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三代勇者   作者: しゅーまい
禁忌死域攻略編

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128話 伝説の不死鳥 レーゲル


「まじ……か…」


思わず声が漏れる。

なぜなら、ワープの先は草原だったのだから。

だが、草原と言うにも違う気がする。

太陽がなく、薄暗い感じなのだ。

俺達はそろって空をみた。


「「「!?」」」


空は岩だった。


「ど、どういうことむし!?」


俺にも分からない。

未知の世界にでも迷い込んでしまったのだろうか?


「ようやく」


「「「なんだ!?」」」


女性の声が響いた。


「ようやくここまできましたか。」


すると、目の前が光り輝き、巨大な鳥が現れた。


「初めまして。私は伝説の不死鳥と呼ばれるレーゲルです。」


「レーゲル……本物だ…」


ノエルが言う。

俺はレーゲルに言った。


「あ、あの!俺達、レーゲルに協力を求めに……!」


「知っていますよ。」


「え?」


「実は、あなた達がツビンダー大陸にきたときからずっとあなた達を監視していました。」


「マジかよ!?」


「えぇ、ですので、話は大体理解しています。ですが………私は私に勝った者にしか協力しません。」


「それってつまり……貴方と戦って勝てってことですか?」


晴魚が恐る恐るきく。


「ええ。」


「「「………………………」」」


「今すぐにとは言いません。準備を調えてからくるといいでしょう。これを渡します。」


レーゲルは俺に光り輝く円盤のようなものを渡してきた。


「洞窟の前でこれを地面に置けばここに繋がる魔法陣が発生します。」


「ありがとうございます……」


「ちなみにここで使えば洞窟の入り口までもどれます。」


「では、準備を調えてからきますね。」


「えぇ、待ってます。」


そうして俺は円盤を地面に起き、発生した魔法陣に入った。

ワープ先は言われたとおり、洞窟の入り口だった。


「どうする?レーゲルと戦うなんて……………」


小魚が呟くが、宝魚が言う。


「けど、やるしかない。」


「「「うん………」」」


「よし、今日は休むぞ!明日、万全の状態でいくぞ!」


俺がいう。


「うん!頼りにしてるよ!リーダー!」


ノエルが言う。


ということで俺達はツビンダー王国に戻った。

宿のロビーの机で作戦会議。


「まず、弱点だよ。レーゲルの弱体は何だと思う?」


晴魚がきく。


「鳥だから炎が弱点だと思うむし!」


「確かに…………いやまて、鳥系の魔獣はよく風属性の魔法をつかってくるぞ。風属性の魔獣が炎属性が弱点だとは思えない。」


「「「うーん…………」」」


「ま、そのときはそのときだ。作戦がない方がうまく立ち回れたりするもんだ。」


と言う俺に小魚が言う。


「ふふっ、兄ちゃんらしっ!」


「とにかく、大事な戦いだ。明日に備えて今日はゆっくり休もう。」


「「「うん!」」」


ということで、俺達はそれぞれの部屋に入った。


―――・・・―――


次の日………


「きましたか。」


「はい、お願いします。」


「いいですか?私は本気でいきます。あなた達も本気がかかってきてください。私は回復魔法を持っているのでどっちかが戦闘不能になっても問題ありません。」


「了解です。」


「では…………始めましょうか。」


「「「…………………………」」」


バサッ!!

レーゲルは翼を大きく広げる。

俺達は防御姿勢に入った。


グオオオオオオオオオオオオオオオ………………!!!!!!!


「「「くう!!」」」


なんて風圧……………ベーゼトゥーテン・竜にも負けないだろ……これ……

ようやくおさまったかと思えば、そこにレーゲルの姿はなかった。


「どこだ……!?」


あたりを見回す。

すると、巨大な影が見えた。


「上か!?」


ドバアアアアアアアアン!!!!!!


「かはっ……」


気づけば倒れていた。

体中が痛い…………吹っ飛ばされたのか………速い………


「シュヴァハ!」


「おっと………」


弱体化が効いた!


「リインフォース オール!!」


「エーデルシュタイン ゼーリエ!!」


強化された宝魚のエーデルシュタインはいくつかレーゲルにあたったが、レーゲルはびくともしない。


「なん…だと…」


宝魚が呆然としているとレーゲルは急降下してきた。

グシャ!!グシャ!!


