表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
143/331

第二十三週:穴とプラネタリウム(土曜日)

『すみません。そのコードを入れるのは右側のジャックです』


「あ?こっちか?」


『そうです。そちらの赤い…………はい。それで結構です』


「俺は光だからよく分からねえけどよ、アンタみたいな、その……旧型の? 《地球》の機械でも動かせるもんなのか?」


『確かに私は旧型の地球製ですが、それでも当時の最先端技術を盛り込まれていますし、その後Mr.Blu‐Oの……趣味?……手慰み?……に様々なマイナーチェンジも施されています。ですので、その分進化もしており、《時主》の技術との相性も悪くはないと考えられます』


「なるほど……と云うか、あのバアさんに改造されてんの?」


『多分、デュさんが遊ばれているリビングのゲーム機などもされているかと――』


「え?!そうなの?」


『はい。よく「タイムが上がらないのは機械のせいよ!」と言われていましたので――』


「そういや、マ〇オ・カ〇トで変なバグが出る時あったな……」


 あの人はそう云うことよくやるからね――はい、延長ケーブル持って来たよ。


『ありがとうございます。それでは片方をコントロールパネル右手のゲル層の中へ、もう片方を私のライトケーブルに繋いで下さい』


 はいはい。


「ん?樫山さんにも想い当るフシあんの?」


 あの人はね、『コバヤシマル問題』じゃないけど、解けない問題はプログラムを変えてでも解こうとする人なんだよ。


「それってインチキじゃん」


 でもおかげで助けらることも多いし――どう?タイムパトロールがメンテしたポッドだから勝手が違ったりしない?


『はい。そこはなんとかなりそうです』



(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