第四十五週:ヤングと松井(木曜日)
えーっと、
で、
どこまで行ったっけ?
……“エル”さんたちの話は (*ネタバレ禁止)と (*ネタバレ禁止)に関係するので昨日書いた辺りで止めておいて……、
最後は『④三バカトリオ (inタイムボックス)』ですね。
えーっと、
この三人もフラウスたちを見失ってて、それでもタイムパトロールだからタイムボルテックスの痕跡とかから追跡出来ないか試してたんだけど、結果は当たりなし。
で、TPの追跡をかわすだけならまだしも彼らがいた痕跡まで消すなんてことは中々出来る芸当ではないんだけど、博士の言葉を借りれば
「(博士の)タイムボックス並みの装置があればあるいは――」
とのこと。
でも、“エル”は“エル”で 《ホーライ》に侵入者があった事に驚いている様子だったし、誰が彼らの痕跡まで消したかは……あれえ?
*
「タイムボックスの“元になった装置”?」
「ソンナノアルノカ?」
「うーん? 《時主》って聞いたことない?」
*
と云うことで、ここで 《時主》――Mr.Blu‐Oの出身種族ね――の関与を疑い出す博士なんだけど、《時主》族は本来「我関せず」が基本だから、やっぱり違和感は残る
――けど、ま、何かの手掛かりにはなるかもね。
*
「ああ、でも、だから…………結局は一緒ですね?」
と、博士が言い、
「一緒?」
とストーン女史とMr.Bが同時に訊き返した。
「①フラウス君たちが消えたのが“キレイな私”絡みなら 《ホーライ》が関係している。
②もともと向おうとしていた 《カーウ》は、《ホーライ》とも、時主の惑星 《シュールー》とも繋がっている――多分。
③ 《時主》族の人たちは、一部の例外を除いて、基本自分たちの惑星から出て来ない」
「あっ、そうか、だから――」
「僕ラトシテハ、先ズハ 《かーう》ニ向カウ所ニ戻レバ良イノカ」
「そう。そこから 《ホーライ》に向かう」
*
と、
まあそんな感じで。
彼ら三バカトリオとしては、消えたフラウスたちのことを心配しつつ、先ずは本来の目的地である『銀河最後の秘境・惑星 《カーウ》』へと向うことになるのだが、しかし、そこは 《銀河最後の秘境》とまで謳われる場所である。
果して彼らは無事そこまで辿り着くことが出来るのだろうか?
どんな困難が彼らを待ち受けているのだろうか?
乞うご期待!!
――、
*
ブブブ。
グオン。
シュン。
ギギギギギギギギギーーーーーギャース。
「はい、到着。お疲れさまでした」
「ナンダ、アッケナカッタナ」
…………あれえ?
(続く)
 