「うあぁ!」


「きゃぁ!!」


宝魚とノエルが引っ搔かれた。

くそっ……………激しい動きが主な戦闘スタイルの2人を的確に………

そうだ。

雷杖で、急降下してきたところを狙う!


「「「………………………」」」


きた!


「はあぁ!!!」


バシッ!!!


「噓だろ…?」


全く動じてない……………


「アンフェルフラム エペ!!」


「うっ…!」


「「「!!!」」」


炎が効く!

そうか!まず最初に風を発生させることで風属性だと思い込ませるっていう戦法だ。

さすがだ。

バトルIQが高い。


「なら………!剣舞・炎 投擲とうてき!」


宝魚が剣を燃やして上空にいるレーゲルにぶん投げた。

レーゲルはかわしたが、燃え盛る炎がレーゲルの毛を燃やす。


「く……リヒトラオン」


レーゲルが唱えると、物凄い速さで光りの球体が飛んできた。

倒れていた俺はどうすることもできず、球体に直撃。


「ぐあああぁぁ!!!!」


痛すぎる…………くそ…


「アンフェルフラム エペ!」


「剣舞・炎 投擲!!!」


「!!!」


レーゲルはこの量の攻撃を回避しきれず、ふらついた。

ここだ!

俺は昨日、念のため買っておいた炎の魔法が閉じ込められた瓶をレーゲルにむかって思いっきり投げた。


「くうっ!!」


体が燃えて苦しがるレーゲル。

すると、レーゲルは翼を広げて思いっきり羽ばたいた。

グゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!


「「「うあああぁぁ!!!」」」


「「キャアアアアアアア!!!!!」」


俺達はレーゲルよって巻き起こされた風に吹っ飛ばされた。

ようやくおさまり、慌てて視線を上げる。

そこには余裕の表情のレーゲルがいた。


「むし!?僕が与えた傷がなくなってるむし!?」


「すみません。回復魔法を使いました。」


「凍結は回復魔法でも治らない!剣舞・氷 滅氷冷!!」


ノエルがレーゲルに剣を振り下ろす。


「硬い…!!」


だが、レーゲルの左翼を凍らせることができた。


「フランメ」


「「「!?」」」


翼を燃やして……………氷を溶かした……


「強い………………」


全くだ。


「ベーゼトゥーテン タカ!!」


鷹の形をしたベーゼトゥーテンがレーゲルに飛んでいく。

鷹は飛び回り、レーゲルを翻弄しているが……………


「イヒエクス」


バアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!

レーゲルは自分の周りを大爆発させ、鷹を消した。


「や、やろう!小魚!!」


「うん!」


「「ベーゼトゥーテン・竜!!!」」


ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

俺達は吹っ飛ばされる。

すごい風圧……………これは完全体じゃないか?

晴魚と小魚は前回の反省を生かして自分から吹っ飛ばされた。

ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!

物凄い音がしたが……………


「「はぁ!?!?」」


小魚と晴魚が同時に叫ぶ。


「マジかよ…………」


「ヤバすぎる………」


「チートすぎるむし……」


まさかと思い、顔をあげる。


「!!!!!」


無傷だった。

レーゲルは高くとびあがり、急降下した。

そのまま地面に衝突。

ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!


「「「!?」」」


地面が大きく揺れ、バランスを崩す。

そこへレーゲルが俺達に体当たりをくらわしてきた。


「「「うあああああああ!!!!!!!!!」」」


だめだ……………強すぎる……………次元が………………………違う…… 


いや…………ここで諦めるわけには………的はでかい。

ちょっとずれてもそこそこのダメージは入るはず……!!


「雷速!!!」


バアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!

当たった!!!

さすがに雷速をくらって無傷ではすむはず…………ない?


「は!?」


レーゲルは清々しい顔をしていた。


「残念ですね。ですが、最後まであきらめなかったのは素晴らしいと思います。ですが、まだまだ修行が足りません。もっと強くなってからまた挑みにきてください。では。」


そう言ってレーゲルは魔法陣を展開させた。


「う…」


気づけば洞窟の目の前にいた。

回復魔法をかけてくれたのか、傷は治っている。

レーゲル……強かった……強すぎる…………もっと修行を積まなければ……

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