言の葉に 噂は叫び 重なりゆくは 意味は無き 謎隠すために 書いただけ
秘めた謎をあなたは解けますか?
海中へと沈んでいったのは
身勝手な自分自身の心
望まれていなかったことを行ない続けて
学ぶ時を遅らせてしまった
自分が悪いという自覚は
良さを眩ます後悔の闇に捕らわれる
劣勢の中で駆け抜けた一閃は
奇々怪々な軌道をもって
死にゆく仲間たちを救い出す
炉の中に堕ちて焼かれ溶かされているのは
すれ違った縁の悲哀
遠く離れた想い出はもう届かない
死を纏い振るわれる剣は
憎しみに捕らわれる
牙爪を鼓舞するための単なる剣では
身を切り裂く剣を払うことはできない
眠りゆく姫君に
恋の花を咲かせるも
貫くことは叶わずに
薔薇の花は静かに散る
輝きを秘めた宝石が眠りにつくように
山脈の奥底にひっそりと
変換する時を迎えて
斜に構えていても
財を得られることは少ない
井の中の蛙より大海を知ること
のんびりでいいから、無知のままではいないで
琴の音色を嬉々ながら
途絶えることのない喜びを
万人と分かち合っていく
誤解の中で突き進んだ先は
面喰らせた拒絶の意志
夏が過ぎて秋が深まった頃に
鎖が阻んで途絶えてしまった
井の中の蛙だと今更ながらに知ってしまった
雨の降りしきる中で濡れながら
理性の驕りを突きつけられて
我に溺れていたことを
遠くから弓矢で射抜いてくれた
嘘の中にあった真実を
教わっていたことは歪められていたもの
訓辞を持って戒めとする意志を刻み込む
嘆きの思いを詩に変えて
秘めた謎を織り交ぜて
あなたのために捧げましょう
紡ぎ出したこの詩を
あなたが読んでくれるように
心から祈りましょう
断たれた縁のその淵から
届かぬ手を伸ばすように――
《終》
謎を読み解くヒントはかきつばたです。




