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第三十五週:コペンとハーゲン(水曜日)

『――やっと話せますよ』


 と、“エル”こと“向うの方のキム=アイスオブシディアン”は呟くと、ここに集った顔ぶれを見ながら、果して何処から話すべきか?と、宮殿の騎士や衛士のことにも想いを巡らしつつ考え…………え?あ、はい。何かご質問ですか?


『……うん?』


 え?“コペンハーゲンポーカー”が何か分からない?


『……ちょっと』


 あー、西暦2000年代前半の人は知らないかもですね。


『……おい、作者?』


 そっかー、量子コンピューターが一般に普及するのもまだ先ですもんね。


『……えー、また待たされるの?』


 いやあ、やっぱ、読者の期待や質問に応えてナンボの商売ですから……なんかごめんね。


     *


 “コペンハーゲンポーカー”は、大変ギャンブル性に富み、且つ、中毒性の高いトランプゲームである。


 その名前からも分かる通り、このゲームの発祥地は未だ野蛮惑星時代の地球で、そのギャンブル性及び中毒性から瞬く間に銀河全域にまで――主に闇賭博の世界で――拡がり、亜空間動画配信サービスオリジナルムービー『博打アポカリプス:アデルとペトロ』によって一般の方々にも知られるようになった。


 ゲームの進め方自体は所謂『セブンカード・スタッド』と同じ (ググってね)だが、問題となるのはそこで使用されるカードである。


 “コペンハーゲン”と云う名前から勘の良い方は既にお気づきかも知れないが、ここで使用されるカードには、所謂『量子力学のコペンハーゲン解釈』が適用されることになる。


 つまり、ここでカードは――というところで紙数も尽きたので、続きはまた明日。



(続く)

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