表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バニラパンチ  作者: うみこん(宇宙みかんコンピューター)
第二章 学園
53/124

第53話 リリィは死んだのか? ついに学園にやってくるアイツ!!

「姉妹揃ってさ……。私をバカにしないでよ」


 リリィはそういいながらニーナの足を掴んだ。


「死ぬのは、ニーナちゃんだよ?」


 リリィはそう呟いて氷の力を発動させた。


「や、やめっ!!」


 ニーナは何かを言いかけたが彼女の体はたちまち凍り付いてき身動きが取れなくなってしまった。


 だが彼女はその直前で拳銃を撃った。


 その銃弾はリリィの肩を貫いてリリィは倒れた。


「アク……セス……」


 リリィは何とか雷のエレメンタルジェムを取り出して、雷の魔法少女へと変身した。


 変身すると彼女の傷はたちまち消えていき、一命を取り留めた。


 一方のニーナは完全に凍り付いてしまっている。


「リリィ!!」


 ビビエルは必死に起き上がり、叫びながら光線銃を撃ったがリリィは簡単に弾き飛ばした。

 

「さすがはニーナちゃんだよ。対魔術用の拳銃を持ってるとは……私も油断したね……。でももう大丈夫。あと倒せばいいのはザコの妹だけ♡」


「ザコじゃない!!」


「ザコだよザ~コ♡ ベルトがないあなたに何ができるの?」


 リリィはビビエルから奪ったベルトを揺らして見せびらかしながら言った。


「それは……っ」


「そうだ! いいこと考えた。私も、変身しちゃおうかな♡」


「まさか!!」


 リリィはベルトを腰に巻いてポーズを取った。


「こっちの方がかっこいいかな?」


 試行錯誤をしながらポーズを変えて、彼女はベルトに手をかざした。


「雷の魔法少女がさらに変身したらどうなるんだろう。ふふふ♡」


「やめて!!」


 ビビエルが叫んだがリリィは容赦なくベルトを起動した。


「アクティベート♡」


 リリィの掛け声とともに彼女は強い光に包まれて、衣装も少しずつ変わっていった。


 所々に金色の装飾があしらわれ、ステッキも金色に変わった。


 そして何よりも彼女を包んでいた電撃がさらに激しくなった。


「ふふふ♡ ど~う? かっこいいでしょ?」


 リリィは言った。


 ビビエルは少しずつ後退りをした。


「こうなったらもう、次はどうなるか分かるよね?」


「ど、どうなるか……?」


 リリィはステッキを突き出し、ビビエルに向かって雷を落とした。


「ドッカーン!! だよ」


 リリィは笑顔で言った。


 ビビエルはそのまま吹き飛ばされて地面に倒れる。


 リリィはゆっくり歩きながらビビエルの元へと近づいていく。


 ビビエルはすぐに光線銃を取り出してリリィに撃つが、リリィには全く通用しない。


 リリィはもう一度ビビエルに雷を落として攻撃した。


 ビビエルはどうにかしてリリィを止める手段は無いかと考えた。


「なにやっても無駄だよ~。もうこの世に私を倒せる人間なんていないんじゃないの? 無敵~♡」


 リリィはそんな事を言いながら再びビビエルに近づいてくる。


 そんな中ビビエルは見当違いな方向に光線銃を撃った。


「あれ~? どこ狙ってるの? 銃も撃てなくなっちゃった?」


 リリィは笑いながら言うが、ビビエルは銃を撃った方向に走り出した。


「どこいくの~?」


 リリィはそう言いながらビビエルが向かっている方を見た。


 そこには氷漬けになったニーナが立っており、よく見ると彼女を包んでいた氷が少しずつ溶け出していた。


「ま、まずい!!」


 リリィはとっさに高速移動でニーナの元へと近づき、彼女を移動させた。


「へっへーん。ニーナちゃんは渡さないよ♡」


 リリィは片手で氷漬けのニーナを抱えながら言った。


「そう簡単にいかないことは分かってる……」


 ビビエルは言った。


「だから、私が狙ったのはお姉ちゃんじゃない!」


 ビビエルは突然拳銃を取り出してリリィに向かって撃った。


 その弾丸はリリィに直撃し、彼女は血を流して倒れた。


「な……なんで……」


 リリィは苦しそうに傷口を抑えながら言った。


