表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
125/331

第二十週:社と甲冑(土曜日)

『“――そう言って現れた男の名前はモーガン・ストールでした。ご存知かどうかは分かりませんが、天才科学者にして億万長者、そうして、これは公然の秘密でもあるのですが、あの金剛石の騎士 《ダイヤモンドマン》その人だったのです。”』


「(小声で)ちょっとちょっと、樫山さんよ」


 (小声で)うん?なんですか?


「(小声で)“ダイヤモンドマン”ってなに?」


 (小声で)すみません。私も知らないんです――ア〇〇ンマンなら知ってますけど。


「(小声で)ああ、あれカッコいいよな」


 (小声で)アレのパクリかなんかですかね?


『“無二の親友 《戦争機械》、バッタの力の 《ローケスト》、美しき魔法使い 《ブラックマジック》、弓矢の名手 《ファルコンアイ》、そして、謎の戦士 《ハンドレッド》と共にアイア……ダイヤモンドフォースを結成、悪との戦いに敢然と立ち上がったのです。”』


 (小声で)いよいよアイア〇〇ンっぽくなって来ましたね。


「(小声で)“復讐者たち”を結成しないだけマシなのかな?」


『“スーパーパワーを秘めた腕輪を操る 《ウンシュウ》、機械化人間 《モードクター》、悪の大富豪 《ハンマー・ジャスティス》、奴らはあの手この手で世界を恐怖のズンドコベロンチョに――”』


 (声を上げて)あのー、ちょっとゴメン。


『……はい?なんですか?Mr.樫山?』


  確認だけどさ、これってまだ 《浮遊舎》からのメッセージが続いているんだよね?


『はい。今の節で全体の二百三十分の百二十六まで読み上げられました』


 えーっと…………大体50%ちょい?


『はい。約54.78%ですね』


 ちなみに、この 《ダイヤモンドマン》って 《浮遊舎》と関係あるの?


『いえ、こんな人物は存在しないハズです』



(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