62話 帰還
今回から新しい章です!
長い、長い、旅の末、死者は蘇生できなかったが、魔王を倒すという大きな目標ができた。そして、旅立ちの場、魔法学校に帰ってきたのであった………………
「ようやく帰ってきたね。」
晴魚は懐かしそうに魔法学校を見上げる。
「ああ、5ヶ月ぶりくらいかな。知らない間に一年生の半分以上も過ごしちまったよ」
宝魚は苦笑いをする。
「う……………うぅ」
どこかで泣き声がする。泣き声のほうを見ると
「「「グ、グランツ校長!?」」」
「うわぁー!わしは感動したぞ!長い間、連絡がないから心配しておったのだ!それで、帰還してきたばかりか、魔王軍の6軍王までも倒すとは!素晴らしいぞ!!………………………」
グランツ校長は大粒の涙を拭いて、俺達にいった。
「お帰り!雷魚、小魚、宝魚、ムッシー、晴魚、ノエル!」
「「「ただいま!」」」
「雷魚たちが帰ってきたぞー!!」
「ほんとだ!」
「どこどこ?」
「え?てか、聖魔軍いるくね?」
生徒や、他の先生たちも集まってきた。
「お帰り!!」
「「「ただいまーー!!!」」」
全校生徒に囲まれ、色々な話をした。もちろん、魔王討伐のことも。
「さて、本題に戻ろうか。さっきも話した通り、俺達は北の大陸に行く。だが、そのためには船がいる。誰か、何か有益な情報を持っていないか?」
師匠が辺りを見回す。
「はい」
リーザ先生が手を挙げた。
「お、じゃあ、知ってることを教えてください」
「ええ、知っていることというか、私の船があるわ」
「「「ふぇえー!?」」」
まじかよ!そんな大富豪だったのかよ!
「今は、港のある町に預けているわ。死者蘇生秘伝書を探しているときに使ったのよ。く……………思い出しただけでも苦しいわ。船の値段を見た瞬間、眼球が飛び出るかと思ったわ。だって、金貨300枚って書いてあるんだもの。お金を貯めるために、食事代を節約したり…………時には絶食したこともあったっけ……………ま、そのおかげで瘦せたんだけど………………おっと、話が脱線してしまったわ。その町の名前は『ハーフェンの町』よ」
「ハーフェンの町……………聞いたことあるな…………確か、最近、魔物の襲撃にあったんじゃなかったっけ…………………」
「え?」
「なんか報告を受けて、2軍王のリクさんが向かってたような…………気がする。」
「気がするか」
「連絡とってみるか」
そして、師匠は冒険厳密機を出して、連絡し始めた。
「お、いまハーフェンの町に向かってるらしいよ」
「じゃあ、僕たちもいこうよ。師匠と2軍王がいると心強いし。」
小魚が言うが、流石に準備も必要だろう。
「じゃ、明日か明後日出発しようか。」
「「「了解!」」」
「ちょっと待った!」
そういって手を挙げたのは…………………
「超魚?」
超魚だ。
「宝魚君、これあげる。」
そういって、超魚が宝魚に差し出してきたのは
「え…………これ、強魔剣?」
「そう!俺、宝魚君のために作ったんだ!」
「マジかよ………魔剣はともかく、強魔剣は作るのに一年ちょいはかかるのに?」
師匠が驚いていった。
一年だと?そんな高性能な剣なのか?
「い、いいの?こんなもの……………」
「うん!宝魚君にはもっと強くなってほしいんだ!」
「…………わかった、ありがたく受け取るよ。ありがとう」
「うん。ちなみにそれもう、『魔法同化』と、『炎属性』がついてるから。北に行くんでしょ?だから、炎属性は活躍すると思うな!」
「え?作ったの今じゃないでしょ?なんで北に行くって知ってるの?」
「うん。魔剣効果は一つ、一週間くらいでつけれるけど」
「じゃあ、2週間前?あれ、丁度エルケーニ王国から、魔法学校に帰る時くらいか?」
「あ、いや、えっと、勘だよ、勘!」
ちょっとごまかしてる感じがするけど、ま、いっか
「すごいな。ありがとう!」
「うん。気を付けて!」
「うん。」
「じゃあ、明日、出発ね」
「「「了解」」」
そのあと、普通に授業再開したんだけど、俺達は合宿所で大人しくしておくように言われた。そして、合宿所に行こうとしたとき………………
「おーい!」
「あ!竜魚に中魚!」
「いやあ、よかったよ。無事で、一応、魔法学校に何事もなく無事に帰れたんだけど、VS6軍王に参戦してたら、死んでたかもしれないし。また旅立つんだろ?頑張れよ!」
「俺も、応援してるぜ!」
そう言って、中魚が軽く俺の腕を殴った。
「じゃ、また明日」
そして、次の日………………………
「じゃ、行ってきまーーーす!!!!」
「「「いってらっしゃーーい!!!!」」」
「まだ、旅を続けられるのはうれしいむし」
「死者蘇生秘伝書よりも、厳しい旅になるかもしれないけど…………ワクワクもするよね」
「ああ、引き続きたのむぜ、リーダー!」
「頼りにしてるよ」
「兄ちゃん、かっこいいよ!」
「う、うるせえよ」
「もうー、照れてるのバレバレだよー!」
「「「ははははは!!!」」」
「ほんとに、立派になったな。みんな」
「じゃ、いくぞ、みんな!」
「「「うん(おう)!!」」」
章の初めは大体短くなります……………




