第5話 決闘の狼煙
いよいよ学園編が本格的に動きます。
ヒロインが登場する回です。
入学の翌日。
学園ではかなり高レベルな授業を受けることができる。
今のところ学園生活は順風満帆だが、一つだけ気になっているのはリーシャ・ランブルクという女子生徒の扱いである。
あまりにも酷い気がする。
もう少し観察してみよう。
「こんな無能でも学園に入れるもんなんだな。賄賂でも使ったのか?」
あれは四大公爵家、グランク家次男、ライツ・グランクだ。
「奴隷の分際で調子に乗るな下衆が。俺の視界から消えろ。」そう言ってライツはリーシャを蹴る。
四大公爵家だから下手に手を出すのはまずいと思ったが、流石にこれは見逃せない。
「おい。何をしている?」
「何って、奴隷の調教だよ。」
「こちらから見ればただいじめているようにしか見えないが。」
「四大公爵家に口出しするつもりか?首席かなんだか知らねぇが、平民如きがしゃしゃり出てくるな!」
ライツが目を血走らせて言う。
「平民如きの立場として言わせてもらうが、四大公爵家ともあろう者がいじめなんて真似するなよ。公爵家の名が泣くぞ。」
「どこまでも生意気に言いやがって!いいだろう。貴様に決闘を申し込む!」
「首席に決闘を申し込むとは。度胸だけは認めてやろう。せいぜい準備を整えて来い。クソ野郎。」
「その余裕な態度、後悔させてやる。」
そう言ってライツは去っていった。
「ごめんね。私のせいで決闘になっちゃって。」
リーシャが不安な面持ちで話しかけてくる。
「気にするな。」
俺はそれだけ言って立ち去った。
そして1時間後、決闘の狼煙が上がった。
読んでいただきありがとうございます。
次回はライツとの決闘です。
またイグルが無双します。
是非お楽しみください。




