勇者は一人って誰が決めた?~勇者27000人を率いて魔王を狩る!~
勇者とは、力ある者のみを示すものではない。 立ちはだかる不安や困難、恐怖に立ち向かう者もまた、勇者として称えられるに値するだろう。
そして勇者の一人であり、勇者たちの統括リーダーである俺、サザーランド・リドル・ダフティネス・ラ・ジェレスティア・シーンクレスト・リハイル・アンクライン・テンペスタ(以下略:勇者ラ)は、異世界からやってきたという勇者たちと共に、魔王城にやってきた。
俺を含め、27001人居るが、50人ほどしか名前を憶えていないので、ここまでやってくるのにある意味苦労した。
勇者ラ「皆の者!魔王は目と鼻の先である!闇を打ち消し、我らが国に、光をもたらせ!」
「その手に剣を掲げ、勝利をつかみ取るのだ!突撃いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勇者ルシウス「うおぉぉぉぉぉーー!!」
勇者まさみち「この戦いが終わったら結婚するのだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
その他勇者26998人「わが剣をもってして(などのセリフ(以下略))」
~約28分後~
魔王は27001人の勇者たちによって炭となった。魔王が涙目になっていたのは言うまでもなく、どちらが魔王かわからない戦いとなり、この戦いは伝説となって、語り継がれていった。
the end
できれば書籍化、シリーズ化を希望しているので、良かったらsnsなどで広めてください。