75話 魔物の町
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シュカルーネ王国をでてしばらく歩くと、謎の町がみえてきた。
そこに入ると、怪しい老人がしゃべりかけてきたが、なんとその正体はトロルだった。
こんな変な町からはさっさとおさらばしたいところだが、さすがに放っておけず、町を探索することになったのだった…………
「うわぁ、この町なんか気持ち悪いね」
ノエルが町を見渡しながら言う。
「魔物って集まると気持ち悪くなるよね」
晴魚もいう。
確かに魔物は人間とは違って、特殊な魔力を放出する。
それが集まれば気持ち悪い感じになる。
町はもちろん魔物に浸食されている。
ウガンダークの町ににている。
ウガンダークの栄えてる版(?)
幸い、外に魔物は少ない。
あのトロルは門番的な奴だったのだろう。
「放っておけないけど、どこをどうすればいいのやら………」
宝魚が言う。
「まったくその通り。取り敢えずここの魔物を全員倒したらいいのか?」
それに続いて俺も言う。
「全員倒すより町長的な奴を倒したほうが手っ取り早いんじゃない?」
ノエルが言う。
「どんな強いやつでも僕がボコボコにしてやるむし」
ムッシーはやる気満々だ。
町の一番奥のほうに一番大きい建物がある。
「よし、いってみるか」
俺を先頭に建物にむかった。
目の前にくると、宝魚がいった。
「ちょっとまった!やりたいことがある。」
「「「ん?」」」
「よし、」
宝魚は数歩後ろに下がり、扉に向かって走り出し、扉を蹴飛ばした!
「たのもー!!!」
あ、なるほど。
それがやりたかったのね。
建物の中には大量の魔物がいた。
「「「ギャーーー!!!」」」
魔物が悲鳴をあげ、捨て身で襲い掛かってきた。
「剣舞・炎 炎炎舞!」
宝魚は目にもとまらぬスピードで踊るように剣を振り回して魔物を蹴散らした。
1人生き残りがいた。
そいつはかなりおびえているようだった。
宝魚が剣を突き付けて言った。
「町長はどこだ?」
「町長は…………私だ……」
かなり驚いた。
だってそいつは魔物の中でも弱い、ゴブリンだったからだ。
「ここはなんだ?元々は人間の住処だったんだろう?」
宝魚が聞く。
「…………………私は本当はこんなことしたくなかったんです…………」
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ゴブリン。
それは魔物のなかでもかなりの雑魚部類。
そんなゴブリンにも救いの手が差し伸ばされた。
それは魔王軍の5軍王のおかげだ。
いつも通り生活していたとき、ゴブリンの町は5軍王たった1人によって壊滅させられた。
町長はおびえながらも5軍王に命乞いをした。
「ふん。ならおまえにもチャンスをやろう。俺の言われたとおりに働けば命を助けてやるし、望むのなら力もやろう。」
「ほんとですか!?なんでもします!」
「ここから南のシュカインの町があるだろう?あそこはすでに俺が壊滅させているが、お前にはそこの町長を任せたい。ここ周辺の魔物達にもそこに住むように言わせておく。よろしくたのむぞ」
「はい、ですがなぜ?」
ゴブリンが聞いた瞬間、右腕を切り捨てられた。
「ぐわ!」
魔物だから再生するが、雑魚魔物のため、痛覚耐性もあまりないし、再生が遅い。
「問い返すことは許さん。お前は言われるがままに動けばいい。所詮、雑魚の分際で。」
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「ってわけなんです…………」
ゴブリンはすべてを暴露した。
やはり魔王軍は性格が悪い奴しかいないようだ。
許せんなぁ。
「どうか、5軍王を倒し、私を救ってくだ………」
ゴブリンの様子がおかしい。
痙攣しだした。
ちょ、なになに?
