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栄養ドリンク男・狭い世間

時刻、午前11時半。


俺と高橋は割と大きな通り沿いにあるロッテリアに入った。

2階の席に座ると、通りを歩いている人が見えた。

二人ともセットを頼んで、少し早めの昼食とした。

俺はてりやきバーガー。高橋はリブサンドだ。


「で?彼女との話を聞かせろよ」


ポテトをつまみながら聞いてきた。

俺は前回先輩に話したこともあり、ポテトを食べながら要点だけを簡潔に話した。



「なにそれ!俺もテコンドーしてたんだけど!マジでうらやましい!末長く爆発しろ!」

「どういう状態だよ」


誉めてんのかけなしてるのかわからん。

ポテトを食べ終わり、バーガーを食べ始める。


「ところでさっきから言ってる、その『爆発しろ!』って何?」

「あれだよ。うらやましいの最上級みたいなもんだ」


そんな言葉が存在していたなんて全く知らなかった。

ここまで歩きながら高橋の話を聞いていたが、どうやらオタクになったらしい。

そして高橋の話によると


「この現代社会を過ごしている人間の中で、多分3分の1はオタクが占めてると思う。俺調べだけど」


だそうだ。

つまるところ、変わっているのは高橋のような人間じゃなくて、俺みたいな人間のほうらしい。

一通り真琴さんの話を終えると、高橋が変なことを言い出した。


「なぁ。もしかしてその人って豆乳好きじゃね?」

「え、なんで知ってんの!?」

「やっぱりか!そんな気がしたんだよなー」

「お前の知り合いだったのか!?」

「別に知り合いってほどでもないけど。多分知り合いの友達だし。お互いは面識なし」


なんで知ってるんだ?


「なんでって・・・さっきお前が言ってた『通常』を借してくれた人いるじゃん?」

「また心の声が・・・って山田さん?」

「山田っていうのか。意外と地味な名前だな。で、その人と知り合い・・・いや、知り合いになるのか?まぁ知り合いなんだよ」


なんだそりゃ?

知り合いだけど知り合いかどうか微妙だけど知り合いって。


「まぁそれでその人が話す話題の中で、佐々木の彼女みたいな人の話が出てきてたんだよね」


なんかすごい世間が狭い気がしてきた。

もしかしたら先輩のこととかも知ってそうだし。

今思うと俺の周りはみんな山田さんの知り合いばっかりだな。

おそるべし山田さん。


「なんか写真とかないの?めっちゃ顔見てみたい」

「いや、撮ったこと無い」

「え!?普通リア充ってパシャパシャ撮るもんじゃないの?」


またリア充。


「ところでさっきから言ってるリア充ってなんだよ」

「わからないのか。なおさらリア充だな」


笑いながら説明してくれた。


「リア充ってゆーのは、リアルが充実してるやつのこと。つまりオタクみたいに二次元じゃなくて三次元の生活が充実してる人間のことさ」

「でも別に高橋だって昔彼女とかいたわけだろ?」

「今はミクさんだけが俺の嫁だ」

「嫁?」


結婚してるのか?あの緑のやつと?


「ググレカス!・・・って言っても通じないもんな。嫁ってゆーのは二次元の世界で好きなキャラのこと・・・かな?えーと・・・」


高橋は頑張っていた。

あいかわらず説明下手くそだなと思って聞いていた。

俺は食べるものがなくなったので、コップの中の氷をガリガリしていた。

つまり「嫁=愛してる>好き=別に好きじゃないんだからね>普通>嫌い>死ね=タヒね」ということらしい。

ちなみに「ググレカス」は「自分で調べろ」と言う意味らしい。


「なんか疲れた」

「お疲れ様」

「よし。今日暇なんだろ?ちょっと俺に付き合えよ」

「いいけど。どこ行くんだ?」

「もちろんお前をこっちの世界に引きずり込んでやる。多分ゼローシュさんもそれを望んでいるとみた!」


まぁ興味がないわけでもないから付き合ってやるかな。


「ってゼローシュって誰?」

「あ。やべ。気にしない気にしない。こっちの話。よし行くか!」


立ち上がった高橋のあとを追うように俺も立ち上がった。



ここまで読んでいただきありがとうございます。

感想とか書いていただけるとテンションが上がります。


なんかオタク用語の解説回でしたね。

でも話はちゃんと進んでおります。


次回もお楽しみに!




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