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鋼鉄異能軍-the iron psychic-  作者: 風見
3/4

chapter3 予兆

午前6時32分。起床から32分経つが、俺は未だにこの状況を理解できずにいる。


真上にいる謎の少女。冷静な態度の流子。そしてなにより、その少女が自分を知っているかのように言葉を口にした事。


何一つ理解できない。理解不能理解不能、というやつであろう。


「貴様、何者だ?」

「隣人よ、警戒しないでくれ給え」

「頭上から落下してきた者に警戒しない者があるか」

「すまないが、今はそこの愛人に話さねばならない事がある」

「あいじ…あぁ!」

謎の少女と話していた流子がなるほど、という風に手を打つ。

「そうか、シンジ…にわかに信じ難いがこれが貴様の彼女か!」

この言葉を聞いた瞬間、俺は反射で言ってしまった。


「そうだ」と。


何故ならこのままでは流子の買い物に付き合わされるからである。

奴は人遣いが荒く、大量に物を購入し全て俺が荷物を持たされるのでタチが悪いのだ。

落下娘には悪いが後で謝って帰ってもらおう、そう考えていた。


しかし、落下娘が発したのは芝居だとかそんなものでは無かった。


「我が愛人よ、私と来るがいい。このままではあと僅かで『ニホン』は消滅するであろう」


やはり理解が追い付かなかった。


第三話 終わり


続く




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