66話 町の復興
今回から冒険厳密機のボイスを「」から<>に変更
「「「………………………」」」
ボロボロのハーフェンの町を見て、俺達は絶句した。最初に来た時は、ロボットが大量にいただけでこんなにボロボロではなかった。なら、多分……………
「自爆されたな」
師匠が呟く。
「うそ………………だろ」
町長は絶望している。
<<<称号 襲撃の町 を獲得しました>>>
俺達の冒険厳密機がのんきなことを言い出す。
だが、それに気づかず、ハーフェンの町の住民たちは次々に言い出した。
「町長、これは復興するしかないですよ」
「ああ、覚悟はできてたぜ」
「みんなで復興させましょう!」
「絶望なんてしてられません!」
「みんな…………」
ハーフェンの町の住民はいい人たちばかりだな。
「そうだな。よし、みんな!復興させるぞ!」
「「「おーーー!!!!」」」
そうして、町長を中心に、お礼を言われた。
もちろん、俺達も復興を手伝う。結構ズタボロにされたからな。復興するのにかなり時間がかかりそうだ。
ということで、復興が得意な人(?)に頼んでみることにした。
師匠が聖魔軍の6軍王にチャットを送った。
<チャットログ>
シェイ:おつかれ、ハーフェンの町これる?
エーティデ:お疲れ様です!行けるっすよ!
シェイ:実は、ロボットに町が襲撃されてボロボロになっちゃったんだよね。だから復興を手伝ってほしいんだけど…………
エーティデ:了解です!お安い御用です!今から向かいますね。
シェイ:ありがとう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうやら6軍王は『エーティデ』という名前らしい。
そしてしばらくすると、地面に魔法陣が出現して、そこから茶髪のチャラ男が出てきた。
「おっす!って、え?リクさんもいるじゃないすか。しかも、あの噂の雷魚たちまで!」
「「「どもです」」」
とりま挨拶。ってかやっぱ俺ら有名人だな。
「いやあ、会えて光栄だよ。もしかしたら、聖魔軍に入れたり……………」
「はいはい、そこまでね」
リクさんがエーティデを引き剝がす。
「ま、確かに雷魚たちは、聖魔軍に入れるかもな。聖魔軍に入れる条件は3つ、魔王軍を倒す(集団でも、その集団のリーダーが聖魔軍に入れる)討伐依頼を10個以上クリアする、魔法学校に行ったことがある。だからな」
「え、じゃあリーダーの俺が聖魔軍になれるかもってこと?」
「ああ」
小魚が言う。
「ってか魔王軍ってコロコロ変わるんだね」
それに、リクさんがこたえる。
「そうだ。1人かけたら、また1人入れる。けど魔王は魔王軍に魂を預けるから結構時間がかかるけどね」
「「「なるほど」」」
「おっと、話が脱線してしまった。エーティデ、復興の手伝いをたのむ」
「うっす!最悪でも3日以内には、復興完了するっす!」
「心強いむし」
「うん?おおお!!噂のムッシーじゃないすか!」
「そうむし!僕は最強のムッシーむし。世界最強のムッシーむし!」
「じゃあ、復興開始しますね。」
「話をきけむし!」
「『地形変動』」
エーティデが唱えると地形が平らになっていく。
「自分の固有魔法物質移動もできるんでどんどんいくっすよ!」
俺達も復興を全力で手伝った。
そして、2日後………………………
「「「ハーフェンの町、完・全・復・活!!」」」
「「「いえーーーーい!!!!」」」
町の人達は大喜びだ。
「ありがとな。みんな」
町長は俺たちに礼をいった。
結構若い。
そして師匠の友達らしい。
その日、ハーフェンの町完全復活を祝って宴が開かれた。毎回言うの忘れてたけど、酒じゃなくてジュースだけどね。
そして夢の中で……………………
「雷魚、聞こえますか?」
お、神じゃん。久しぶり
「お久しぶりです、雷魚」
そういえば神って名前あるの?
「私ですか?私は『ルダーネス・アレックス』です。」
なんだって?長くない?
「ふふふ、まあ、アレックスとお呼びください。」
ルダーネスは何なんだ?
