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クエ完了報告をしたところで。

ランキングのりました!


アクセス数も日々増えているようで、すごく励みになってます!




木のふもとに薬草が生えているのを見つけたら、かがんでその根元から優しく引き抜く。


採取した薬草は腰に回している鞄の中に入れる。


そんな手順を俺は繰り返していった。



おかげでだんだん慣れてきた。


初めは発見した草全てをとりあえず採取&鑑定していたわけだが、そのうちそれっぽい草を見分けて厳選するようになった。



それにしても意外と雑草が多い。


採取した雑草は適当にまとめて置いておいた。




「そろそろいっかな」


森に入ってから3時間ほどたった頃、腰に巻いている鞄、もといアイテムボックスがパンパンに近い状態になったので広場に戻ることにした。



森の中でも草原との境界に近い位置を採取して歩いていたので、広場の方向はすぐに分かった。



森を出て草原を歩く。



「あっ兎だ」



とりあえず倒しとく。


さくっ。


キュッ。



アイテムを回収してそのまま歩く。



「だんだんお腹すいてきたなー」



太陽が頭の真上に見える。

ということは今は昼くらいか。



今いる草原から神殿まで行って、窓口でクエストの完了報告してから素材を売る予定だ。


そのあと神殿に付属している食堂でご飯でも食べてみようかな。




広場に近づいて、ちらほら家が見えるくらいになった。


ここまで広場の混み合った音が届いている。



中央に向かって大通りを歩く。


やはり昼時とあってすれ違った人の数が段違いに多かった。



広場中央に着いた。


「すごい人だな」


昼間の中央広場に来るのは初めてだか、ここまで混んでいるとは思ってなかった。


行き交う人々。

話し込んでいる二人組。

まとまって立ち話している男女のグループもある。



「ん?」


ふといい匂いがした。

肉が焼けるような、香ばしい匂い。


と思ったら肉だった。



焼いた肉を串に刺した物だろうか。

それを数本持った男が俺の横を通り過ぎた。



「そんなものも売ってるのか」


ちょっと食べてみたい。


少し周りを振り返ると、広場の一角で串に刺した肉を焼いている人がいた。


香ばしい肉の香りに魅了された人々が彼の周囲に吸い寄せられているようだ。


見ていると手元から急に火が吹き出しているように見える。

火魔法でも使っているのか?



決めた。

用事が終わったら絶対食べよう。



神殿に向かう。


大きな扉をくぐり、列に並ぶ。

結構人が多い。


その間スマホで掲示板を見て時間を潰す。

少し待った。




「おお…」


「今回は何のご利用ですか?」


自分の番になり、案内された窓口はこの前と同じ服がパツパツの人だった。



とにかくパツパツだった。

特に胸のあたりとか。

隠しきれない存在感を放っている。



あんまり見ないように心がけた。

うん。頑張った。



〈兎を10匹倒す!〉の完了報告とその報酬をもらった。


ついでに次のクエストもしっかり受けておく。


次に受けるクエストは通称魔法クエスト。

これをクリアすると魔法が1つ使えるようになるのだ。



「あとこっちの買い取りもお願いします」


「あら。結構な量あるわね」


森で採った薬草を鞄から出して机の上に置く。


我ながら沢山採ったと思う。

やってるうちに楽しくなっちゃったのだ。



「では端末をかざしてください」


スマホを取り出してそこに軽く触れさせる。


ピッ!



もともとの手持ちである10000コルに加えて、今までのクエストの報酬と今回の買取額を合わせると15030コルになっていた。



ショップで買ったディナーロールが6個入りで200コルなのを考えると、当分の間はこのお金で生活できると思う。



買取が終わり、受付から離れる。



「昼飯でも食うか」


スマホを見ると時刻は1時を過ぎていた。



食堂は神殿の地下1階にあるみたいだ。

そこではお手頃な値段で定食を食べることができる。

今の時間はランチがオススメらしい。


どんなメニューがあるのだろうか。


少しの間考えに耽っていると、右肘に軽く引っ張られる感触が。


どうやら服をつままれているみたいだ。



後ろを振り返るとそこには今朝別れたばかりのエリスがいた。


ちょっと驚く。


「エリスじゃん。どしたの?」


「いえ、偶然会えたので声をかけようかなって。


あ、そういえば無事私の家が建ちました!」


「おっそうか!それは良かったね」


「でも広場に遠いところしか空いてなかったです…」


しょぼーんとした表情のエリス。


まあそうだろうな。

自分の他にも約1万人の人がいるのだ。

中央に近い土地はすぐに埋まったことだろう。



「あと私、助けてくれたお礼がしたいです」


エリスは見上げて俺を見つめてくる。


「いやそこまではいいよ。俺も善意だったし」



少しの間、押し問答になった。


だが彼女に全く譲る気がなさそうなので、エリスの好意をありがたく受け取ることにした。


「じゃあエリスにお昼ご飯をおごってもらおうかな」


「お昼ご飯ですか?」


「ここから1階降りたところに食堂があるんだって」


下を指差して言う。


「そうなんですか」


「まあとりあえず行ってみようよ」


2人並んで歩き出す。


一緒に階段を降りる。



聞けばエリスも昼ごはんをまだ食べていないということで、向かい合って席に座ることになった。




相変わらずのほんわか進行です

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