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三代勇者   作者: しゅーまい
死者蘇生秘伝書編

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42話 ノエルの決意

次の日、俺たちはノエルを探していたのだが、どこに行っても姿がない。みんなで手分けして探したが、まったく見つけることができなかった。

「うーん、まさかノエちゃんもう町から出て行っちゃった?」

「たしかに、もうこれ以上準備するものはないはず…つまり、両親を殺しに行った?」

「そういえば大師匠ちゃんとノエルの両親に伝えたかな?」

「どうせ道に迷ってるんだろーな」

「「「うん」」」


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「はぁっくしゅん!」

風邪でも引いたのかな?

いやあ、それにしても全然本部にたどり着けないよー!いったいどうしたらいいってんだ。

「おぉい!おまえ!」

後ろから声がした。

「ん?………………………」

「おっら!」

斧を振り下ろしてきた。その瞬間察した。

こいつ、冒険者狩りだな。面倒なんだよなこいつら、

冒険者狩りは、元は冒険者だったけど金がなくなって冒険どころじゃなくなったやつたちのこと。道行く冒険者を襲い、金品や防具を奪う。性格の悪い奴らだ。

ってかこいつ弱いな。もうわかる。だって遅いし、

ドオン!

振り下ろされた斧が大地を震わす。

「!!、きえた!?」

ふふ、戸惑ってる。俺は後ろにいるのになー、まあ、冒険者狩りは魔力探知が下手くそだからな。で、一応冒険者狩りは本部から始末しておくよう言われてるし。さっさと捕まえて牢獄いきだな。

「水流斬撃 捕縛水術ほばくすいじゅつ!」

冒険者狩りの体に二つの水でできたフラフープのようなものがきつく縛りついた。

「ぐわ!」

「く!くそ!きさま!離せ!」

「無理だわ!お前は牢獄行きな。」

「はぁ!?無理に決まってんだろ!離せ!」

あ、そうだ、こいつをうまく利用しよう。一回脅してみよ。

水の剣を出現させて冒険者狩りの首に近づける。

「ま、お前は死ぬべきだからな。今すぐ殺してやるよ。」

「や、やめてくれ!それだけは!」

「おまえ、聖魔軍の本部知ってるか?」

「ああ、知ってるさ。」

「じゃあ、どこにあるか教えてくんない?そしたら殺さないであげるよ」

「わかった。案内する!だから殺さないでくれ!」

これでよし、と


そして冒険者狩りとともに本部についた。

「え、えーっと、はやくほどいてくれませんかね?」

「え?」

「本部に案内したんだからいいですよね?」

「え?殺さないって言っただけだよ?」

「は?」

「さすがに逃がさないよ。だって冒険者殺してるんでしょ?その服のシミ、血だよね?」

「う…………………違うっすよ!」

「いやうそだろ」

「いやだぁ!!!」


ガシャーン。

冒険者狩りを本部にある牢屋にぶち込んで、7軍王セブンアルメーニの部屋に向かった。

コンコン。

「おーい、いるか?」

………………………………………………………………………………………………いない?

「お、アオイか?」

「あ!『ハリン』様!お久しぶりです。」

「どうした?エルザとディーターに何か用か?」

「いや、えーっとー」

「まあ、いい、二人はもう家に帰ったぞ。」

「え!まじかよ」

「行くのか?」

「はい、ちょっと急いでまして。」

「そうか、じゃあ、またな」

「はい!」

せっかく本部まで来たのに………………………

二人の家に走って向かいながら思う。


そして………………………

はあ、はあ、ついた!

コンコン

「エルザ?ディーター?」



あれ、帰ったんじゃなかったの?

そのとき、

バァン!!

銃声が響き渡った。

「!!!!、まさか………………」

ドアノブを引くと………………

「!!、開いてる……………」

アオイは透明化魔法で身を隠し、忍び足でリビングに向かった。

すると………………………

「はあ…………はぁ…………」

リボルバーの銃口から煙が立っている。ノエルは手をぶるぶる震わせて、冷や汗だらけだ。銃口の先は……………やっぱりエルザとディーターだ。けど……………無傷だ。よけたのか、よかった。

「………………………く!」

バァン!バァン!バァン!バァン!

立て続けに撃つ。だが、二人はそれを軽やかによける。

「………………………げほっ!」

そのとき、ノエルは吐血した。

「「「!!!」」」

どういうことだ……………?

ノエルは痙攣し、膝をついた。

「う…………げほ!」

さらに吐血。

「「ノ…………ノエル?」」

両親はノエルに近寄った。

「「ノエル………?ノエル!!」」


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「「「え?」」」

宿のノエルの部屋に入って全員が絶句した。

棚の上にお菓子と手紙のようなものが置かれていたからだ。そのお菓子はノエルが昨日買ったものだ。そして手紙の内容はこうだ。


「雷魚、小魚、ムッシー、宝魚、晴魚ちゃん、いきなりごめんね。私、両親を殺すことになったの。もう決意した。けどそれじゃ申し訳ないじゃん?だから迷ったんだけど、死を選ぶことにした。話変わるけど、そのお菓子、覚えてる?六人で初めて食べたお菓子、私あの時たべたこの味が忘れられないんだ。きっとみんなと食べたからだね。最後にもう一度みんなで食べたいから買ったんだけどやっぱり食べる気にならなくてさ、みんなで食べてよ。死んでも私、絶対食べに行くからさ。寂しくはないよ。だって死んでもみんなについていくからね。絶対、約束。じゃあ、また会おうね…………」


「「「………………………………………………………………………」」」

「いったい……………どういうことむし…………このお菓子、どっかで見覚えがあると思ったら……親を毒殺するんじゃ………しかも自殺って………」

みんな涙目だった。

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