79話 恋祭 その2
「俺と付き合ってください!!」
結局俺は普通に付き合ってくださいと言っていく。
他の参加者が普通に言ってたから俺も言っている感じだ。
ちなみに今の告白数は13。
我ながら素晴らしい数だ。
だが、一つ不満がある。
なんでだれも惚れんねん!!!
まあ?そんな現実が甘いくないってことはしってるけど?ブラックコーヒーなみに甘くないって知ってますけど?
俺はそのブラックコーヒーに砂糖を入れるんじゃ!
「うおおおおおお!!!!」
気合いをいれてどんどん告白していく雷魚であった。
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一方小魚は現在告白数は20。
度胸はそれほどないが、賞品のためなら全力を尽くすのである。
そのとき。
「やあ。」
金髪のイケメンが声をかけてきた。
「君、告白数が20…………中々やるね。」
そのイケメンの腕の装置を見ると……………………
「ふぁ!?30!?」
「小魚、まけてられんむし!」
「うん!優勝は僕だ!」
「フハハハハハ!!!!無理無理無理無理。だって僕のほうがイケメンだし。」
((なにこいつ……………感じ悪っ))
小魚とムッシーは心の底から思う。
(それにこれはモテるモテないじゃなくて度胸だっての!)
(生意気なやつむし。)
「えっと、いま物凄く失礼なこと考えてない?」
「あ、いや、気のせいだよ!うんうん!じゃ!」
小魚は勢いで会話を終わらせ、また告白していった。
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魔王都城にて
「シュルドル様。聖魔軍の5軍王を始末しました。」
ランスが魔王シュルドルに跪いて報告する。
だが
「は?」
そのとき、ランスの心臓から飛び出た鋼鉄の針が体中に突き刺さる感覚になった。
「ぐうっ!!」
吐血したランスを睨んでシュルドルは続ける。
「お前…………始末しただと?一体なにを寝ぼけたことを言っているのやら。お前とカンスは聖魔軍を殺した。だがなにかを忘れてないか?」
…………………………………………しばらくの沈黙の末ランスははっとした。
「そう、治癒固有魔法。奴は生きている。それだけじゃなく、いまごろ牢獄から脱獄しているだろう。馬鹿め。お前は魔王軍としての自覚がたりない。今すぐにでも一般の魔物にすることもできるのだぞ?」
「………………申し訳ございません。シュルドル様。こんどこそ聖魔軍を始末してまいります。」
そういってランスは魔法陣に入り、消えたのだった。
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そして告白タイムは夕暮れに終わった。
「じゃあ、まず、第3位!……………………小魚!!」
「「「うおおおおおお!!!!!」」」
「やったぁぁ!!!」
「なんと!告白数57!えぐすぎます!賞品はこちらです!」
「わーーーーい!!!!」
小魚がうっきうきで受け取った賞品は………………
「ん?」
"モテる極意!これを意識したら絶対モテる!!"
という名の本だった。
小魚はいままでのうっきうきが噓みたいにどよーんとなってどこかにいった。
「………………………えーっとじゃあ、第2位!!……………………宝魚!!」
「「「えええぇぇぇぇ!?!?!?」」」
俺と小魚とムッシーと晴魚とノエルは口をあんぐりと開けて驚いている。
「なんと!告白数65!!賞品はこちらです!」
宝魚は"シュンとシュカの恋の日記"という本をもらっていた。
「なんだこれ。この町では貴重なのか?」
ボソッといって退場した。
「では本日の告白タイムの優勝者を発表します!なんと告白数驚異の83!!シュープさんです!!!!」
「「「おおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」」」
もちろん男性も盛り上がっていたが、女性がめちゃくちゃ盛り上がっていた。
「うわぁ、あいつ嫌味言ってきたやつだ」
小魚がボソッといった。
知り合いか?
