表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時をかけるAI  作者: 宮本 くつろぎ
5/5

5

 長い時間を経て何度も何度も文明が移り変わり、世界は様変わりした。


「古代に築かれた文明が兼ねてより研究されてきました。その時代に関する資料で現存するのはこちらのみと見られます。モバイルの一種と見られますが、データが破損しているのもあって中々復元出来ませんでした」

 

研究施設の一室で職員や有識者、記者が集まっていた。


「彼らは非常に交友関係を広く保ち、それらを維持することにいとまを得なかったと考えられます。清純で慎ましく生きた彼らは人情に厚く悪に厳しく時には勇敢に敵に立ち向かいました。子供やパートナーには深い愛情を与え、悲しませることもありません。使命感でも持つように自分を律し道を外しませんでした。醜さもけがれもない彼らに私たちが学ぶ部分は多いでしょう。これらは一つのデータから導き出したものなので、これが古代の人々の全てと決めるつけることは出来ません。残したデータを解明し皆様のお役に立てるようこれからも研究いたします」

 

部屋の中央にぼんやりと人の影が映し出された。

360度どこからでも観察できる立体的な映像だった。


「私たちはこのモバイルの所有者の姿をサンプル化いたしました。これにより皆さんが古代人についてよりイメージしやすくなり身近に感じられると思います」

 

映し出されたそれはまさに男の前に突然現れたあいつの姿そのものだった。

その嫌みのない顔つきは人々にとてもいい印象を与えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