44話 開戦! VS血契牙団
バリボリ、バリボリ、
「ほほほへは、ふふーほはんふほはいへふはへふっへほんほ?」
小魚が思い出のスナック菓子を口いっぱいにほおばって言う。いや、これは「言う」というのだろうか?だが俺は聞き取れるぞ!
「小魚!"ところでさ、血契牙団を壊滅させるって本当?"って言いたいんだろう?」
「おお!兄ちゃんよくわかったね。」
ふっ、まあな。
「うーん。まあ、壊滅させたいとは思ってるよ?けど私たちだけじゃ力不足じゃん?(チラッ)」
それを見た俺たちは一瞬で察して続く。
「そーだねー。私もノエちゃんに賛成だよ。でも力不足……ああーこの近くに強い人いないかなー。(チラッ)」
「僕より強いやつだったら血契牙団なんか瞬殺むしけどなー(チラッ)」
「そうだよねー。聖魔軍!くらい強い人いないかなー(チラッ)」
「やっぱ1軍王がいいよなー(チラッ)」
「この近くに1軍王いないかなー(チラッ)」
「ああああーーあー!!もう、わかったよ!」
「「「やったー!」」」
「ただ、血契牙団はどこにいるんだ?流石に俺もわからんぞ?」
「「「ううーーん」」」
「それにしてもノエルすごいな。昨日両親を亡くしたばっかだろ?」
「まあね、希望が持てたし。落ち込んでばっかじゃいられないし」
「昨日のお葬式でさえも泣かずに真剣な顔してたよな。」
「とりあえず今日はもう遅いし宿いくか。」
「「「了解」」」
「そういえば今日予約とったとき一人一部屋って言われたぞ」
「え?僕一人でどうやって生活するんむしか?」
「ムッシーは僕と一緒でいいでしょ」
小魚が笑いながら言う。
「じゃ、また明日」
「「「ばいばーい」」」
その夜………………………
微かな気配を感じて目が覚めた。
足音が聞こえる……………廊下からじゃない。部屋から聞こえる。
「『ラムぺ』」
部屋が明るくなる魔法を唱えると………………………
「っち、ばれたか」
「!?!?!?!?」
一人の男がいた。
その男は急に近づいてきて。窓から俺を外に投げ捨てた。
バリーーン!!
運よく俺は一階だったからけがせずに済んだ。ただ、ガラスで体が所々切れてしまった。
そんなことよりもなんだあの男は?周りを見ると大勢の男がいる。
どういうことだ?これはいったいどういう状況だ?
「やれ!おまえらぁぁ!!!」
「「「うおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」
………………………なるほどな………恐らくこいつらは血契牙団だ。宿の受付人に俺たちは一人一部屋にするよう脅して言った。そして一人ずつ仕留める。そういう作戦だろう。だが俺たちは強い。冒険者の中では強いほうだ。と大師匠から言われたことを思い出す。
「ドゥルフ ラージ!!!」
広範囲の雷攻撃が血契牙団たちを襲う。
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「『エーデルシュタイン フィール』!」
俺の周りに大量の人、血契牙団がいる。そいつらを大量の宝石で攻撃する。だが数が多い。倒しても倒してもくる。この数を全員分用意してんのかよ…………でかすぎだろ血契牙団………………………まずい…………多分ノエルが危ない。ノエルのほうにカンだが、ボスが向かってるだろう。早く助けに行かなければ………………………
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「リインフォース オール!」
「おお!小魚!なんか前より強化の倍率が高くなってる気がするむし!」
「よくわかったね。魔導書を読んだんだ。前までは1.5倍だったけど今は1.8倍だよ!」
「最高むし!アンフェルフラム ラージ!!!」
「リインフォース フィジックス!!」
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なんなの?こいつら。数多すぎでしょ!私は広範囲の弱体化はあんまり得意じゃないの!!!
「『シュヴァハ ヴァイト』!」
あ、あれ?意外と得意かも………………………でもどうしよう?ベーゼトゥーテンとフィジックスしか攻撃法がない………………………いや大丈夫!
「ベーゼトゥーテン!」
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こいつら………………………血契牙団か………………………数が多いな………………………みんなは知らないだろうけど血契牙団は結構でかいチームだ。ボスと雑魚だけで構成されてると思ってるだろうな、みんなは。けど違う。血契牙団は四人強力な奴がいる。一人目はすべてが闇と言われる「ヤミクロ」、二人目は大人数と戦うのが得意な「オオクロ」三人目はタイマンが得意な「タイクロ」最後は、ボスよりも強いんじゃないかと噂されてる「チツクロ」。そっちから奇襲をかけてくるとは………………………まずいことになったな………………………
「水流斬撃 広囲切斬!!」
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「ウルリヒ……………………お前…そっちから奇襲をかけてくるとわね………」
「たしかにお前の親は死んだ。だがお前が殺さないとだめだ。わかるか?ノエル、この違いが………………………」
「わかるわけないでしょ!シュネーシュトルム ヴィンド!」
「!!、猛吹雪が……………」
「この中じゃ私なんか見えやしないでしょ。いくらあんたが強くてもこれじゃ意味がないね!」
私は生まれつき目がいい。この猛吹雪の中でもよく見える。だから今は圧倒的に私が有利!
まずは周りにいる雑魚どもを切り刻んで戦闘不能にする。
「ぐわぁ!」
「ぐはぁぁ!!」
「おのれ!ぐわぁ!」
「っち、すばしっこいやつめ………………………」




