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 マリエールはダンジョンに潜る。魔石とドロップアイテムを回収する事と怪我人の治療をする事だ。大きな怪我をした若い女性を見つけた。

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 ここはダンジョン都市である。全ての人々がダンジョンに何らかの関わりを持っている。ここのダンジョンは門も門番もなく誰でも自由に入れ換金も出来る。

 マリエールはダンジョンに潜る。ダンジョンを探索して魔獣を倒して魔石やドロップアイテムを回収する。怪我人を治療する。10層20層30層の安全地帯に物資を運搬する。

 今日もマリエールはダンジョンに潜る。ダンジョンを探索しながら8層で怪我人を見つけた。若い女性だ。大怪我をしている。傷口から出血している。止血しながら傷口を洗う。

「大丈夫ですか。」

とかけた声に微かに頷く。大丈夫でない事を如実に現す。抗生物質を注射して傷口を縫う。消毒薬を塗って包帯で覆った。周りの彼女の仲間に10層の安全地帯まで行く事を勧める。メンバーの内一人が10層に行くことになった。マリエールは、一緒に行くメンバーに

「私が彼女を背負っていきますのであなたは周りの魔獣を倒して下さい。」

如何にも子どものマリエールに女性を背負って貰うのに抵抗感じつつももう一人の女性は同意した。

 10層までの進行は苦難の道だった。マリエールは魔法で魔獣を倒し女性は剣で倒す。マリエールには女性は重すぎてゆっくりした進行しか出来ない。9層に入ってミノタウロスが現れた。マリエールは女性に、

「ちょっとここで待ってて下さい。ミノタウロスを倒してきます。」

もう一人の女性をここに残してマリエールはミノタウロスに挑んだ。幼いマリエールにはミノタウロスは強敵だ。魔法と剣で何度も挑むがミノタウロスは中々倒れない。ようやくミノタウロスの眉間に貫通魔法を当ててしとめた。同様の事が3回ありようやく10層の店に到着した。

 そこは安全地帯にある店である。食堂、宿屋、雑貨店、衣類、食品、病院、薬局------------------。何でもある。怪我をした女性は直ちに入院となった。

「応急処置上手くできています。本格的な処置をして一週間入院していれば歩けるようになるでしょう。本格的に冒険者活動するにはニ週間かかるでしょう。」

怪我をした女性と付き添った女性は姉妹だった。怪我をした妹を姉が付き添ったのだ。2人とも持ち金はほとんどなかった。もう間もなく退院と思われる時マリエールは2人の所に現れた。マリエールは2人に語った。

「退院は近いと思うわ。退院したらどうするの。退院したばかりでは冒険者活動も地上に戻るのも厳しいと思うわ。」

2人の顔は曇った。姉は思い切って、

「私はマリアンヌ、妹はマリアンネと申します。しばらくこの店で雇って下さい。何でもやります。」

マリエールはそれを受けた。2人は可愛い美少女だ。それに愛想がいい。それに絶対に裏切らぎられないと確信が持てる。

 2人は居酒屋で店員を務めた。客の評判は二重丸である。とにかく明るい、愛想がある、客の扱いが上手い。接客業の手本である。居酒屋で働き始めて二ヶ月が経った。治療費も払い終えた。そろそろ潮時だろう。

 若い女性はマリアンネと言った。付き添った女性は姉マリアンヌだ。退院後店の居酒屋で働き、二ヶ月が経った。

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