怖いんだけど………
「敵………排除………」
ゴブリンは目を真っ赤にさせ、棍棒をもって宝魚に襲い掛かった。
物凄い速さだ。
ゴブリンとは思えない………
宝魚は剣で対抗したが、はじくので精一杯だ。
「剣舞・炎 速斬炎撃!」
宝魚もスピードがアップした。
隙を見抜いてゴブリンを蹴飛ばした。
それでも襲い掛かってくる。
今度は晴魚に襲い掛かった。
晴魚は振り下ろされる棍棒を見極めて奪い取った。
さらに膝蹴りで宙に浮かせ、奪い取った棍棒で地面にたたきつけた。
「敵……」
普通のゴブリンならこれで死ぬはずだが、小魚とムッシーに襲い掛かった。
「ベーゼトゥーテン!」
「アンフェルフラム!」
高火力を2発同時に食らった。
流石に動けなくなっていたが、まだ動こうとしていた。
「ノエル!雷魚兄ちゃん!とどめお願い!」
小魚の言う通りに攻撃した。
「ドゥルフ!」
「シュネーシュトルム!」
とどめを食らってゴブリンは紫の霧に包まれて消えた。
「なんだったんだ?」
宝魚が言う。
ほんとにその通りだ。
「あきらかに普通のゴブリンじゃなかったよね」
ノエルも言う。
「操られてるみたいだった」
俺が言うとみんなも考えを広げだした。
「ゴブリンの話から推測するに、多分5軍王が操ってる……………」
小魚が言う。
「それが正解だな。多分」
宝魚が言う。
「ま、そういうことにしておこう」
という俺の言葉に全員がこっちを睨んだ。
「え?え?俺なんか変なこと言った?」
とまあ、色々あったけどなんとかこの町の謎は解けましたとさ。
ついでだけど、町長の家をでて、残りの家を全部調べたけど、魔物は1匹もいなかった。
さっき町長の家でなんらかのパーティーをしていたようで、全員集合していたようだ。
そう思うとなんか申し訳ないな………………
町をでてさらに進むと森に直面した。
冒険厳密機で地図を確認すると、氷の宮殿に向かうにはこの森を抜けるしかないようだ。
「こういう森はねー。大体迷うよねー」
晴魚がだるそうに言う。
「「「うん」」」
それに俺達は全力で頷く。
取り敢えずこの森を抜けるしかないっぽいな。
「ん?あそこに看板がある」
俺はそう言いながら看板に近づき、読み上げた。
「えーっと、"立ち入り禁止!迷いの森に入ったら二度と戻れないと思え"」
「「「うわぁ」」」
確定演出の看板に若干引く俺達。
「でも抜けるしかないんだよね…………」
「よし、みんな。絶対にはぐれるなよ。」
「「「うん。」」」
そうして俺を先頭に霧がかった森に入っていった。
森の中は霧だらけでほぼ何も見えなかったが、突き進んでいく。
やっと、霧が晴れたと思ったら……………………
「おい………みんないねぇじゃねぇかぁぁ!!!!」
俺の声が森に響く。
まあ、だろうなとは思ったよ!!
こういう森は大体迷って仲間とはぐれるんだろ!
あの看板と"絶対にはぐれるなよ"ってリーダー(俺)が言った時点でもう確・定・演・出なんよ!
でも、結局抜けられるっていうフラグでもあるんだ!よし、絶対抜け出してやるぜ!!
霧は入口よりかはましになったが、それでもかなり霧が濃い。
幸い、魔物は住み着いてなかったようで、遭遇することはなかった。
でもしばらく歩くと…………………
「は!?」
信じられない光景を目にした。
俺がいたのだ。
後ろ姿だが、さすがに自分だってわかる。
ドッペルゲンガーってやつか?
たしか出会ったら死ぬってやつ。
冗談だろ?
こんなところでしかもドッペルゲンガーで死ぬことなんてできねぇんだわ!
俺のドッペルゲンガー(?)は振り返り、ニヤリと笑っていった。
「よう、俺。」
よう、俺って言われても…………
「お前はその程度の力で満足しているのか?」
「なんのことだ?」
「お前は弱い。ただ仲間に支えてもらっているだけだ。」
こいつは本当に何を言っているんだ?
たかが俺の分際で。
「小魚、ムッシー、ノエル、晴魚。これらを殺すことによって魔法の玉が出現する。それを食らうことでそいつの身体能力や固有魔法を奪うことができる。そうすれば俺のような完璧で最強な生き物になることができる。お前も仲間を殺せ」
「お前…………お前はさっきから何を言ってるんだ?お前は俺の大事な大事な仲間を殺したのか?」
「あはははは!!!!その通り。どうだ?この話」
「乗るわけがないだろう!いい加減にしろ!ドゥルフ!」
チュドーン!
かわされた。
「そうか、なら仕方ない。」
そいつは腰にある剣を抜いて襲い掛かってきた。
「くらえ、剣舞・炎 炎斬一閃!」
宝魚の技!ガキーン!
防御魔法で防いだ。
「ふん!シュヴァハ!」
「く…………」
晴魚の弱体化魔法か…………
「アンフェルフラム シュネル」
ブオオオ!!
炎が物凄いで俺の胸を貫通した。
「ぐ………」
ランス国王のあの技と同じように物理ではないやつだ。
「どうだ?今からでも間に合うぞ?これが最後のチャンスだ。」
「無理に決まっている!何度も言わせるな!」
雷魚は怒りに怒っていた。
「そうか、なら本気で行かせてもらう。リインフォース」
「こいよ…………ぼっこぼこにしてやる……」
こうして雷魚VS雷魚の戦いが始まった。
なんか思ったけど一件落着のとき大体 とまあ、色々あったけど○○○○
っていうの使ってね?………………
おまけ
小魚から見た仲間たち
雷魚 頼れるお兄ちゃん。ノリもいいし、大好き。
宝魚 大好きの幼馴染。昔からよく遊んでいたし一生友達がいい
ムッシー ずっ友。まあ好き。煽ってくるのも慣れてきた。正直離れたくない。
晴魚 好き。ノリもいいし、話があう。性格もいい。
ノエル 料理うまい。優しいし、頼れる。




