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三代勇者   作者: しゅーまい
死者蘇生秘伝書編

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43話 命をかけて………………

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ノエル!しっかりしなさい!!」

「ノエル!いったいどうしたっていうんだ!」


どういうことだ?ノエルに目立った傷はない。いやまて、痙攣……………………まさか毒か?毒を自分で飲んだ?じゃあ雷魚たちが言ってたあのお菓子は何に使うんだ?うーん………………………

「………………………エルザ………覚悟はできてるか?」

「………………………ええ、できてるわ。」

「「はああぁぁーーーー………………………」」

なんだ?エルザとディーターがノエルに手をかざしているぞ。そしてノエルの体から紫色の霧のようなものがでてきて、それを手で吸収している。

「う……………うう」

ノエルが気が付いた………………………いったいどうやったんだ?魔法で解毒できるのは魔法でかかった毒だけだ。つまり、毒草や毒液は魔法で解毒できない。

「お母さん………………………お父さん……………私………なんで生きてるの…?」

「ノエル…………すまない…………いままできつくしかったり………………いろいろひどいことをしてしまったな………………………けど…………勘違いしないでくれ………………………俺たちは……………ノエルを立派な子に育てたかったんだ。」

「お……………お父さん…?呼吸が荒いよ………大丈夫?」

「………………………わるいな…………もう、そんな長くは…生きられないから……ごはっ」

!?、ディーターが吐血した。……………………まさか………

「ノエル…………私たちを殺そうとしたのは………………血契牙団ブルートファングだよね?」

「!!!、なんでそれを………」

「だって、ノエルみたいないい子が人を殺すなんて考えるわけないじゃん?………………………あと…………………血契牙団ブルートファングと私たちは………………………色々あったからね………………」

「………………………」

ノエルは涙を流した……………

「ノエル……………ごめんね……………もっと優しくしてやれなくて…………」

「………………………お父さん…………お母さん…………」

「「ノエル……愛してる………………………」」

そういった瞬間、エルザとディーターの目が閉じた。

「!!!」

二人の魔力も段々と弱くなっていっている。

「お……お母さん?お父さん?いやだよ………死んじゃうなんて………」

!!!、そうか、やっとわかった。二人はノエルの毒を自分たちの体に移したんだ。………………………………………………………………………「命をかけて人々を守る」………………………聖魔軍の教訓を最後まで守れたな………………………エルザ………………………ディーター………………………

「うわあああぁあん!!いやだよ!お母さん!お父さん!!いかないでよ!体冷たくならないでよぉ!!」

「私も………………………すぐそっちに行く……………」

そういってノエルはリボルバーを自分の頭に向けた。

!!!!だめだ!

透明化魔法を解除してリボルバーを奪い取って水流斬撃で破壊した。

「!!、アオイさん?いつからそこに……………」

「ノエルが銃を撃った時から。」

「アオイさん…!二人を助けることはできないんですか…………」

「ごめん……無理だ。もう魔力が完全に消えてしまっている。」

「そんな………死者蘇生魔法は?」

「ない。ないから君たちは秘伝書を探しているんだろう?」

「………………………………………………秘伝書で二人を…………」

「できるぞ。噂によれば死者蘇生秘伝書は三回使える。」

「え!それってつまり………………」

「ああ、二人とカムサを蘇生できる。」

「よかった…………」

「見つけたらな。」

「アオイさん………………………寂しくないんですか?」

「寂しくないよ。だって君たちが死者蘇生秘伝書を見つけてくれるんだろ?」

「!!!」

ノエルは はっ、としたような表情で固まった。

「そう……………ですね。アオイさんは私たちを信じてくれるんですか?」

「ああ、もちろん」

「ありがとう………………………」

「本当に偉いよ。君の両親は…………あのね、聖魔軍の教訓って知ってる?」

「はい、『命をかけて人々を守る』でしたよね?」

「そう、君の両親はその教訓を最後まで守ったんだからね。本当に偉い人たちだよ………………………」

「………………………………………………私、二人、私の毒を自分たちの体に移したんですよね?自分のせいで両親が死んでしまったので………………………自殺しようと思いましたが………あなたのおかげで希望が持てました。」

「ああ、よかった。」

「なんだか私も寂しくなくなってきました。二人が私を見守っている感じがする………………………」

「きっとそうだ。………………………あ、そういえばあのお菓子何に使ったの?」

「え、えーっとー。雷魚たちに手紙と一緒ににプレゼントしました。」

ノエルの顔が真っ赤になった。たぶん手紙の内容が切なかったのだろう。「あんだけ泣かせといて生きてるんかーい!」って思われてるって思ってるのかな(?)

「みんなにはやく説明しなきゃ。」

「そうだな。俺がみんなに送るよ。メッセージ」

「はい」


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


ピコン!

なんだよ、こんな時にメッセージなんて送ってくる奴は。

送り人を確認すると………………………

「え?大師匠!?」

「「「え?」」」

メッセージを全員すべて読み終えた。

「「「ふうぅぅぅーーー」」」

全員が床に崩れ落ちた。

「なんだ!よかった!」

「よかったよ……ほんとに」

「心配かけさせるやつむし!」

「………………………よかった…………」

「うわわわぁぁぁぁぁぁ!!!よがっだー!!!」

「また………………………みんなで食べれるね…………お菓子……」

「「「うん!」」」

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