まあたしかに嫌味言ってきそうな顔してるけど………………
「では賞品をお渡しします。こちら!国王さまと女王様の大好きな食べ物集!」
「「うおおお!!!」」
小魚とムッシーは目をキラキラさせていた。
しかもかなりでかい。
「では!この後は町の中央で晩餐会が開かれます!今のうちに誘っておいたほうがいいですよ!では!また夜に会いましょうーー!」
そういってどこかに行ってしまった。
みんなが解散していくやいなや俺達は宝魚のほうに走った。
「おいおいおい!!宝魚!なんで参加してるんだよ!」
「しかも入賞までしちゃって!」
「宝魚はイケメンだから入賞してあたりまえむし!」
「恋の晩餐いっしょにいかない?」
「え、ノエちゃん私といかないの?」
「男女じゃないの?」
「あ、そうか」
「いや、興味なかったけど、怪しい男。1位のやつ。あいつなんか企んでた。」
「「「え?」」」
あの嫌味いってきそうな男か?
「そういえば僕、あいつに嫌味言われたよ。」
小魚が言う。
そのとき、
「おいおい、なんかすごく失礼なこと考えてない?」
「「「あ!」」」
奴だ。
金髪で青色に輝く瞳、冒険者っぽい服にマント。
背中に剣をしょっている。
「赤髪の君。」
「ん?俺?」
「そう、君」
宝魚に何か用があるようだ。
「その恋の日記。僕に譲ってくれない?」
「え?なんで?」
宝魚は警戒して言う。
「いや、僕実は…………………………………シュン国王とシュカ女王の大ファンなんだよ!」
「………………………じゃあその食べ物をいただこうか?」
「……………………………………………わかった、交換しよう」
そして2位の賞品と1位の賞品を交換したのだった。
「じゃ、用が済んだから僕はいくよ。あ、そうそう、僕の名前は『ヒュープシュ』じゃ、またね!」
そしてどこかに行ってしまった。
小魚とムッシーは目をキラキラさせて宝魚から食品を奪い取った。
「「うっひょー!!!!ありがとう!宝魚!」」
「あ、うん」
「ねえねえ、宝魚!私と晩餐会を……」
「ああ、うん。いいよ!」
やっぱ宝魚はノエルとか。
「あ、晴魚。僕といかない?」
「え、うん!いいよ!」
うん。やっぱ小魚は晴魚か………………………
ムッシーと見つめあう俺。
気まずい空気が流れる……………
「雷魚…………」
ムッシーは小魚から俺の肩に飛び移り、耳元でささやいた。
「あのヒュープシュとやら。怪しくないむしか?あとを付けようむし」
「え?」
「なんか企んでそうむし。勘むしけど。」
「まあ、暇だしいっか」
「雷魚。気をつけろよ」
宝魚が心配そうに言うが、俺は雷速があつかえるようになったはずだ。
「大丈夫!」
力強い声と真剣な眼差しをみて宝魚は安心した。
「そうか。無理はしないようにな。」
「ああ」
そうして俺達は別れた。
「えーっとたしかここの角を曲がったよな………」
とヒュープシュがいったところにいこうとしたが、
「あ!兄ちゃん!これお願い」
小魚がそういって俺に食品を渡してきた。
「あ、うん。」
よし、いくか。
そうして俺達はヒュープシュの後をつけていった。
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「「「うわぁ!」」」
晩餐会場ではかなりの人がいて賑わっていた。
さらにめちゃくちゃ豪華だ。
早々に席についた4人は楽しい話をしたのだった………………
おまけ 宝魚からみた仲間
雷魚 大親友。仲間おもいでリーダーっぽい。すごく気が合う。
小魚 雷魚とおなじく大親友。作った料理をうまそうに食べてくれる。いいやつ。
ムッシー 強くて頼れる。強いまなざしが安心感がある。
ノエル 雷魚より気が合うし、優しい。料理の豆知識とか教えてくれる。
晴魚 シャイなのに格闘が得意っていうギャップがいい。小魚と喋ってるときが一番楽しそう。




