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魔王へと向かう者たち 前編

以前、投稿したのをこちらに再投稿です。

コピーなので何も変わりません。

一詩

武具を纏う者たちが歩いている

彼らが目指すは西の果て

彼らの目的はただ一つ


西の最果てに住まう

悪の権化たる魔王を

己たちの刃にて

討つことのみ


あるいは、名誉か金銭か


一途な想いと欲の想い

清も濁も瞳に宿し


彼らは魔王のもとへと

歩みを進める


二詩

人も近寄らぬ山々

そこに彼らは歩んでいた


迫る魔物に恐ることなく

刃を振るい屠りゆく


響き渡るは魔物の悲鳴


武具を魔物の返り血で染めつつ


魔王のもとへと進みゆく


三詩


山々を抜けたその先は

草花に覆われた草原だ


太陽の恵み豊かなこの地に

果たして魔王はいるのだろうか?


四詩


太陽の光を背にしながら

大空から武具を纏う者たちを

監視するように見ていた者がいる


蒼い鱗に身を包み

コウモリの翼を羽ばたかせながら

蒼き双眼にて監視する

一匹の翼竜


彼らは己たちの歩みが

監視されていることに気づかない


こちらからは一方的に

あちらからは知られない


彼らの歩みはもうすぐ終わる


翼竜は一声吠えて

魔王のもとへと飛び駆けた



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