登場人物紹介・相関図
※ここで紹介していない人物も多く登場しますが、史書「吾妻鑑」に合わせるために出しているだけで、物語には深く関わらないので、無理に覚えていただく必要はありません。
●畠山家
・畠山重忠 第二部開始時年齢 21歳
武蔵国、秩父党の有力家の当主。名誉を何よりも重んじる典型的な坂東武士。馬をこよなく愛し、馬の鳴き声を聞き分けられる特技を持つ。怪力の持ち主。船酔いしやすいので船が苦手。
・本田貞親 第二部開始時年齢 20歳
畠山重忠の家人で義弟。独特の太刀使いをする強者。
・本田親恒 第二部開始時年齢 42歳
畠山重忠の重臣。本田貞親の父。
・榛沢成清 第二部開始時年齢 45歳
畠山重忠の重臣。畠山家の軍師を自負している。
●北条家
・江間義時 第二部開始時年齢 21歳
北条時政の次男。北条政子の弟。牧の方の愛人。北条分家の江間家の当主。常に冷静に物事を見ようとする。戦いは不得意。
・北条時政 第二部開始時年齢 46歳
北条家の当主。北条政子の父。野心家。
・牧の方 第二部開始時年齢 21歳
北条時政の後妻。江間義時の愛人。京の公家出身。先妻の子たちと不仲。野心家で口が悪い。
・牧宗親 第二部開始時年齢 29歳
牧の方の兄。公家出身。気が弱く、平穏を愛する。
・阿火局 第二部開始時年齢 18歳
密偵であり牧の方の侍女。平家の密偵集団「赤禿」出身。京の遊郭「天女」では茜御前と名乗る。
●源家
・源頼朝 第二部開始時年齢 37歳
尊称は佐殿、御所。源氏の嫡流。後の征夷大将軍。長い流人生活で、並外れた観察眼と人の心を読む力を身に着ける。無類の女好きで、女に対しては必要以上の優しさをみせる。
・北条政子 第二部開始時年齢 27歳
尊称は御台所。源頼朝の正室。気が強い。嫉妬深く、癇癪持ち。
・源範頼 第二部開始時年齢 28歳
源頼朝の異母弟。平家追討軍の大将軍を務める。従順な性格。
・大姫 第二部開始時年齢 6歳
源頼朝の長女。夫の清水義高の死後は、少女とは思えない大人びた性格になった。
・海野幸氏 第二部開始時年齢 12歳
大姫の近習。弓の使い手。後に弓馬四天王の一人と呼ばれる。
・望月重高 第二部開始時年齢 12歳
大姫の近習。弓の使い手。後に弓馬四天王の一人と呼ばれる。
●鎌倉御家人
・安達新三郎清経 第二部開始時年齢 20歳
旧名・阿太郎。畠山重能の客将。京出身で知恵者。人を殺すのを嫌う。八角棒の使い手。
・梶原景時 第二部開始時年齢 44歳
源頼朝を誰よりも理解していると豪語する。たまに先走って叱られることもあるが、頼朝が一番重宝し、信頼している有能な臣。
・大江広元 第二部開始時年齢 37歳
源頼朝の参謀。公家出身の学者。頼朝の政治の師であり同志。主に朝廷への交渉や工作を担当する。
■その他
・伊藤景清 第二部開始時年齢 21歳
「悪七兵衛」の異名を持つ侍大将。平家最強の武士の一人。無銘の黒刀を使う。いつも「悪」一文字の旗指物を持つ童武者を連れている。
・磯野禅尼 第二部開始時年齢 39歳
白拍子の舞の創始者。静御前の母。遊郭「天女」の主で、数多くの弟子を持つ。
・静御前 第二部開始時年齢 19歳
源義経の妾。磯野禅尼の娘。天下一の白拍子と呼ばれる。
・惟宗広言 第二部開始時年齢 52歳
公家であり歌人。歌の名人として後白河法皇自身と仕える。歌のことだけを考えて生きている。
・惟宗忠久 第二部開始時年齢 15歳
惟宗広言の子。忠季の兄。真面目な性格。
・惟宗忠季 第二部開始時年齢 14歳
惟宗広言の子。忠久の弟。気弱な性格。
・丹後内侍
惟宗広言の元妻。惟宗忠久と忠季の実母。源頼朝の初恋の人。