言えば、デュさんの―― 《ジバレー》の方々にはそう云うのなかったんですか?


「ああ、俺らはホラ、そのころ西銀河帝国の先代に雇われてたからさ――」



(続く)

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