「あんたを倒せるのはこの拳銃だけ! だから拳銃を狙った! 簡単でしょ?」


 ビビエルは拳銃をリリィに向けたまま言った。


「うぅ、痛い」


 リリィは言った。


「痛い痛い」


「痛いっ痛いっ痛いっ」


「な、なに……?」


 あまりに痛がるリリィにビビエルは少し動揺してしまう。


「アハハハハハハハッ! 痛い痛い!」


 リリィは突然笑い始めた。


「何で笑うの!!」


「だってさあ……」


 リリィはそう言いながら何事もなかったように立ち上がった。


「私に同じ手が何度も通用すると思う? ほんと痛い子ちゃんだね~」


 リリィはそう言って、ベルトに手をかざした。


「ギアチェンジ、10!!」


 リリィがそう叫ぶと彼女の体を電撃が包み込み、それと同時に彼女の傷も癒えていった。


「ど、どういうこと!? 私はそんな機能入れた覚えない!!」


「ちっちっち~。バカだなあ、ビビエルちゃんは。私の命はこのエレメンタルジェムに刻まれてるの。だからエネルギーさえ注ぎ込めば復活するって訳なんだよ~♡ 言ってる意味わかる?」


「そんな……」


 ビビエルは落胆した表情を浮かべた。


「でも……何度も撃たれればいつかエネルギーは切れるはず!!」


 ビビエルは再び銃を撃ったが、リリィは撃ち込まれた弾丸を素手で止めた。


「なに勘違いしてるの? さっきのはわざと当たってあげただけ♡ 面白そうだったからね! アハハ!」


 ビビエルは絶望して拳銃を落としてしまう。


「さあ、これでもうわかったでしょ? 今からは私達2人きり♡ 死ぬまで付き合ってあげるから♡」


 リリィはゆっくりとビビエルに近づいて、ビビエルの頬に手を添えた。


 そしてステッキを使って彼女に直接電流を流した。


「うあああああああああああああっ!!!!」


「アハハハハハ!! 痛そう~!! かわいそう~~!!」


 リリィは大笑いをしながらビビエルに攻撃を続けた。


 ビビエルは何度も電流を流され、もはや立ち上がれないほどにダメージを受けていた。


 だが、そんなビビエルに対してもリリィは電撃を浴びせ続けた。


 ビビエルは地面に倒れたまま、電撃を受けるたびに地面を引きずられていく。


 氷が解けかけたニーナは朦朧とする意識の中ビビエルの様子を見て悔しさに歯を食いしばっていた。


    ◇


 アラン達の元を去ったリンカとミルはようやく学園に到着していた。


「ビビエルちゃんはあっち」


 ミルは占いの能力を生かしてビビエルのいる方へと道案内をしてくれた。


 リンカは洗脳された生徒達に襲われながらも、何とか潜り抜けてビビエルのいる警備棟に向かっていた。


 だが彼女たちの前に2人の忍者が立ちはだかった。


「だ、誰!?」


 リンカがそう聞くと彼らは答えた。


「いかにも!! 私達はサイファー様にお使えするナンバーズの一員!」


「アルルと!!」


「ルアル!!」


「ニンニン、忍法を使ってサイファー様をお守りする」


「あるある言って笑いも取っちゃう」


「そんな私達を人々はこう呼んだ!!」


 そう言いながら2人は決めポーズを取って叫んだ。


「「あるある忍者アルルアル!!」」


「いや~また決まったね~」


 アルルは満足そうに言った。


「ごめんなさい、私達急いでるから!」


 リンカはそう言って走り出したが、ルアルが叫んだ。


「そうはさせるか!! まきびし攻撃だ!!」


 ルアルはそう言ってまきびしを地面にばらまくが、リンカはそれをものともせず、ミルを抱え上げてそのまま通り抜けた。


「な、なんで~!?」


 アルルが驚くのもつかの間、リンカはそのまま彼らの方へと走って行くとその勢いのまま突き飛ばした。


 アルルとルアルは大きく弧を描きながら飛ばされて、学園で一番大きな木の上に引っかかった。


「バトルマンガあるあるその3……。敵が吹っ飛ばされて木に引っかかる」


 アルルは木に引っかかったまま言った。


「ん~あるある」


 ルアルは泣きながら言った。

アルルとルアルはお気に入りだからなんとか活躍させたいですね。

弱いけど。

ニンニン

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