57話 エルケーニ洞窟
エルケーニ洞窟についた俺たちは、早速中に入り、地図を見ながら歩き出した。地図によると、宝箱もいくつかあるらしい。しばらく歩くと、宝箱があった。
「「うっひょー!!!お・か・ね☆お・か・ね☆」」
小魚も俺と一緒に言ってくれてうれしかったです!中身は………………うっひょー!金銀財宝だーー!!ってわけでもなく、魔獣の毛や蜘蛛の糸など、色々あった。
「うーん、どうやら魔物がゴミ箱か収納箱に使ってたみたいだね」
ノエルがいう。
「「「たしかに」」」
さらに奥に進むと、大きな扉があった。地図によれば、この先が一番奥のようだ。もちろん、ここにくるまで罠みたいなやつとかあったけど地図のおかげで引っかからずに済んだ。宝箱もあったけどさっきのいらないやつばっか、そして魔物も結構いたけど、師匠と俺達で簡単に倒すことができた。思ったよりもちょろい。
「よし、あけるぞ」
師匠が扉を開けようとしたが、動かない。押しても引いてもびくともしないのだ。
「あれ?」
「師匠、エクスプロジオンで破壊したら?」
晴魚が素晴らしい提案をする
「そうだな、よし、エクスプロジオン!」
バアアアアアアアアアン!!!!!!
「あれ?」
ありゃありゃ、傷一つついていない。
「うーん。地図を見たところ、三つまだ行ってないところがある………………しかも三つとも結構開けた場所だから、なんか鍵とか、なんかあるんじゃない?」
小魚まで素晴らしい提案をする。俺も負けてられないな!
「じゃあ、3グループに別れるか。俺と雷魚、シェイと晴魚とノエル、小魚とムッシーで」
「「「おっけー」」」
そして3グループに別れることになった。
「いこうぜ、雷魚、」
「おう」
そして、宝魚と一緒に探索していった。地図は三つに破いてそれぞれもった。通路をしばらく歩いていくと、またもや大きな扉があった。
「開くよな?」
宝魚が扉を引くと、
「あ、あいた」
中に入ると魔物がいた。普通の魔物じゃない。かなりハイランクの魔物、巨狂悪魔だ。
「まじかよ…………やるぞ!雷魚!」
「おうよ!ドゥルフ!」
紫の体に直撃したが、ちょっとひるんだだけであまり効いていない。
「エーデルシュタイン ゼーリエ!」
「グオオオオオオオオ!!!!」
と奇声をあげて手から飛び出した真っ黒な塊で応戦したが、三個当たった。
「グオオ!」
お、効いてる?
「よし、じゃあ、カインの時の作戦でいくぞ!」
それなら結構ダメージが入るはず。
「ドゥルフ スフェール!」
「グオオオオオオオオ!!!」
作戦通り、真っ黒な塊ではじき返した。その間に宝魚が反撃。
「エーデルシュタイン ゼーリエ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドーーーーン!!!!!!
「グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
よし!!
二回同じ手は通用しないから今度はしびれさせてから反撃だ!
「ドゥルフ パラリゼ!」
チュドーン!!
よし、この雷は威力は低いが、必ず痺れさせることができる!
ビリビリビリビリ!!
「グオオオ………………」
「エーデルシュタイン ゼーリエ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドーーーーン!!!!!!
「グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
バアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!
重たい体を地面に打ち付けた。
案外弱かったな。いや、宝魚のエーデルシュタインが化け物なだけか?
ピキッ!
「「え?」」
巨狂悪魔の頭にひびが入った。
ピキッ!ピキピキピキピキ!!
バアアアアア!!!!!!!
体が爆散する音とともに、その体の中からやばそうな巨人が現れた。長く、鋭い爪、青白い肌、ギザギザの牙、角が生え、青い髪をはやした頭、そして何より3mを超える巨体
「グハハハハハハハハ!!!!!!!ようやく我が力を開放する時が来たようだな!!!貴様らに感謝するぞ!ようやく暇つぶしができる!」
((喋れたのかよ!))