「簡単に言うとサブネームですかね?」
うーん。わかったような、わからんような
「ま、それはさておき、遅くなりましたが改めて旅立ちおめでとうございます。」
ああ、ありがとう
「明日、船で北の大陸に旅立つでしょう。」
そうか、しばらくこの、 エルケーニ大陸 には、戻れないのか
「はい、ちなみに北の大陸に魔王軍がいますよ」
うん。知ってる
「なんで知ってるんですか……………」
なんとなく!
「はあ」
なんかあきれてね!?
「北の大陸、シュカルーネ大陸には魔王軍の5軍王がいます。5軍王なんですが、恐らく、4軍王より強いです。」
え?なんで!?
「魔王軍は、1年に2回、軍王が変われる時があるんですよ。戦って相手をノックアウトさせれば、晴れて上の軍王に上がれます。対戦する軍王は指定できます。つまり、4軍王が2軍王に対戦を申し込んで4軍王が勝ったら、その4軍王と、2軍王が入れ替わります。」
なるほど。
「聖魔軍も同じです」
じゃあ、その対戦できる時期が来ないからってことか
「はい」
で、伝えたいことはそれだけか?
「ええ、旅立ちを祝いに来ただけです。」
じゃ、そろそろ目覚めるわけだ。
「その通りです。では、また会いましょう」
ああ、またなアレックス
そして、次の日俺達は、リーザ先生が使っていた船のところにむかった。
「これが、リーザさんが使っていた船だ。」
木製で結構でっかい船だ。ザ・海賊って感じでめちゃくちゃかっこいい。
「ホントはこんなにでっかくないんだけどよ、シェイ達は、町と俺達を助けてくれたからエーティデさんに頼んでデッカくしてもらったのさ」
「「「へえー」」」
エーティデのほうを見ると、渾身のドヤ顔をしていた。
「「「ありがとうございます」」」
「いやいや、俺のほうこそありがとな」
エーティデのほうをチラッとみると、 自分もお礼言われたいっすよ! とでも言いたげな顔をしていて、思わずクスッとわらってしまった。
そして俺達は船に乗り込んだ。
「うっひょーーー!!!!僕こういうのに結構あこがれてたんだよなー!」
「僕もこういうの大好きむしー!」
小魚とムッシーは大興奮だ。
「すごい!ホントにこれ私たちのものでいいの!?」
「リーザ先生、『もう使わないから、あなたたちの物でいいわよ』っていってたし!最高じゃん!」
ノエルと晴魚も大興奮だ。師匠は舵を興味深げに触っている。俺も結構こういうのにはあこがれていた。とくに舵!「全速前進!」って言いながら舵をものすごい勢いが回すやつ、あれやりたい!
宝魚は、静かな風に吹かれながら果てしない海を眺めていた。
リクさんは、流石に、エルケーニ大陸に残るらしい。
「みんな、気をつけろよー」
「自分の船大切にするっすよー!」
「ありがとうなー!またなー!」
住民も集まってきた。
「碇をあげろー!」
町長が叫ぶと、ガラガラといって、碇が上がった。すごい、船だ(?)
「「「じゃあ、いってきまーーす!!」」」
「「「いってらっしゃーーーーーーーい!!!!!!!」」」
「雷魚!これやるか?」
師匠がニヤニヤして、舵を指差した。
「うん!」
俺は舵を握って叫んだ
「全速前進!」
それにこたえるようにみんなも叫んだ
「「「ヨーソロー!!!!」」」
そうして俺達の船旅が始まったのである。
おまけ 船に対するみんなの反応
雷魚「舵をやれて最高だよ!一時期、めちゃくちゃ船に憧れていたころがあったなー」
小魚「最高最高最高最高!これ以外にいうことないよ!」
ムッシー「遂に僕たちも船デビューむし!最高むし!」
宝魚「興味はなくはないな。結構好きだよ」
ノエル「このデッカイ船が私たちのものなんて最高すぎでしょ!」
晴魚「不安なこともあるけど、それが気にならないくらい楽しみ!」
シェイ「みんな、楽しそうで何よりだよ。俺?もちろん、最高!」




