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狂気 前編

書き溜め作品です。

前もって言っておきます。

内容は暗めです。

一切明るくありません。

狂いたいという衝動を抱いて

でも、完全には狂えなくて

周りは内なる狂気を否定する

それが正しいと言う風に


愚かしいまでの魔女裁判

無自覚な模倣

殺されるのは

狂気を抱いた異端


その事実から背いて

自分たちの正義を押し付ける

狂気という悪は許さないという風に


その在り方が内なる狂気を宿したことに

なぜ、気がつかない?


その正義が精神を病ましていることに

なぜ、気がつかない?


憐れめばいいのか

悲しめばいいのか

遠ざければいいのか


分からない


ならば、私は考えよう


私の抱いた内なる狂気を

否定するのなら

私はその否定を否定する


否定の否定は強い肯定だからこそ


私はそれに至る道筋を

否定された狂気にて

構築する


それが悪だと言うのなら

喚けばいい


自分たちの正義が

否定していたものに

虐げていたものに


敗北を喫しながら

膝を地に付かされながら


返されざる狂気に変質した

内なる狂気を

認めればいい


万物の基本こそが流転


正気から狂気へ至ることこそ


曇ったガラスが拭き取ることで

澄んだガラスになるように

ある種の道理に沿ったこと


それに抗い逆らうなど

無意味に散りゆくことに

等しいこと


それをなぜ理解しないのか


分からない


ならばこそ私は

完狂に至るための

道筋を描くだけ


墜落的な堕落と見るか

大空を翔るための

羽ばたきと見るか


他人がどう見ようかなんて

私の知ったことではない


完狂へ至ることこそ

それが私の選んだ道なのだから――

狂いたいという願望を現した作品、いかがでしたか?


否定するのではなく、肯定的な視点で見てくだされば、それが私にとっての幸いです。

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