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ささやかな願い

過去作品第四弾です。


ちなみに手紙は三弾目になります。



人には色んな感情があって

大体は二つに分けられる

嬉しい 楽しい 大好き 愛おしい

悲しい 辛い 嫌い 煩わしい

そして……憎い


憎しみって人を変えるものなんだよ

誰だって、憎くて大嫌いな奴もいる

(いないかも知れないけどそこはスルーで)

手を出すと報復が怖い

心の内で考えてしまう


だから手を出さない

手を出したら

罪悪感が押し寄せてきて

自分の日常が終わりを告げることを

本能的に知っているから


感情を糧に何かをやるのは良いことだと思う

憎しみの感情でもやりようによっては

良いことになる


だけど

手段を誤れば

自らの居場所を失うことになる


事実

わたしは過去の過ちで

好きだった居場所を失った


わたしは

とても愚かしい馬鹿なんだよ


だけどね

こんなわたしでも学習能力はあるから

過ちを繰り返すことは

めったに無いんだろうね


憎しみで動いたりしなければ

取り返しがつかないことには

ならなかったんだろう


全ては過去に起きたこと

今更愚痴っても何も変わらない


なら愚痴るより

今より頑張って

新しい自分の日常を

創るしかないんだよね


わたしは作りたい


憎しみで動き

壊れた日常の中で狂った

愚かしい日々を

覆い尽くすほどに


新しい自分の日常で

望むままに過ごし

望むままに書きたい話を書く日々を


些細な望みだけど

叶えるためなら

どんな苦労でも

頑張っていきたい


ゆっくりでも

一歩一歩進むことに

小さいながらも価値はあるのだから――


《終》

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