だが、どうする?見た感じ魔力がやばい。ライアー先生よりちょっと少ないが、それでも…………いや、それがやばい。
そして俺達を殺すことを 暇つぶし 程度に思っている。
「楽しませろよ?久々の人間だからなぁぁーーーーー!!!!!!!主有地帯!!!!!!!」
「「なにっ!?」」
周りがどんどん黒く染まっていく……………
「悪魔術 黒闇刃!!」
黒い物体がさっきとは比べ物にならないくらいのスピードで飛んできた。ギリギリでよけたつもりだったが、足にかすった。
「ぐわ…………!」
くそ、結構深い……………かすっただけで……………ゼーベル並みに、もしくはそれ以上に切れ味がいい。
「大丈夫か?」
「ああ、」
といったものの、めちゃくちゃ痛い。こういう状況のとき、空中浮遊魔法で浮かびながら戦えばいいと昔は思っていたけど無理だ。空中浮遊魔法を発動させながら他の魔法を撃つことはできないし、そんなに速く動くこともできない。せいぜい、小学生が軽く走った程度だ。
「死ね!強悪魔術 強黒闇刃!」
それはまずい!
グシャ!
「「ぐわああぁ!!!」」
横腹に当たった。頭部にもかすった。二つとも相当傷がふかい…………………宝魚は?
「ぐ………くそ………」
腹からめちゃくちゃ出血している。肩にも深い傷ができていた。
だめだ。これ以上攻撃をくらったら死ぬ。
「ほ、宝魚!逃げるぞ!」
「ああ、それがいい」
そして俺達は空中浮遊魔法に全神経を注ぎ込んで逃げ出した。開かない大きな扉に戻ってきた。
「「「え?」」」
みんなボロボロで集まっていた。
「あ、雷魚、宝魚、無事だった?」
師匠が聞くが
「「いや、この傷みてそう思う?」」
「「「おもわん」」」
「「「あははははははは!!!!!!!」」」
思わず笑ってしまったが、笑っている場合ではないのだ。
「あ、そうだ、やばい悪魔が追ってきてるからにげるぞ!!」
「「「えぇぇぇーー!!!」」」
そして俺達は地図を確認しつつ、エルケーニ洞窟から脱出した。
空中浮遊魔法で移動すれば罠に引っ掛からない。というわけでもなく、ちゃんとそこは対策されていて空中の罠も仕掛けてある。
「「「ふぅぅーーー!!!」」」
「あぶなかったーー」
「「「みんなどうしたの?」」」
全員が同時に聞く。
「じゃあ、僕たちから言うむし。通路の奥に扉があったんむし。そこを開けると、なんと!爆炎竜がいたんむし!僕のアンフェルフラムは爆炎竜と同じ属性むしから、攻撃が全く効いてなかったんむし。小魚だと、攻撃力が足りないむし。けど、向こうの攻撃も僕には全く効かないはずむしから、小魚を守りつつ、チクチク攻撃すればいつか倒せると思ったんむしけど、牙と爪と尻尾をもっていたのを忘れてボッコボコにされて逃げてきたんむし。」
「俺達は…………化け物に出会った。なんかよくわからんが、『ラスイ』とか名乗る悪魔に出会った。」
「私たち、師匠がいるから大丈夫でしょ。って思ってたけどその人………悪魔、めちゃくちゃ強くてさ。危険を察知して逃げてきたんだ。」
「俺達は…………」
そしてさっきの出来事を話した。
「「「なるほど」」」
「どうやら、各部屋に強力な守護神がいるらしい。たぶん、そいつらを倒したら何らかのスイッチが発動してドアが開くようになるってところかな?」
「別れていくより全員で一つずついった方がいいっぽいね。」
「ノエルのいう通りだが、流石にこの傷じゃ、本気で戦えない。一度エルケーニ王国に戻ろう。」
師匠のいう通り。ここは一度、エルケーニ王国に戻ることにした……………
おまけ
今回は全員で腕相撲をしてみました!その結果がこちらです!
5位 晴魚
4位 小魚
3位 雷魚
2位 ノエル
1位 宝魚
ムッシー、論外(笑)
剣を振り回しているノエルと宝魚がダントツで力持ちでした!




