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三代勇者   作者: しゅーまい
魔法学校編

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33/135

33話 死者蘇生方法

今日、3月18日は晴魚の誕生日です!ってことで、ちょっと長めに書いてます。

「む?カムサはどこじゃ?」

保健室に行こうとすると、やっとグランツ校長が気づいた。

「………………………………………………………………………あ、明るくいくむし。死んじゃったむし!!!」

「え?………………………」

どんなテンションだよ、明るくいくとこではないだろ。

「カムサが………………………死んでしまったのか………………?また?ゼーベルの手によってまた、生徒が殺されてしまったのか?………………………」

「亡くなった後も、ゼーベルの攻撃で残りませんでした。残ったのは血だけです。」

「「「………………………………………………」」」

しばらく沈黙が続く。

「埋葬……………………できるか?」

「「「はい」」」

「傷の治療よりもカムサの埋葬が先です。」

「うむ。わかった。では、先生と、生徒を呼ぼう。」

そして、埋葬が終わった。

そしたらいち早くリーザ先生がこっちにきて傷の治療をしてくれた。全員、一日は安静にしてほしいとのこと。そのあと、眠りについた。疲れているためか、十秒もしないで意識が落ちた………………………………………………


「雷魚………………………?きこえますか?」

この声は………………たしか、聖と悪をつかさどる神とかいってたやつの声だ。

「そう、その通りです。またお会いできてうれしいです。」

またか、今度は何の用だ?

「あなたに、いろいろ話したいことがあるのです。」

話したいこと?

「そうです。まず、あなたはカムサが生き返るのならば、どんな過酷な道があっても、蘇生させたいですか?」

させたいにきまってる。でも、むりだろ?死者蘇生の魔法なんて聞いたことないぞ?

「道はあります。たった一つだけ。それは、治癒秘伝書の、死者蘇生方法という。魔導書に書いてあります。死者蘇生方法の秘伝書はほとんど誰も知りません。知っている人はほんのわずか。秘伝書自体はそんなに激レア!ってほどではありませんが、入手にはそこそこ難易度があります。ですが、治癒秘伝書はめったにない、まさに、『伝説の秘伝書』です。その中でも特に、死者蘇生方法が載っている秘伝書は見つけただけで、一生の運を使い果たしたといっても過言ではないほどレアです。きっと、それを探すとなると、かなり長い旅を続け、恐ろしい魔物などにも立ち向かわなければいけません。それでもあなたはカムサを生き返らせようと思いますか?」

………………………あったりまえよ!やるにきまってるっしょ!!!

「ふふふふ。さすが、勇敢ですね。いいでしょう。リーザ先生に今話した秘伝書のことを話せば、ヒントをもらえるでしょう。ただ、私のことは誰にも話さないでください。なぜ知っているのか、リーザ先生は不思議に思うでしょう。ですが、適当な理由をつけてごまかしてください。」

え?う、うん。わかった。

「では、また会いましょう………………………」



目覚めるとそこは、いつも通りの合宿所の自分の部屋だった。

「あ、兄ちゃん、やっと目覚めた?おはよう」

「おはようむし」

「おはよう」

そうして、準備して、魔法学校に向かった。学校朝礼で、学校七不思議を俺たちがすべて解決したと、報告された。歓声を浴びた俺たちは気持ちよく朝を迎えることができた。その後………………………


うーん。どうしようかなー。死者蘇生秘伝書のことをみんなに話したいんだけど………………………どうやって話そうかな、たしか、神のことは言っちゃいけないんだっけ?うーん。


「あのさ、ちょっと付き合ってほしいんだけど、いいかな?」

「「「いいよ」」」

「どこまで?」

「どこまでというか、校長室にみんなで一緒に行きたいんだけどいい?」

「「「おっけー」」」

全員からおっけーをもらった。あ、そうそう。宝魚は寝て闇落ちが解けたみたい。




コンコンコン

「「「失礼します」」」

校長室にはいる。

「おお、雷魚たちか、何か用か?」

グランツ校長と、リーザ先生もいる!これは好都合だ。

「あの………………カムサを生き返らせる方法ってあるんですか?」

「………………………………………………ないわ。」

リーザ先生は一瞬戸惑ったがすぐにないと言い張った。怪しいな…………ちょっと問い詰めてみるか。

「なんかないんですか?今すぐできなくてもいいんで。」

「………………………………………………ないわ、どんな方法を使っても死者を蘇生なんてできっこない。」

またもや戸惑っている。これは確信した。絶対に知っているだろう。でも、なぜだ?なんでそんなに隠すんだ?

「たしか……………師匠が秘伝書にはものすごい治癒魔法があるって言ってたような………………………」

攻めてみた。

「!!………………………………………………はぁ…………もういいわ。あるよ。死者蘇生秘伝書。」

「「「え!?あるんですか!?」」」

ふっ、ほらね。(神のおかげなんだけどね)

「その師匠、よくそんなこと知ってるわね。」

「む?リーザよ、しらんのか?雷魚と小魚の師匠は5軍王ファイブアルメーニだぞ?」

「え!?そうなの!?すごい………………」

「兄ちゃん、師匠そんな話してたっけ?」

「えーっと……………俺だけに話してくれたんだ。」

「ふーん」

「あの、その秘伝書のことを詳しく教えてくれませんか?」

「………………いいわ。まず、私が初めに知ったのは、13歳のころ、お母さんが教えてくれたの………………………………………………」


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「リーザ、しってる?この世界のどこかに、死者を蘇生できる伝説の秘伝書があるんだって。」

