登場人物紹介・相関図
登場人物紹介
※ここで紹介していない人物も多く登場しますが、史書「吾妻鑑」に合わせるために出しているだけで、物語には深く関わらないので、無理に覚えていただく必要はありません。
●畠山家
・畠山重忠 第四部開始時年齢 36歳
武蔵国、秩父党の有力家の当主。名誉を何よりも重んじる典型的な坂東武士。馬をこよなく愛し、馬の鳴き声を聞き分けられる特技を持つ。怪力の持ち主。
・畠山重保) 第四部開始時年齢 16歳
畠山重忠の嫡男。兄貴肌。
・本田貞親 第四部開始時年齢 35歳
畠山重忠の家人で義弟。阿火局の夫。島津兄弟の義兄かつ叔父。剣の達人として、御家人の子弟に剣を教えている。
・阿火局 第四部開始時年齢 33歳
安達新三郎の妹。本田貞親の妻。牧の方に仕えていた密偵だったが裏切る。
・本田小次郎久兼 第四部開始時年齢 13歳
本田貞親の養子。源義経の遺児だが、本人には知らない。体は義経に似て小さい。顔は静御前に似ている。
・本田親保 第四部開始時年齢 10歳
本田貞親と阿火局の子。久兼の弟。本田家嫡男。
・本田親恒 第四部開始時年齢 57歳
畠山重忠の重臣。本田貞親の父。島津兄弟の外祖父。
・榛沢成清 第四部開始時年齢 60歳
畠山重忠の重臣。畠山家の軍師を自負している。重忠から爺と呼ばれている。
・島津忠久 第四部開始時年齢 30歳
安達新三郎と阿火局の弟。若狭忠季の兄。畠山重忠の娘であり本田親恒の孫娘を嫁に取る。薩摩国、大隅国、日向国の三カ国の守護職。真面目な性格。
・若狭忠季 第四部開始時年齢 29歳
安達新三郎と阿火局の弟。島津忠久の弟。若狭国の守護職。気弱な性格。
●北条家
・江間義時 第四部開始時年齢 36歳
北条時政の次男。北条政子の弟。牧の方の愛人。北条分家の江間家の当主。常に冷静に物事を見ようとする。戦いは不得意。
・北条時政 第四部開始時年齢 61歳
北条家の当主。北条政子の父。野心家。
・牧の方 第四部開始時年齢 36歳
北条時政の後妻。江間義時の愛人。京の公家出身。先妻の子たちと不仲。野心家で口が悪い。
・北条政範 第四部開始時年齢 10歳
北条時政と牧の方の子。北条家嫡男。両親の期待を一身に背負う。素直で真面目な性格。
・平賀朝雅 第四部開始時年齢 25歳
牧の方の娘婿。父は源氏一族の重鎮、平賀義信。武蔵守。
●源家
・源頼朝公
前征夷大将軍。故人。
・北条政子 第四部開始時年齢 42歳
源頼朝の正室。頼朝の死後は尼になり尼御台所と呼ばれる。
・源頼家 第四部開始時年齢 17歳
源頼朝の長男。征夷大将軍。尊称は上様。粗暴な性格。乳母夫は梶原景時と比企義員。
・源実朝 第四部開始時年齢 7歳
源頼朝の次男。乳母夫は阿野全成。
・乙姫 第四部開始時年齢 13歳
源頼朝の次女。大姫の妹。
・阿野全成 第四部開始時年齢 46歳
源頼朝の異母弟。源義経の同母兄。僧出身。兄弟が粛清されていく中、裏方に徹することで生き残る。
・阿波局 第四部開始時年齢 36歳
阿野全成の妻。北条時政の娘。政子の妹。
●鎌倉御家人
・安達新三郎清経 第四部開始時年齢 35歳
阿火局と島津兄弟の兄。京出身。情深く、人を殺すのを嫌う。八角棒の使い手。
・梶原景時 第四部開始時年齢 59歳
源頼朝の死後は乳母夫として源頼家の側近となる。「十三人の合議制」の一人。皆からは讒言者として怖れ嫌われている。
・大江広元 第四部開始時年齢 52歳
源頼家の側近。公家出身の学者。策謀家。頼朝死後の政治体制「十三人の合議制」を作る。主に朝廷への交渉や工作を担当する。
・三浦義村 第四部開始時年齢 34歳
相模の有力御家人であり、「十三人の合議制」の一人、三浦義純の嫡男。若き策謀家。
・比企義員 第四部開始時年齢 56歳
源頼家の乳母夫。「十三人の合議制」の一人。娘が頼家の子「一幡」を生んだため、外戚として、北条家を凌ぐ存在になってきている。
・海野幸氏 第四部開始時年齢 27歳
「神降ろしの弓」の異名を持つ、弓の名手。源頼朝のお気に入りとして、流鏑馬によく選ばれている。後に弓馬四天王の一人と呼ばれる。
・望月重高 第四部開始時年齢 27歳
大姫の近習。弓の使い手。後に弓馬四天王の一人と呼ばれる。
■その他
・姫宮 第四部開始時年齢 21歳
後白河法皇のご落胤の噂がある白拍子。舞の天才。磯野禅尼亡き後、弟子を養うため、姫宮一座の長として、精力的に働いている。痣丸に惚れている。
・痣丸 第四部開始時年齢 21歳
故伊藤景清についていた童武者。物造りが好きで、工人の道を選ぶ。大宰府で船の作り方を短期間で学び、船大工の若き匠として名声を得る。寡黙。