「死者を蘇生!?そんな秘伝書があるの?」

「うん。けど、その秘伝書を見つけた人はまだ、誰もいないらしいよ。この見つけにくさから、世界にたった一つしかないって言われてるんだって。」

「へぇー。私もいつか見つけることができるかな!?」

「ふふふふふふふふ。もし、見つけることができたら誰を蘇生するの?」

「一回しか使えないんでしょ?うーん、うーん、どうしよっかな………………」

「ふふふふふふふ、まあ、見つけた時に考えたらいいんじゃない?」

「そうだね!絶対見つけてやる!」


それから、五年後………………………私は、今日も秘伝書について知っている人を探している。特にこの日は収穫が大きかった。

世界の中心にあるエルケーニ王国の王に聞いてみたところ………………………


「死者を蘇生できる秘伝書?しっているぞ。」

「ほんとですか!?知っていることを教えてくれませんか?」

「いいじゃろう。死者を蘇生できる秘伝書、それは、大昔、ゲッテルデンメルングという集団が書いたと思われるものじゃ。ゲッテルデンメルングの中に、とんでもない治癒魔法をいくつも持っているとされている、人間がいた。名前は不明じゃ。その人は、死者を蘇生できる魔法を持っていたとされている。

その人物の寿命が尽きようとするとき、死者蘇生方法を後の世代につなげようと、秘伝書として書いたそうじゃ。だが、死者蘇生、つまり、人間だけじゃなく魔物も蘇生できるため、悪用されると大変じゃ。じゃから、秘伝書に選ばれし者が善の心を持った者と信じ、絶対に誰にもばれないような場所に隠したとされている。それがどこか、一つだけヒントがある。それは、その人物が亡くなる直前に書いたとされている。そして、その人物がなくなった場所はここ、エルケーニ王国じゃ。この意味が分かるか?」

「………………………………………………つまり……………この付近に隠されている可能性が高い?」

「そういうことじゃ。絶対にってわけじゃないがな。」

「いえ!参考になりました!ありがとうございます!」


そのあと私は、エルケーニ王国付近をずっと、ずっと探し続けた。けど、ある日、わたしは洞窟で、巨大な魔物に出会った。足を負傷くらいで済んだけど、もう、冒険はしないほうがいいって言われた。だから、こうしていまは魔法学校の保健室の先生としてやっていっているわけ。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「「「へぇー」」」

「私が知っているのはこれくらい。」

「で、なんで隠そうとしているんですか?」

「えーっと………………………だって、私が見つけたかったからさ………………でもなんか、子供に隠し事をしてくだらないっておもってね。」

くだらないって思ってくれてよかったわ。

「ちょっと、時間をください。」

そして俺たちは少々話し合った。

「あの……………………その、俺たちで、死者蘇生秘伝書を見つける旅に出るってのはどうですか?」

「「え!?」」

「………………………………………………過酷な旅になるぞ、それに、しばらく魔法学校に戻ることはできない。それでもいいのか?」

「「「はい!」」」

「わかった。親がいいっていうならいいだろう。」

グランツ校長は電話を貸してくれた。

結果、全員OKだった。

「うむ………………………………………………本当にいいのか?生きて帰れるかもわからないのだぞ?」

「「「………………………はい!」」」

「うむ!いいじゃろう。では、好きなタイミングでわしに声を掛け、旅に出るがいい!!わしは応援しているぞ!!!」

「私の分も背負って、見つけてきてね!」

本当に………………………旅立つことができるんだな………………………不安とワクワクがこみ上げてくる。


それからしばらくして………………………


俺たちは、服、杖をそれぞれ購入し、荷物も準備した。


準備万端だ。


「ついに………………………旅立ってしまうんじゃな。竜魚、中魚。」

「「「え?」」」

向こうで、挨拶をしている、二人とグランツ校長をみてきょとんとする。まさか………………………二人も旅立つのか………………………

「「じゃあ、行ってきます!!」」

「「「いってらっしゃーーーーい!!!!!!!!!!!」」」

全校生徒と先生たちに見送られて二人は学校を離れていった。

「あ………………………あの………………………」

「ああ、あの二人か、実は、あの二人も旅に出たいと言っていてな、君たちのヒントになることを探したいといって旅に出たのじゃ。」

「「「まじか………………………」」」

すごいな………………………

「あの二人はかなり優等生じゃから、親に許可を取って、行かせたのじゃ。」

「じゃあ、俺たちもそろそろ行きますね。」

「ああ、絶対無事に戻るんじゃぞ。」

「「「はい!!いってきます!!!!!」」」

「「「いってらっしゃーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!」」」

全校生徒、先生たちに見送られて、学校を抜け、街を抜け、草原に出た。

「僕たちの旅………………………ついに始まるんだね………………」

「不安なのか?小魚。俺はワクワクが止まらないけどな。」

「宝魚君の言う通り!ワクワクするよ!」

「そうむし!ワクワク以外の気持ちが浮かんでこないむし!」

「不安だけど……………楽しみだな………………………」

みんなやる気だな、ちなみに俺がリーダーってことになってる。俺がしっかりしないとな!

「よし!いこう!みんな!」

「「「うん!」」」


そうして、俺たちの旅が始まった……………………

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